■大会名:全日本ロードレース選手権 第7戦
■開催日:2019年10月5日(土)・2019年10月6日(日)
■開催場所:大分県 オートポリスサーキット

■ライダー/レース結果
全日本 J-GP2クラス
#14 阿部恵斗 決勝ヒート1:5位 決勝ヒート2:6位 総合結果:6位

レースレポート

岡山国際サーキットで開催された「全日本ロードレース選手権 第7戦」に阿部恵斗選手が参戦!次は最終戦なので、チーム全体がいつも以上に気合が入った一戦でした。今回は決勝が2ヒート制で、2回決勝レースが行われました。

予選はドライコンディションでした。前日練習よりライディングフォーム改善に取り組んだ結果、とても良い感触だったため目標タイムを53秒台としていましたが、ベストタイムは1分54秒425で9位でした。

決勝ヒート1では好スタートを決め順調に順位をあげていきました。ベストタイム1分53秒7で、目標とする53秒台をクリアし順位アップを期待されましたが、赤旗中断となり、レース1終了となりました。
決勝ヒート2はスタートを失敗してしまい、終始4番手争いとなりました。ベストタイムは1分53秒2となり、ヒート1より白熱した展開となりましたが、新しいライティングフォームに順応しきれなかったせいか、接戦でコースアウトしてしまい、結果6位ゴールとなりました。しかし、新しいライディングフォームへの切替・明確なタイムアップに繋げられた結果は、阿部恵斗選手のスキルアップを物語っています。

次回参戦は10月12日(土)に茨城県の筑波サーキットで行われる「筑波ロードレース選手権 第4戦」に阿部真生騎選手が参戦いたします!
応援をよろしくお願いします!

阿部恵斗

■全日本ロードレース選手権 第7戦 全日本 J-GP2クラス

決勝ヒート1:5位 決勝ヒート2:6位 総合結果:6位 Best Time:1'53.220

阿部恵斗選手コメント

前日練習では自己ベストを1秒以上あげることが出来ましたが、ポジションはあげることが出来ませんでした。

予選はドライコンディションでした。
前半から自己ベストを更新できましたが目標のタイム1分53秒台に入れることが出来ませんでした。タイムは1分54秒425で9番手でした。
朝のフリー走行はハーフウエットコンディションでした。このウィーク1回もウエットコンディションを走ったことがなかったので、レースの前に走れて良かったとは思います。

レース1はドライコンディションでした。スタートは決まりポジションを3つあげることが出来ました。ですが、前のバイクについて行くのが精一杯でした。バトルをしてしまい前のバイクに少し離されてしまいました。
追いつこうと思いペースを上げましたが、なかなか距離が縮まりませんでした。その後転倒したバイクが出て赤旗中断でした。

レース2は5番手スタートでした。スタートは上手くいかずポジションを6番手まで下げてしまいました。その後1台パスし、もう1台パスしようとしたところオーバースピードでコースアウトしてしまいました。結果は6番手でした。タイムは1分53秒2でした。

今回目標のタイムが出ましたが、自分的には1分52秒台と表彰台を狙っていたのでとても悔しいです。最終戦はしっかり目標のタイムとポジションをクリアできるようにします。

最後にチームの皆様、スポンサーの皆様、応援してくださった皆様本当にありがとうございました。

阿部光雄監督コメント

10月4日(金) 特別スポーツ走行
午前1回目の走行では、事前テストからのタイムを超えることができず暗雲が立ち込めました。
原因は、バイクの倒し込みが足りず、向きが変わりにくいと言うのが以前から感じていたのですが、同じ事が野左根ライダーからの指摘もあり、ライディングフォームの改善と意識改革が必要との結論に達しました。
上半身が内に入り過ぎ、本人は、バイクは寝ていると思っているのですが、実際には深いバンク角には至らず向きが変わりにくいため、午後からの走行は、腰、もしくはお尻を落とすイメージをしっかり持って走ることを提案しました。
特に高速コーナーにおいて悪いフォームになるため、最終コーナーの1個手前のスタンドで見ていると、かなり改善され腰がしっかり落ち、リアタイヤにトラクションが掛かりやすいフォームに変わっていました。
考えていた以上にタイムが伸び、午前より1,5秒以上のタイムアップになりました。まだ慣れない中でのこれだけのタイムアップは、走り込みにより、トップライダーの仲間入りが近いと感じました。
すぐフォームを変えることができるライダーのポテンシャルを確認でき、将来の伸びに期待です。
午前のベストタイム1分56秒200
午後のベストタイム1分54秒608

10月5日(土) 予選 11:25~
昨日午後履いたタイヤでスタートし、予選開始4周目には昨日のタイムを上回り53秒台を期待しましたがその後タイムは伸びず、ニュータイヤの用意はできていたのですが、
タイヤの本数が限られており、次回の鈴鹿MFJGPを考えると予選での投入は難しく、そのままのタイヤで通し4周目のタイムがベストでした。ライディングフォームは向上しているのですがやはり簡単には行かず、まだまだ慣れが必要のようです。
予選ベストタイム1分54秒425の9位となりました。

10月6日(日) 決勝日
朝フリー走行  8:30~
朝方の雨によりハーフウエットでの走行になりました。レインタイヤでタイムは2分3秒966、8番手

決勝
9番グリッドからでしたが、スタート良く1周目は6番手で帰ってきました。途中7番手ほどに下がりましたが、1分53秒7迄タイムアップし追い上げ可能と思われました。しかし7周目に他車の転倒による赤旗中断で再スタートとなりました。
ヒート2は6周回のレースとなり、ヒート1終了時は5番手だったので、5番グリッドからのスタートになりました。今回はスタート悪く6番手で1周目を終了、3台での4位争いになりました。
タイムをグイグイ上げ、ベストタイム1分53秒2を記録しながら5位に順位を上げ、ラストラップの第2ヘアピンからダウンヒルで4位に上がろうと前車を抜くべく接近、オーバースピードでコースアウト。転倒は免れましたが、6位に下がりゴールでした。ベストタイム1分53秒22の6位となりました。
結果は6位に終わりましたが、今回ライディングフォームの改造が功を奏し、深いバンク角が取れるようになり、バイクの向きが変わりやすくなりタイムアップにつながったようです。

伸び悩みを心配していたのですが、これで感じを掴み伸びていってくれるものと思います。
次の鈴鹿MFJGPでシーズンは終了しますが、鈴鹿から来シーズンに向けて今回の成長は大いに期待が持てます。
今後とも応援をよろしくお願いいたします。

photo by Komai Toshiyuki,Ishizaki Nobuki

情報提供元 [ Webike Motosport ]

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