渡辺祐介選手(23歳)が、昨年に続きアメリカのAMAモトクロス選手権250MXで、2年目の挑戦を開始することが決定した。チームはヤマハ発動機株式会社のグループ企業Yamaha Motor Corporation, U.S.A.がサポートする「CycleTrader/Rock River/Yamaha」で、マシンは2019年型の「YZ250F」を使用。初戦は2019年5月18日(土)、カリフォルニア州サクラメントで行われ、8月24日(土)の最終戦まで12戦に出場する予定だ。

以下プレスリリースより


渡辺選手は、当社の若手育成チームを経て、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」に加入し2017年に全日本モトクロス選手権IA2のチャンピオンを獲得。2018年にAMAモトクロス選手権250MXへのシーズンフル参戦を実現しました。怪我による3戦の欠場もありましたが、出場した9戦については、トラブルによる敗退を除く8戦で予選通過を果たすなどの成長を遂げました。今年は2シーズン目の挑戦ということで、さらに実力をつけてポイント獲得、ランキングをアップさせることが目標となります。

当社は2015年、アジアから世界へ羽ばたくライダーの発掘・育成を目的に、ステップアップ構造の構築に着手しました。その一つとして、若手育成を目指すユースチーム「YAMALUBE RACING TEAM」を全日本のロードとモトクロスに設立。モトクロスの所属ライダーとして渡辺選手を選抜し、「全日本から世界へ!」を合言葉に、アメリカ合宿やメンタルトレーナーの帯同といったサポートを実施してきました。

そして昨年、渡辺選手の成長とともに、全日本の「YAMALUBE RACING TEAM」を起点にAMA挑戦までのロードマップを構築。現在は、ユースチームのライダーに加え、その候補となるライダーの育成強化も進めるなど、渡辺選手に続き世界へ羽ばたくライダーの発掘・育成を継続しています。

渡辺祐介選手談

昨年は、ガチガチに緊張してなにもできなかった開幕戦から、AMA独特のレースフォーマットに少しずつ慣れ、予選突破を続け、決勝ではポイントに手が届くポジションでレースをしてきました。しかし、最後までポイントの獲得には至らず、チャンスを作ってくれたヤマハをはじめ、アドバイザーのダグ・デュバックさん、チームやファンの皆さま、そして自分自身の期待も裏切る結果だったと受け止めています。

現在はシーズンの開幕を前にアメリカに拠点を移して準備を進めています。昨シーズンの経験があるため、昨年を超える成績を狙える手応えはありますが、それでも厳しい戦いになることは覚悟しています。経験を自信に変えていきながら、後半にはポイントを確実に獲得し、自分のためにも、これから世界を目指す日本の若手ライダーのためにも、AMAの中で認められるライダーを目指しますので、応援をよろしくお願いします。


渡辺祐介選手のアメリカでの活動の様子は、特設サイトにてご覧いただけます。
https://race.yamaha-motor.co.jp/sp/amamx/

情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]

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