【ビッグマシン・ゼロ:文-沼尾 宏明 写真-岡 拓】

元モトGPライダーの中野真矢さんがプロデュースする56デザイン。「life with motorcycles」をコンセプトに、中野さんのライダーとしての経験を活かしたウェアや、日常からバイクを身近に感じられる多彩なアパレル&小物を送り出している。

初の異素材で仕上げた新感覚のサマーアイテム

従来からコットンジャケットを販売してきたが、新作の「ハーフメッシュパーカ」は、上部にコットン、胴と腕の内側にメッシュを配した、ブランド初のハイブリッド仕様。涼しさをキープしながら、全面メッシュの製品よりカジュアルで、街中でも違和感のない雰囲気が魅力だ。

その一方でライディングに必要な装備も万全。前傾のライポジに合わせたカッティングをはじめ、背部のシャーリングで動きやすさを確保。現役時代にレーシングスーツを細かくオーダーしていたという中野さんのこだわりが見える。

▲風合いと通気性に優れたコットンに、メッシュを組み合わせ、「バイクウェア」らしさを抑えつつ快適さを実現。肩にシャーリングを配置し、突っ張り感もない。胸のワッペンは刺繍だ。

▲内ポケット左側は防水仕様。サイフやスマホを入れておけば、不意の雨でも安心。

▲腰に滑り止めのゴムを配置し、背中のズリ上がりを防止。フィット感を高めてくれる。

フードはドットボタンで固定でき、着脱も可能。珍しいことに、中央部にもメッシュを採用し、バタつきを従来品の半分程度に抑えた。また、インナーを脱いだ際、特に気になる袖のたるみを調整できるドットボタンを配置するなど、ライディングの妨げになる要素を極力排除している。

肩・肘・背中にソフトパッドを標準で備え、胸部にもプロテクターを収納OK。防水ポケットや、腰部分に背中のズリ上がりを防ぐ滑り止めまで設ける。カジュアルな外観に、中野さんが培ってきた長年のライダーとしての知恵が息づく一品だ。

街乗りにチョイスしたいお洒落&安全スニーカー

High Cut Riding Shoes

▲一見、チェッカー柄がかわいいスニーカーだが、れっきとしたライディング用。キャンバス生地をベースに、つま先とシフト部分をゴムで強化し、靴ヒモがほどけにくいストラップも備える。街乗り用に一足揃えてみては?

▲軽く滑りにくいハニカム構造のソール。硬質樹脂を内蔵し、ステップを踏んでも大丈夫。

▲後部にファスナーを設け、着脱しやすい。小型の反射材も配置。ローカット仕様もあり。

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