【ビッグマシン・ゼロ:文-八百山ゆーすけ 写真-岡 拓】

アメリカのインターコムブランドである「カルド」。その中のスタンダードモデルに位置付けられる「フリーコム」シリーズが、'19年のバイクシーズンを迎えてさらに求めやすい価格に改定された。

イスラエルで生まれた合理的で高い性能&機能性

フリーコムはモデル名の後に続く「4」「2」「1」という数字が、その用途を表している。4人までのグループで使うなら「4」、タンデムといったペアで使うなら「2」、そしてもっぱら一人で走るときのオーディオとして使うなら「1」と、とても分かりやすい。

もともとイスラエル生まれのカルドは欧米で高い人気を誇るブランドで、フリーコムのラインナップは彼の地の合理的な考え方から生まれたものだといえる。

Cardo FREECOM Series

FREECOM4:少人数のグループツーリングに

FREECOM2:タンデムで走るなら

FREECOM1:ソロライディングの必須アイテム

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Cardo フリーコム 商品ページ

さらにこの考えは、フリーコムのデザインや機能にも表れている。プレーンなモノフォルムの本体はとても薄く、ヘルメットに取り付けても存在感を主張しないスマートさを持ち合わせている。操作は4方向に配置されたボタンのみと至ってシンプル。さらに専用スマホアプリを使えば、画面上のボタンを視覚的に確認しながら操作できる。

▲無料で利用できるスマホアプリ「Cardo Connect」を用意。スマホをハンドル周りに取り付ければ、フリーコムのダッシュボードとなり、音楽やインカムといった機能や通話相手の切り替えがスムーズにできる。

一般的にフリーコムのようなスタンダードインカムは上位機種の”廉価版”であることが多い。しかしフリーコムは音楽を聴きながらインカム通話ができるなど、上位機種に勝るとも劣らない実力を備えている。そんなスタンダードモデルでありながらワンランク上の性能&機能を備えたフリーコムが新価格となり、今シーズンはインカムがますます身近なものとなりそうだ。

▲Android スマホであれば、音楽を聴きながらインカム会話ができるというのが、フリーコムの大きなメリット。ベーシックレンジのインカムでこの“ 音楽+インカム” が同時に使えるのは嬉しい限りだ。

好みのスピーカーに自在にアップグレード

フリーコムのスピーカーは汎用のφ3.5mmプラグ&ジャックで接続する仕様であるため、市販のスピーカーに取り換えることもできる。つまり自分だけのフリーコムの音を作ることができるわけだ。

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