Vストローム250で行く「鵜ノ子岬→尻屋崎2021」(5)復興地域をめぐる26回目の旅

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【賀曽利隆:冒険家・ツーリングジャーナリスト】

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復路編のはじまり

3月15日。「鵜ノ子岬→尻屋崎」の復路編の開始。石神温泉の朝湯に入り、朝食を食べ、7時に出発。Vストローム250に「さー、行くぞ!」と一声かけて走り出す。国道279号で田名部(むつ市)へ。そこから高速道経由で鵜ノ子岬を目指すのだ。

20210915_kasori_IMG_4937-680x510.jpg▲石神温泉の朝食

20210915_kasori_IMG_4942-680x510.jpg▲石神温泉を出発

20210915_kasori_IMG_4945-680x510.jpg▲田名部(むつ市)に到着

むつ尻屋崎ICで下北半島縦貫の下北道(無料)に入り、次のむつ東通ICで降りる。開通したのはこの1区間だけだが、東北最北の高速道路を走れてよかった。むつ東通ICで降りると、国道338号→国道279号でむつ市の市街地を走り抜け、南下する。

20210915_kasori_IMG_4948-680x510.jpg▲むつ尻屋崎ICから下北道に入る

横浜町に入りると、横浜吹越ICから下北道に入る。そこからは六ヶ所、野辺地北、野辺地木明、野辺地ハーフの各ICを通り、野辺地ICで国道4号に出る。交通量も少なく快適に走れる下北道。野辺地からさらに七戸まで延伸し、そこで上北道に接続する計画はあるようだ。

20210915_kasori_IMG_4956-680x510.jpg▲横浜吹越ICから下北道に入る

20210915_kasori_IMG_4957-680x510.jpg▲まだ雪の残る下北道

下北道の野辺地ICで国道4号に出ると、東北町を通って七戸町に入る。この一帯の積雪はすごい。国道4号の路面に雪はなかったが、路肩には雪がうず高く積み上げられ
ている。野も山も一面の雪景色。春の遅い東北を感じさせる景色だ。

20210915_kasori_IMG_4959-680x510.jpg▲野辺地ICで国道4号に降りる

20210915_kasori_IMG_4960-680x510.jpg▲国道4号の雪の壁

野辺地ICから国道4号を南に12キロ走った十字路を左折。この道が上北道に接続している。この交差点を右折するとみちのく有料道路になり、青森に通じている。

20210915_kasori_IMG_4962-680x510.jpg▲上北道はこの先の交差点を左折

上北道への接続道路を行く。右手では上北道の建設工事が進んでいる。その向こうにはまだたっぷりと雪を残した八甲田の山々が連なっている。

20210915_kasori_IMG_4964-680x510.jpg▲上北道への接続道路。右手に八甲田が見えている

国道4号の交差点から8キロ走ると上北道の七戸ICに到着。ここから上北道(無料)に入っていく。上北道を南下すると、スーッと雪は消えた。

20210915_kasori_IMG_4966-680x510.jpg▲上北道に入るとスーッと雪は消えていく

上北道から第2みちのく道路→百石下田道路と走り、八戸道に入っていく。この間、第2みちのく道路に料金所があるが、2輪は150円。125cc以下は通行不可。

20210915_kasori_IMG_4967-680x510.jpg▲第2みちのく道路の料金所

八戸道(有料)の八戸JCTから三陸道に入る。三陸道はここから宮城県の鳴瀬奥松島料金所までは無料供用中。階上ICを過ぎると、青森・岩手県境を越え、終点の洋野種市ICで国道45号に降りる。国道45号を18キロ走り、侍浜ICで三陸道に入り、12時に終点の久慈ICに到着。八戸JCTから久慈ICまでは1時間もかからなかった(洋野種市IC~侍浜IC間は5日後の3月20日に開通)。

20210915_kasori_IMG_4968-680x510.jpg▲八戸JCTの料金所から三陸道に入る

久慈から国道45号で野田へ。野田では道の駅「のだ」で、定番の「のだ塩ソフト」を食べた。三陸道の「久慈~野田」間は今年度中には開通する。さらに「野田~普代」間も今年度中に開通する。驚異的な速さで開通している三陸道だが、今年度中には「仙台~八戸」間の全線が開通する予定。三陸道の全線開通のもたらす効果、影響は極めて大きい。

20210915_kasori_IMG_4971-680x510.jpg▲道の駅「のだ」

20210915_kasori_IMG_4980-680x510.jpg▲道の駅「のだ」の「のだ塩ソフト」

国道45号で野田から普代へ。普代ICから三陸道に入る。田野畑北ICを通り、尾肝要トンネルを抜け出たところが終点で、国道45号で田野畑村を走り抜けていく。そして田野畑南ICで三陸道に入る。田野畑北ICから田野畑南IC間は工事中で、その間には田野畑ICができる予定。田野畑南ICからは鵜ノ巣断崖、岩泉龍泉洞、田老北、田老真崎海岸、田老南、宮古北の各ICを通って宮古中央JCTまで一気に高速道を突っ走る。

