【MotoGP】クアルタラロが今季初優勝でヤマハが連勝

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ロードレース世界選手権 MotoGP 2021シーズンの2戦目となるドーハGPが、4月4日にロサイル・インターナショナル・サーキットで開催した。ファビオ・クアルタラロが、序盤の後れを挽回して今季初優勝を飾った。先週のマーベリック・ビニャーレスに続きヤマハが連勝した。

■大会名称:MotoGP第2戦ドーハGP
■開催日:2021年4月3日(土)予選結果
■開催地:ロサイル/カタール(5.380km)
■コースコンディション:ドライ
■気温:21度 ■路面温度:22度
■PP:J・マルティン(1分53秒106/ドゥカティ)
■FP:F・バニャイア(1分54秒491/ドゥカティ)

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1.457秒の大差をつけ優勝

5番グリッドからスタートしたクアルタラロは、オープニングラップの混乱のなかで9番手まで後退したが、自らの走りの安定性を信頼して冷静さを失うことはなかった。そして巧みにタイヤをコントロールし、チャンスが巡ってくるのを待ち続けた。

レース中盤になって少しずつ動きはじめると、残り9ラップでは5番手に浮上。さらにA・リンス(スズキ)をとらえて、いよいよ表彰台圏内を目指す。ここですぐさまリンスを振り切ることはできなかったものの、ポジションを守ったままトップ2台に近づいていった。

残り5ラップではJ・ザルコ(ドゥカティ)をパス。さらにJ・マーティン(ドゥカティ)もとらえてついにトップに躍り出た。ストレートではスリップストリームにより抜き返されたが、クアルタラロは決してあきらめず、YZR-M1のコーナースピードの優位性を最大限に引き出しながら攻め続け、ついには十分なアドバンテージを構築。その後は自らの走りに集中してゴールを目指し、最終的には1.457秒の大差をつけて今季初優勝を飾った。

一方、チームメイトのビニャーレスはフロントローからのスタートだったが、クアルタラロとともに大きく出遅れてしまった。そのため先週の展開と同様、序盤はクアルタラロの後ろにつけてタイヤを温存し、様子を窺いながら勝負の時間帯を待つ。

前方を走っていたJ・ミル(スズキ)、A・エスパルガロ(アプリリア)、F・バグナイア(ドゥカティ)のミスにより16ラップ目までに6番手に浮上すると、いよいよ挽回を開始。前半でセーブしたタイヤがここで力を発揮した。残り3ラップで4番手まで上がったビニャーレスは、さらに表彰台を目指してペースを上げ、ザルコとマーティンに迫っていく。しかし続く最終コーナーではマシン同士が接触しそうになり、これを避けるために大回りを強いられてチャンスを逃してしまった。ここで順位を下げたビニャーレスは5位でチェッカー。トップとの差は2.110秒だった。

この結果、チャンピオンシップではクアルタラロとビニャーレスが36ポイントで並び、それぞれランキング2位と3位。ヤマハとMonster Energy Yamaha MotoGPはそれぞれ50ポイントと72ポイントでランキング1位を維持している。

Petronas Yamaha SRTのモルビデリとロッシは12位と16位

先週に引き続きロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたシーズン第2戦は、全ライダーが9秒以内にひしめく接近戦。そのなかでモルビデリはグリッド10番手からスタート後、集団に阻まれて13番手へ後退してオープニングラップを終了。懸命の挽回を図るも、タイヤの状態が思わしくなくポジションを上げることができない。そこでペースを維持することに専念し、22ラップを走り切った。結果は12位ながら、トップとの差はわずか5.787秒。貴重なポイントも持ち帰っている。

チームメイトのロッシはグリッド7列目からスタートしたあと、順位を3つ上げて第1コーナーへ。しかしまもなく、スタートポジションの21番手まで後退してしまう。そのまま前半を終えたロッシは終盤で再びペースアップを図り、残り3ラップで16位に浮上。さらに上を目指していったがポジションアップはならなかった。

Monster Energy Yamaha MotoGP

F・クアルタラロ選手談(優勝)

