カワサキ新型Z650RSが欧州で正式発表! 日本での発売は2022年春頃

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9月27日にカワサキが欧州で2022年新型Z650RSを正式発表した。ウワサ通りのZ900RSジュニアで、ベース車は水冷Z650。並列2気筒エンジンながら往年のZ1スタイルを投影し、由緒正しいジャパニーズネイキッドスタイルに変身。程よいスペックでより手軽にエントリーできるZ650RSの登場で、Z-RSブームがさらに過熱する?

スリムなタンクはZ900RSよりもZらしい!? 軽量ザッパーの走りにも期待

新たに登場したZ650RSは4気筒エンジンを採用しなかった分、軽さが際立っている。公開されたスペックは187kgと、中型モデル並みの車重を実現。しかもベース車のZ650からもマイナス2kg、Z900RS比ではマイナス28kgという圧倒的に軽快なZに仕上がっているのだ。

Z650RSがここまで軽さにこだわるのは、令和版ザッパーを襲名するからだろう。Z650RSのモチーフとなった1976年型の空冷Z650は、Z1よりも20kgほど軽量で、軽快なハンドリングからザッパーと呼ばれた。Zapには素早く動くという意味もあるので、Z650RSにおいて軽量化は最優先事項だったと思われる。

そして、もうひとつ2気筒のメリットは、燃料タンクがスリムに仕上げられることだ。空冷Zスタイルのキモは美しいティアドロップタンクにあるが、現代の4気筒モデルだと前後に短く幅は広くなってしまい、往年のZスタイルに近付けることが難しい。しかし、2気筒はエンジン幅と同じようにタンクもスリムにできるのでスタイリッシュなのだ。

20210928_z650rs002--680x510.jpg▲欧州で正式発表されたカワサキZ650RS。こちらは空冷Z650のカラーリングを模したキャンディエメラルドグリーン。タンクの金と黄緑のラインも再現している。

20210928_z650rs003--680x510.jpg▲メタリックスパークブラックで、タンク下側のラインが目を引く。空冷Z650にはないZ650RS独自のカラーとなる。

20210928_z650rs004--680x510.jpg▲メタリックムーンダストグレー×エボニーのツートーンカラーも用意。Z900RSにもないZ650RS独自のデザインも用意した。

20210928_z650rs005--680x549.jpg▲1976年に登場した元祖Z650。第二世代の空冷並列4気筒エンジンは652ccで64PSを発揮。Z1よりも20kgほど軽量だったこともあり、ザッパーと呼ばれた。

20210928_z650rs006--680x510.jpg▲Z650RSのベースはネイキッドモデルの水冷Z650。シート高は790mmあるが、スリムな車体で足着き性にも定評がある。

装備は必要にして十分、日本での発売は2022年春頃か?

パワーユニットはZ650の水冷DOHC4バルブ2気筒を採用し、68PSの最高出力も変わらずだ。クイックシフターの装備はないがアシスト&スリッパークラッチが採用されており、クラッチ操作の負担が軽減されている。また、トラクションコントロールなどの先進電子制御もなし。そこも、2気筒ならではの扱いやすいエンジン特性でライダーをフォローしてくれるだろう。

フレームは、テール部分をタンクのラインと水平に保つためシートレール部分を専用設計にしている。カワサキは、Z900RSでも同様の手法を採用しており、スポーツネイキッドをクラシックスタイルにする正攻法が確立しているようだ。シートも水冷Z650と異なるダブルシートにして、昔ながらの装備としている。

レトロスタイルのキモとなる丸目のヘッドライトは、Z900RSより小ぶりな径130mmで外周部分にポジション灯を設置した新作を採用。メーターは2連の砲弾型となるが、細部がZ900RSとは異なっており、これもZ650RS専用品と思われる。ホイールは、Z900RSと共通デザインのキャストホイールで、水冷Z650の5本スポークから20本スポークにすることで、ワイヤースポーク風のレトロスタイルを演出している。

Z650RSの日本で価格や発売時期は2022年春頃とアナウンスされている。価格は未定だ。

20210928_z650rs007--680x518.jpg▲並列2気筒エンジンは68PS/8000rpmで最高出力は水冷Z650と同じ。180度クランクのシャープで軽快な吹け上がりが定評のパワーユニットだ。

20210928_z650rs008--680x518.jpg▲Z900RSのようにレトロスタイルとはならなかったショートタイプのマフラー。ヒートガードの形状がZ650と異なる。排ガス規制ユーロ5に準拠。

20210928_z650rs009--680x510.jpg▲フロントは水冷Z650と同じ径41mmの正立フォークを採用。リアはへの字のスイングアームを水冷Z650から踏襲。シートレールはRSの専用設計となる。

20210928_z650rs010--680x518.jpg▲水冷Z650と同じ径300mmのブレーキディスクはペタルタイプから真円タイプとしてクラシックスタイルに合わせてコーディネートした。

20210928_z650rs011--680x518.jpg▲リアホイールもZ900RSと同じ20本スポークデザインを採用するが、タイヤサイズは一回り細い160/60ZR17を採用する。

20210928_z650rs012--680x518.jpg▲丸目ヘッドライトはフルLEDタイプを採用。Z900RSと異なるパーツにすることで印象を一変させた。ウインカーも細身のLEDだ。

20210928_z650rs013--680x518.jpg▲アナログのスピードとタコメーターの間に液晶画面を設置。一見Z900RSと同じに見えるが文字盤やデジタル表示のデザイン、形状もZ650RS独自となる。

20210928_z650rs014--680x518.jpg▲燃料タンクはスリムでZ900RSよりもスタイリッシュに仕上がっている印象だ。しかし、容量は水冷Z650の15Lから12Lに減量されている。

20210928_z650rs015--680x518.jpg▲ハンドルは水冷Z650より固定位置が20mm上昇。グリップ部分は50mm高く、30mm手前に変更されており、よりリラックスした乗車姿勢となるだろう。

20210928_z650rs016--680x518.jpg▲楕円のテールランプはZ1スタイルの流儀と言えるもの。光源はLEDだが電球のように発光するようにしている。テールカウルが短めなのは空冷Z650を模しているのだろう。

20210928_z650rs017--680x518.jpg▲シート高は、欧州はハイシートで820mmだが、地域によってはローシートの800mmとされる。それでも水冷Z650の790mmより10mm高くなっている。

2022年型Z650RS主要諸元(欧州仕様)

・全長×全幅×全高:2065×800×1115mm
・ホイールベース:1405mm
・シート高:820mm
・車重:187kg
・エジンン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 649cc
・最高出力:68PS/8000rpm
・最大トルク:6.5㎏-m/6700rpm
・燃料タンク容量:12.0L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=160/60ZR17

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市本行平 Webikeニュース編集部

投稿者プロフィール

元『ヤングマシン』編集長で現リバークレインメディア事業部マネージャー。
WebikeニュースやWebikeマガジンなどを担当しつつ、気になる記事を配信する。

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