20210915_kasori_IMG_4981-680x510.jpg▲十府ヶ浦海岸の防潮堤と防災林と三陸鉄道の線路

20210915_kasori_IMG_4982-680x510.jpg▲三陸鉄道の堀内駅近くの十沢漁港を見下ろす

20210915_kasori_IMG_4983-680x510.jpg▲国道45号の譜代の町

20210915_kasori_IMG_4986-680x510.jpg▲普代ICから三陸道に入る

20210915_kasori_IMG_4989-680x510.jpg▲田野畑南IC近くの三陸道

20210915_kasori_IMG_4995-680x510.jpg▲三陸道から見る山田の町並み

宮古中央JCTから三陸道を南下。山田、大槌、釜石を通り、三陸ICでいったん高速を降り、国道45号の道の駅「さんりく」で小休止。八戸JCTからここまで、三陸道にはSAはもとより、PAもないので、三陸ICを出てすぐのところにある道の駅「さんりく」は貴重な存在だ。ここでは「たいやき」を食べたが、粒あんの甘みが疲れをいやしてくれた。

20210915_kasori_IMG_4997-680x510.jpg▲道の駅「さんりく」

三陸ICから再度、三陸道に入る。無料供用中なので、インターでの乗り降りは自由にできる。大峠の三陸トンネルを走り抜け、大船渡、陸前高田を通って宮城県に入った。「 宮城県に入ると、3月6日に開通した三陸道の気仙沼区間を走り抜けていく。Vストローム250を走らせながら、三陸の新時代到来を実感。海側の三陸道、山側の気仙沼バイパス(国道45号)と、気仙沼は二本立てになり、市内の渋滞は大幅に緩和された。

気仙沼を過ぎると、南三陸から石巻へ。この間では三滝堂ICで降り、三陸道に接続している道の駅「三滝堂」に出ようとしたが、一時停止違反の取締りをやっていた。「危うし、危うし」。危うく捕まるところだった。道の駅「三滝堂」で缶コーヒーを飲んでひと息入れ、登米市から石巻市へ。石巻女川ICで三陸道を降りたが、八戸JCTからここまで6時間15分だった。

20210915_kasori_IMG_5000-680x510.jpg▲石巻女川ICで三陸道を降りる

石巻女川ICで三陸道を降りると、国道398号で女川に向かう。この国道398号はバイパスで、石巻の中心街を走り抜ける国道398とは別ルートなので要注意。途中からは県道234号になって万石浦で元々の国道398号に出る。

20210915_kasori_IMG_5002-680x510.jpg▲石巻の夕日

この地点は石巻市と女川町の境近くの石巻市側で、T字の交差点を右折してJR石巻線の渡波(わたのは)駅前でVストローム250を止めた。ここから県道2号で万石浦にかかる万石橋を渡り、今晩の宿の「サンファンヴィレッジ」へ。
石神温泉から491キロ。三陸道のおかげでまだ明るい時間(17時45分)に到着。夕食の麻婆豆腐を食べながら飲む缶ビールは腹にしみた。

20210915_kasori_IMG_5004-680x510.jpg▲夕日に染まる石巻湾。手前の帆船は「サン・ファン・バウティスタ号」

20210915_kasori_IMG_5005-680x510.jpg▲「サンファンヴィレッジ」に到着

20210915_kasori_IMG_5006-680x510.jpg▲「サンファンヴィレッジ」の夕食

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賀曽利隆

賀曽利隆 冒険家・ツーリングジャーナリスト

投稿者プロフィール

1947年東京生まれ。
1968年から2年間をかけてアフリカを一周したのを皮切りに、アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、北アメリカ、南アメリカと、バイクで世界の6大陸を駆けめぐる。
1975年の結婚後も旅をつづけ、赤ん坊連れでの「シベリア横断→サハラ砂漠縦断」を成しとげる。
1980年、鈴木忠男さん、風間深志さんとバイクでキリマンジャロ挑戦。1982年には風間深志さんと「パリ→ダカールラリー」に日本人ライダー初の参戦を果たす。
1987年~1988年には「サハラ砂漠往復縦断」を成しとげる。
「30年代編日本一周」以降、10年ごとの「年代編日本一周」を繰り返し、2018年12月31日には1年4ヵ月に及ぶ「70代編日本一周」を終えた。
「年代編日本一周」とは別に、「島めぐり日本一周」、「温泉めぐり日本一周」、「林道日本一周」の「テーマ編日本一周」もおこなっている。2006年~2007年の「温泉めぐり日本一周」では1年間で3,063湯の温泉(温泉地)に入り、ギネスの世界記録に認定されている。『ツーリングマップル』の「東北」担当で、東北の道という道を精力的に走りまわっている。モットーは「生涯旅人!」

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