
▲Multistrada 1260 Pikes Peak
記念すべき10万台目のムルティストラーダは1260パイクス・ピーク
ドゥカティでは、最初のムルティストラーダが工場をラインオフしてから16年が経過した今年、ムルティストラーダ・ファミリーの総生産台数が10万台に達した。
10万台目のムルティストラーダは、ドイツのドゥカティスタ、デイブ・ハヤードがデュッセルドルフ・ディーラーでオーダーした1260パイクス・ピーク。このモーターサイクルには、トップブリッジに記念のレーザー刻印が施され、納車式ではドゥカティ最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリが直接モーターサイクルを引き渡すというサプライズが演出された。
▲Claudio Domenicali (CEO Ducati) handing over the 100,000th Multistrada to Dave Hayward
以下プレスリリースより
ドゥカティのマルチパーパス・モデルであるムルティストラーダには、常に最先端のテクノロジーが搭載されてきました。2010年、ムルティストラーダは、モーターサイクルの特性を劇的に変化させることができるライディング・モードを搭載した最初のモデルとなり、「4台のバイクを1台に」というキャッチフレーズが広告キャンペーンに採用されました。
2014年に導入されたD|Airバージョンでは、モーターサイクルのセンサーが検知した情報を使用して、専用のエアバッグ・ジャケットを作動させるシステムを業界で初めて導入しました。2015年には、テスタストレッタDVT(デスモドロミック・バルブ・タイミング)と呼ばれる、可変バルブ・タイミング・エンジンを搭載した最初のモーターサイクルを発表しました。
テクノロジーが進化するにつれて、信頼性も高まっています。最新モデルには、より長期間にわたり、さらに厳しい開発テストが実施されました。生産プロセスを改善し、より最適な材料を選択し、シミュレーションの精度を高めたことで、ムルティストラーダ1260と950は、かつてないレベルの信頼性を実現しています。最新モデルのムルティストラーダ・ファミリーに搭載される全エンジンのバルブ・クリアランス点検は、初代モデルの3倍にまで延長され、30,000km毎に設定されています。
現在、ムルティストラーダ・ファミリーは、950cc(113ps)モデルに2つ、1260cc(158ps)モデルに5つの合計7つのバージョンが用意され、非常に充実したラインナップを誇っています。
▲Multistrada Family over the years
2019年に発表された新型ムルティストラーダ950(“S”バージョンも新たに設定)は、ムルティストラーダのパフォーマンスをより身近な存在にする一方で、19インチのフロントホイールを採用したことにより多用途性も向上しています。
初代ムルティストラーダが体現したマルチパーパス・スポーツバイクというコンセプトを新たに解釈し直したムルティストラーダ1260は、高い快適性と積載能力に、典型的なスポーツバイクのタイヤサイズ、ホイール、ブレーキを組み合わせています。オーリンズ製サスペンション、鍛造ホイール、カーボンファイバー製エグゾーストパイプを装備したパイクス・ピーク・モデルは、最高のスポーツ・パフォーマンスを提供します。
その一方で、アドベンチャーを愛するライダーの方々のためには、ムルティストラーダ1260エンデューロが用意されています。このモーターサイクルは、30リットルの大容量タンクにより長距離走行を可能にして、長いストロークを備えたサスペンション、19インチのフロントホイール、そして耐久性の高いスポーク・ホイールにより、あらゆる地形を走破できるように設計されています。
ムルティストラーダの開発は、さらに進行中です。2021年には、ムルティストラーダ・ファミリーが拡大され、L型2気筒エンジンを搭載した1260および950モデルに、新しい専用のV型4気筒エンジンを搭載したバージョンが加わります。
歴代ムルティストラーダ
2003 ムルティストラーダ1000 DS
2005 ムルティストラーダ620
2007 ムルティストラーダ1100
2010 ムルティストラーダ1200
2012 ムルティストラーダ1200パイクス・ピーク
2015 ムルティストラーダ1200 DVT
2016 ムルティストラーダ1200エンデューロ
2016 ムルティストラーダ950
2018 ムルティストラーダ1260
2019 ムルティストラーダ1260エンデューロ
情報提供元 [ Ducati ]
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