打倒テネレ700!? アプリリアが新型トゥアレグ660が正式発表! 2022年はミドルアドベンチャーが激戦区に

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10月末にアプリリアが、TUAREG660(トゥアレグ660)を正式発表! 日本でも好評のRS660の並列2気筒エンジンを活用した新型アドベンチャーツアラーで、フロント21インチホールを装着した本格オフロードタイプとなる。構成はヤマハのテネレ700とほぼ一致しており、来年はミドルアドベンチャーの勢力争いが過熱しそうな気配だ。

最高出力は80PSでテネレ700の1割増し、さらに電子制御をフル搭載

アプリリアは2021年に国内でフルカウルのRS660とネイキッドのトゥオーノ660をリリース、ともに人気を得ている。これまでの4気筒や1000ccクラス一辺倒の流れにはない、並列2気筒660ccという手軽さが受けているのだ。

今回発表されたトゥアレグ660は、同じパワーユニットを使用したアドベンチャーツアラーとなり、コンセプトは本格オフロードに寄った仕様となっているのが特徴。フロント21インチ/リア18インチのスポークホイールを採用し、サスストロークはテネレ700の前210mm/後200mmを上回る前後240mmというスペックで、かなりの悪路にも対応できるだろう。

また、水冷DOHC4バルブ並列2気筒のパワーユニットは、659ccで80PSを発揮。こちらもテネレ700の688ccで72PSを上回っており、さらにトゥアレグ660は4つのライディングモードも備えることから、特性も自在に調整可能となっている。クランクシャフトはトゥアレグ、テネレともに270度位相タイプで、爆発間隔からトラクションに優れた基本設計となっている。

そして、トゥアレグ660がテネレ700と最も異なるのが、電子制御の装備となる。トゥアレグ660は、トラクションコントロール、クルーズコントロール、エンジンブレーキコントロール、エンジンマップ切り替え、クイックシフター(アップ/ダウン)を標準装備している。ライディングモードは、アーバン(街乗り)、エクスプローラー(ツーリング)、オフロード、任意の4つとなり、オフロードモードではリアだけでなくフロントのABSをカットすることも可能だ。

このトゥアレグ660は、11月23日からのミラノショーで初公開され、日本でも来年中の発売が期待できそうだ。

211105_TUAREG660_002-680x544.jpg▲アプリリア・トゥアレグ660。いかにもアドベンチャーツアラーというルックスで登場したアプリリア660cc並列2気筒シリーズの第3弾。このカラーリングは、1988年のトゥアレグウインド600のカラーリングを再現したもの。

211105_TUAREG660_003-680x544.jpg▲エンジンはオンロードモデルと基本は共通だが、フレームなどは全て新設計。パイプフレームを採用し、スイングアームはアルミ製となる。このカラーリングはアシッドゴールドで、RS660やトゥオーノ660と共通カラーとなる。

211105_TUAREG660_004-680x544.jpg▲こちらはアプリリアのイメージカラーである赤×黒。シート高は860mmと意外にもテネレよりも15mm低い。タンク容量は18Lで航続距離は450kmとされる。車重は204kgでテネレ700よりも1kg軽く仕上げているところに、意地が感じられる。

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▲ヘッドライトは非常にコンパクトなLEDタイプ。兄弟のRS660やトゥオーノ660と同様の三つ目ライトを踏襲しているのがユニーク。クサビ形のデイタイムランニングライトも印象的だ。

211105_TUAREG660_006-680x544.jpg▲ハンドルはテーパータイプで左のスイッチで各種入力を行う。カラー液晶はスマートフォンと接続するアプリリアMIAに対応し電話、音楽の表示や操作も可能だ。

211105_TUAREG660_007-680x454.jpg▲エンジンは270度クランクの並列2気筒を採用し、90度V型2気筒と同じ爆発タイミングを実現。最高出力は80PSで、RS660の100PS、トゥオーノ660の95PSよりも抑えられているが最大トルクはRS660より大幅に低い回転で発生する。

211105_TUAREG660_008-680x544.jpg▲フロントフォークは径43mmのKYB製倒立で径300mmのダブルディスクブレーキを装備している。

211105_TUAREG660_009-680x544.jpg▲リアはアルミスイングアームにKYBのフルアジャスタブルモノショックを組み合わせる。ブレーキは径240mmシングルディスクとなる。

010-.jpg▲ヤマハのテネレ700は2020年に発売。MT-07のエンジンをベースにアドベンチャーツアラーとして開発された。タンク容量は16Lでシート高は875mm(最大38mmダウンのローもあり)、車重は205kgと微妙にトゥアレグ660に越されてしまった。価格は126万5000円だ。

2022年型アプリリアTUAREG660 欧州仕様主要諸元

・全長×全幅×全高:2220×965×1015mm
・ホイールベース:1525mm
・シート高:860mm
・車重:204kg
・エジンン:水冷4ストローク並列2筒DOHC4バルブ 659cc
・最高出力:80PS/9250rpm
・最大トルク:7.13㎏m/6500rpm
・燃料タンク容量:18L
・変速機:6速リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=90/90-21、R=150/70R18

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市本行平 Webikeニュース編集部

投稿者プロフィール

元『ヤングマシン』編集長で現リバークレインメディア事業部マネージャー。
WebikeニュースやWebikeマガジンなどを担当しつつ、気になる記事を配信する。

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