
【OGA 小川裕之:エクストリームバイク スタントライダー】
前回のファットボブに続き、今回はソフテイルファミリーのヘリテージクラシックについて書いていこうと思います。例によって、ハーレー経験0なので、逆にハーレーの第一印象を伝えられればなと思います。
クラシックのなかに感じる現代
ヘリテージクラシックはクラシックの名の通り、古くオーソドックスなハーレーという印象を与えてくれました。ハーレーらしさを感じる迫力のある三連のLEDヘッドライト、クラシカルなフロントフェンダー、積載量満載なサドルバッグなどハーレーの代名詞といえるようなスタイリングが魅力的なヘリテージクラシックだが、どこか現代っぽさを感じる高級感があるというのが、僕の第一印象でした。
それでは僕が気付いた、ヘリテージクラシックの特徴を上げてみよう。
・高速移動に楽な大きなスクリーン
・容量の大きいサドルバッグ
・座り心地のよりシート
・リラックスして乗れるフロアステップ
・クルーズコントロールで長距離楽ちん
・ヒラヒラ感ある軽快なハンドリング
長距離移動もリラックス
特徴を見るとわかるけど、柔らかいシートと、大きなスクリーン、楽なライディングポジション、クルーズコントロール、フロアステップなど、まさに長距離を走るための仕様であることがわかると思う。しかも、意外とヒラヒラ運転できて、細かなUターンやパイロンスラロームがやり易かったのはびっくりしたしおすすめしたいポイント。
さらに、特に気に入ったのが新型モデルに搭載されたクルーズコントロール!アメリカの大陸移動ではもちろん大活躍なんだろうけど、日本の高速道路でも快適。実際に使ってみて驚いたし、かなりワクワクした!
それと、意外と驚ろかされたのはフロアステップ。平らなステップに乗るのは始めてだったんだけど、これが超快適だった。平らなところに足を置ける快適さと、柔らかいシート、楽なハンドルポジション、クルーズコントロールが相まってリビング感覚でバイクに乗れる。
平らなステップだけでここまでバイクの印象が変わるとは思わなかったです。長時間の運転をリラックスしながらこなせるバイク、これがヘリテージクラシックなんですね。
余談になるけど、自分は全米選手権を3年間戦ってきたけど、その際に3往復ほどアメリカ大陸横断を経験してきました。まるまる二日間休むことなく、みんなで交代しながら運転し続けて、やっとのことで東海岸と西海岸を行き来するんだけど、その移動時間と距離は日本のそれとは違い、想像を絶するスケールになる。
大陸横断ではなく、ただ隣の都市に移動するだけでも500kmとかざらで、とにかく移動の時の距離が半端じゃない。そんな環境で作られたのがハーレーで、ヘリテージクラシックはその血筋が色濃く表れているモデルなんだと思いました。
▲アメリカ遠征中はアトランタを拠点に西海岸へ行くことが多かった。往復で7000kmを超える。
そして、このヘリテージクラシックは2018年にフルモデルチェンジされ、エンジンやフレームが刷新されました。ミルウォーキーエイト新型エンジンを搭載し、フレームはカーボンスチールフレームで最大17kgの軽量化。さらには大幅な剛性アップも達成している。
そんな、ヘリテージクラシックを旧モデルとフルモデルチェンジした新型モデルを二台用意して比較して動画にしてみたのでぜひご覧ください!
ヘリテージクラシック 新旧比較 前編
ヘリテージクラシック 新旧比較 後編
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