言葉も出ません。この優勝は、前の3回の優勝とはまったく違うものです。また先週は少し後悔が残りましたが、今日はまったく別で、マッピングやタイヤのことをよく考えてコントロールすることができました。残り9ラップか10ラップあたりで”今こそプッシュの時間帯。ヤマハのポテンシャルを見せてやる”と心の中で叫びました。
そしてその結果、この素晴らしい優勝を勝ち取ることができたのです。FP4がとても好調で、私だけが1分54秒台に入れることができたので、その状況に合わせてひとつのプランを立てました。しかしその一方で、チームは私に、フィーリングを大事にするようにとアドバイスしてくれたのです。
私はそれを実行し、良い結果に結びつけることができました。ザルコをパスし、すぐさま続いてマーティンもとらえました。路面に落ちていた何かに当たったときは非常に怖い思いをしましたし、大きな音も聞こえたので、”どうか、パンクしませんように!”と祈りました。
最終ラップは少しペースが落ちてしまいましたが、トップをキープするには十分でした。今日はザルコと一緒にフランスの賛歌を歌い、最高の気分でした。

M・ビニャーレス選手談(5位)

レースは自分の理想通りにはいきませんでしたが、今はこの結果にとても満足しています。序盤でタイヤをしっかりコントロールできたので、終盤でいい走りができました。とくにリアタイヤのグリップはとても良い状態でした。できることなら、あと5ラップあったら良かったのですが…。
次回はもっと強くなれるようトライを続けます。まだまだ改善できるところが残っていて、自分のライディング・スタイルもそのひとつです。マシンのポテンシャルは本当に素晴らしく、最後の10ラップでそのことを十分に証明できたと思います。毎ラップ、オーバーテイクを試み、より強くなるためアタックし続けました。
このことがとても良かったと思っているのです。真のポテンシャルを結果に結び付けられなかったのは少し残念ですが、総合的には十分に満足できる1日になりました。5位は決して悪くないし、全力を出し切れたと思っています。

M・メレガリ、チーム・ディレクター談

予想が難しいレースでした。同じサーキットで2回目のレースとなると、いつも皆が速さを増してくるので厳しい戦いになるのです。FP4は好調でしたが、依然としてタイヤの劣化については不安を残したままでした。
スタートが難しい状況になることはわかっていたので、そのことがすべて、最終的にはタイヤの制御の仕方にかかってくるからです。そのため、ふたりは序盤で我慢しながら、そのあと果敢に攻めて優勝を目指していかなければなりませんでした。そしてそれをしっかりやり遂げたのです。レース展開は前回の完全なコピーになりました。
クアルタラロ選手の走りは本当に素晴らしく、完璧な瞬間をとらえて攻めに転じ、トップに立ったあとも好タイムを維持して後続を引き離すことができました。ビニャーレス選手もまた表彰台にあと一歩と近づきました。残り2ラップというときに、他車との接触を避けて最終コーナーではらんでしまいました。
ここでの後れを取り戻すだけの時間が残っていなかったことは残念ですが、このように厳しいレースのあとでは5位も十分に素晴らしい結果です。総合的には、非常に良い状態でシーズンをスタートすることができたと考えています。
この2回の優勝は、ここカタールに35日間、滞在して頑張ってきたチームメンバーへの最大の恩返しになったと思います。ダブル・ウインの達成に力を貸してくれたすべての人に、心からお礼を言います。

PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team

F・モルビデリ選手談(12位)

難しいレースでしたが、少なくとも今週も、最後まで戦うことができました。2020シーズン前半の設定に戻っているので、そのときと同様の問題に遭遇してタイヤを早々に使い果たしてしまうのです。現時点のマシンフィーリングはこれがベストのセッティングのようです。
ある部分はよく機能してくれていて、いいレースができると感じることができ、ラップタイムも悪くなく、ウイナーと同等だったと考えています。しかしながら終盤はタイヤの問題でペースが上がらず、また10番グリッドからではポテンシャルを出し切ることもできません。
この問題についてさらに分析して解決策を見出し、ポルトガルでは新たなスタートを切りたいと思います。

V・ロッシ選手談(16位)

ライバルたちは皆、非常に素晴らしく、後方からスタートした私は難しい展開を強いられてしまいました。ペース自体はそれほど悪くなかったのですが、とくに序盤で集団についていくだけの力はありませんでした。ウォームアップでは良い感触もあったので、もう少し上を目指していましたが、残念ながら期待通りにはなりませんでした。
またソフト・コンパウンドのタイヤにも少し苦戦しましたが、スイングアームの変更が少し助けになってくれたように思います。ヨーロッパのサーキットはグリップの良いところもあるので、良い結果を期待します。

R・ラザリ、チーム代表談

カタールでの戦いが終わり、正直なところ今は少しほっとしています。これから問題を分析し、次のポルトガルに賭けたいと思います。ポルトガルでの昨年のレースは、モルビデリ選手が表彰台を獲得していることもあり、我々にとっては良いレースでしたからね。

情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]

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レッドバロン
   
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