
2019 FIM※1ロードレース世界選手権権シリーズ 第15戦タイGP(10月6日決勝)において、株式会社ホンダ・レーシングの契約ライダーで、レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)のマルク・マルケスが優勝。4年連続6回目のシリーズチャンピオンに輝いた。
マルケスはHondaのワークスマシン「RC213V」を駆り、今シーズンの開幕戦で2位獲得、第2戦で優勝し4連覇に向け順調なスタートを切った。第3戦アメリカズGPでは表彰台を逃したものの、その後は優勝8回、2位4回とすべてのレースで表彰台に登壇する安定した戦績でポイントを獲得。全19戦で争われるMotoGPクラスにおいて、残り4戦を残しシリーズチャンピオン獲得を決定した。
マルケスは、2013年にHondaワークスチームのレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスにRC213Vで参戦し、史上最年少でチャンピオンに。翌2014年には開幕10連勝を含む、年間13勝を挙げ2年連続でチャンピオンを獲得。2015年はタイトルを逃したものの、2016年から4年連続でチャンピオンとなっている。なお、マルケスのMotoGPクラス通算成績※2は、ポールポジション獲得61回(史上1位)、通算53勝(史上4位)としている。
※1 FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 第15戦タイGP終了時点
目次
マルク・マルケスのコメント
今年もHondaとともに世界チャンピオンになることができて光栄です。2019年は自分にとって、最も一定したパフォーマンスが出せた一年です。必要な時に踏ん張ってこのレベルで戦えたのは、Honda、そしてチームの素晴らしい仕事のおかげです。世界選手権参戦60周年を迎えたHondaのためにMotoGPタイトルを獲得できたことを誇りに思います。関係者の皆様、そして今シーズンもずっと支えてくれたファンに感謝しています。
株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 野村欣滋のコメント
Hondaにとって世界選手権参戦60周年の節目にあたる年に、MotoGPのチャンピオンを4年連続で獲得してくれた、マルケス選手の栄誉を称えたいと思います。ファンの期待に応える果敢なライディング、それを支える不断のトレーニング、彼のレースに取組む姿勢、全てに心から敬意を表します。チャンピオン獲得にあたって、最大限の努力をしてくれたチームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くのスポンサーと、世界中のMotoGPファンに感謝いたします。
マルク・マルケス チャンピオンロゴ
マルク・マルケスのプロフィール
生年月日
1993年2月17日
出身地
スペイン
戦績
2008 ロードレース世界選手権デビュー、ロードレース世界選手権 125ccクラス 13位
2009 ロードレース世界選手権 125ccクラス 8位
2010 ロードレース世界選手権 125ccクラス チャンピオン
2011 ロードレース世界選手権 Moto2クラス 2位
2012 ロードレース世界選手権 Moto2クラス チャンピオン
2013 ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
2014 ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
2015 ロードレース世界選手権 MotoGPクラス 3位
2016 ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
2017 ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
2018 ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
2019 ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
Honda RC213Vの概要
全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm) | 2,052×645×1,110 |
---|---|
ホイールベース(mm) | 1,435 |
最低地上高(mm) | 115 |
乾燥重量(kg) | FIM競技規則に準ずる |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブV4 |
総排気量(cc) | 1,000 |
最高出力 | 180kW以上 |
フレーム形式 | アルミツインチューブ |
フロントタイヤ(インチ) | 17 |
リアタイヤ(インチ) | 17 |
懸架方式(前) | テレスコピック式 |
懸架方式(後) | プロリンク |
燃料タンク容量(L) | 22 |
情報提供元 [ Honda ]
この記事にいいねする