「Ninja ZX-25R」に世界チャンプが初試乗!映像から見えてきた新型マシンの凄さとは!?

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

カワサキから今秋に発売が予定されている直4エンジン搭載の250ccスーパースポーツ「ZX-25R」の初試乗プロモーション映像が公開された。この動画から分かったことを予想も含めて明らかにしてみたい。この動画は3月13日にカワサキの公式YouTube上にアップされたものだ。

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ジョナサン・レイがヘレスで初試乗!

冒頭ではスペイン・へレスサーキットで行われたKRT(カワサキ・レーシング・チーム)のウインターテストの風景から始まる。日付は2020年の1月21日。比較的温暖なスペインでもヘレスの冬は厳しく、ファクトリーマシン「Ninja ZX-10RR」の整備にいそしむメカニック達のピンと張りつめた空気感が伝わってくるようだ。

朝陽の中に浮かび上がるZX-25R。テロップには「我々は最新マシンの最初のプレビューのために最高のライダーを雇った」との英文が。続いて、WSBK(スーパーバイク世界選手権)5連覇中のKRTファクトリーライダー、ジョナサン・レイと今年から新たにチームメイトとして加わったアレックス・ロウズが登場。初っ端から狙いは“サーキット最速”と宣言したわけだ。

「かっこいいね」「僕らの乗るレースマシンによく似ている」「アグレッシブな造形、いいな」「カラーリングもクールだね」など二人の軽妙なトークに続き、ジョナサン・レイによる初試乗がスタート。スリムなマシンにひょいと跨るとエンジンを一発始動。250ccとは思えない図太い排気音は紛れもなく4気筒だ。
冷えたエンジンから吐き出される白い水蒸気とともに、コンパクトにマス集中化されたマフラーとガルウイング型のスイングアーム、OE採用の150サイズのワイドラジアルタイヤ(ダンロップGPR-300)が強調されている。

20,000回転まで刻まれたタコメーター

絶叫のような金切り声を上げて、ヘレスのストレートを全開走行するZX-25R。コックピットの寄りでは5速で160km/hに達し、レッドゾーンが始まる17,000rpmきっかりでシフトアップしている様子が映し出されている。ということは、パワーバンドもその辺りか!? 比較として、現行のNinja250の最高出力が27kW(37PS)/12,500rpmであることを考えると、格段に高回転高出力型にふってきていることは明らかだ。

ちなみにタコメーターは期待どおり20,000rpmまで刻まれている。参考までに、かつて90年代に一世を風靡した4スト250ccレプリカ「ZXR250」のタコメーターは19,000rpmからがレッドゾーンだったが、実際のピークは45ps/15,000rpmだった(当時の資料で最高速度は182km/h)。

250ccクラス歴代ナンバーワンは確定か!?

これに対し、動画の中で新型ZX-25Rは17,000rpmを超えてなお加速する勢いがあり、その上に6速があることを考え合わせると、おそらくはかつてクラス最強出力&最高回転数を誇ったZX-25Rを凌駕するパフォーマンスが与えられていることは必至。加えてフレームや足まわり、空力や電子制御などを含めた30年分のトータル的な進化を考えれば、もはや歴代ナンバーワンのスーパークォーターであることは間違いなさそうだ。

その証拠に映像の後半では、スロットル全開のままピタッと安定して高速コーナーを切り返すシーンも見られるなど、世界王者ジョナサン・レイの本気走りにも応える高次元のシャーシ性能をアピールしている。これは凄いぞ、と直感。空高く突き抜けるような直4サウンドがそれを訴えているのだ。
さらにエキサイティングな動画が近日中にリリースされるようなので期待したい!

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ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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