
ヨシムラジャパンより、Z900RS/CAFE用となる「ST-1Mカムシャフト」が登場した。
「スタンダードエンジン&ヨシムラサイクロン」の性能を引き出すべくヨシムラの独自設計により開発され、純正のカムシャフトと交換し、燃料調整をして使用するボルトオンカムシャフトだ。
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Z900RS/CAFE用「ST-1Mカムシャフト」
ヨシムラがZ900RSの性能を向上させるべく設計したST-1Mカムシャフトは、コントロール性の良さとパワー・トルクUPの両立を実現。特に中回転域からピークまで、太くなったトルクを感じながらの圧倒的な加速が続きます。
削り加工を意味するmachining(マシニング)のMを商品名に持つZ900RS ST-1Mカムシャフトは、カム素材を削り出して製作したパーツです。削り出しは高精度と設計自由度の高さが特徴で、Z900RS用カムシャフトも中心部を大口径中空加工する事により軽量化が図られており、レスポンス向上と共にカム周辺パーツへの負荷も軽減させています。
ヨシムラのカムシャフトとは
■独自のカムプロファイル設定
ヨシムラのカムシャフトは、独自のノウハウによるカムプロファイルの設計を行っています。プロファイルの設計は、まずスタンダードのエンジンの諸元を知ることから始まります。使用するエンジン回転数および特性を想定し、それを基にヨシムラカムシャフトのプロファイルの特性を決定します。次に決定したプロファイル特性を数値に表現します。
こうして出来上がったプロファイルを持ったカムシャフトを試作してエンジンに組み込み、実際に思った通りの特性が出ているかをチェックします。もし想定した特性が出ていなければ、また最初から設計のやり直し。この一連の作業のくり返しの末に、ヨシムラ独自のカムプロファイルが導き出されるのです。
■一貫した生産管理
ヨシムラの削り出しカムシャフトはカムシャフト素材のセンタリングを含めた一貫した生産の管理を行っています。プロファイルを再現するカムシャフト素材にも気を配り、社内で一から削り出しています。
製品の部分的に熱を加える事はカムシャフトそのものの歪み・変形および強度を損なうものと考えカム山の肉盛整形(高温で溶着させる)などは行いません。そしてカムシャフトをエンジンに適した硬度にする為、様々な方法の中から最適な熱処理を選択し、施します。
独自のカムプロファイル設計+生産の一貫した管理。これこそがヨシムラのカムシャフトへのこだわりなのです。
下記のカムスペックは、カムシャフトの設計値より導いた値です。製作上の都合でロットごとに若干の誤差があります。
ST-1Mは通常ボルトオン組み込み可能ですが、より正確な精度を必要とされる場合はその車両ごとにバルブタイミングを取り直すことをお薦めします。
<スペック>
品番:211-269-2100
年式:2018-2019
車両型式:2BL-ZR900C
エンジン型式:ZR900BE
タイプ:ST-1M
MAX LIFT(mm):IN 8.3mm/EX 7.0mm
1mm DURATION(°):IN 227°/EX 221°
標準タペットクリアランス(mm):IN 0.15mm/EX 0.25mm
<別途推奨パーツ>
・Z900RS/CAFE BAZZAZ Z-Fi(BZ-F494-NA)
・Z900RS/CAFE BAZZAZ Fi TC(BZ-T494-NA)
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※当製品をご使用いただく際はBAZZAZ等を使用して、必ず燃料調整を行ってください。燃料調整を行わないと本来の性能を発揮できません。ヨシムラ流バルブタイミングの調整方法はこちらのサービスマニュアルを参考にしてください。
※取り付けの際は、必ずタペットクリアランス及びバルブタイミングの測定・調整を行ってください。
※ST-1Mカムシャフトはクローズドサーキット専用品となります。
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情報提供元 [ ヨシムラ ジャパン ]
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