中須賀克行選手がJRR JSB1000で2連覇 通算9度目のチャンピオンを獲得

2019年11月3日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレース選手権の最終戦 第51回MFJグランプリのJSB1000で、YZF-R1を駆るYAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手がレース1で優勝、レース2で2位に入り、同クラスで連覇を達成するとともに通算9度目のチャンピオンを獲得した。

今シーズンのJSB1000は4月6・7日にツインリンクもてぎで開幕。ここで中須賀選手は両レースで優勝し、幸先の良いスタートを切った。ところが第2戦鈴鹿2&4では、レース2を2位とするも、レース1で転倒を喫し痛恨のノーポイントと大きなハンデを負った。さらに第3戦SUGOでは、ランキングトップの高橋巧選手(ホンダ)が両レースで優勝、中須賀選手は両ヒートで2位となり、2人の差は25ポイントまで拡大する。

しかし中須賀選手は、鈴鹿8耐を挟んで行われた第5戦もてぎ2&4で開幕戦以来となる優勝。続く第6戦岡山国際では天候の急変にマシンを合わせきれず3位となったが、オートポリスで行われた第7戦のレース1で、JSB1000通算50勝目となるメモリアルウィンを果たすと、レース2も優勝し、高橋選手の222ポイントに対して211ポイントと11ポイント差に迫り、最終戦のMFJグランプリを迎えた。

そのMFJグランプリのレース1、転倒により16位となった高橋選手に対して、中須賀選手は今季の最多勝を決める6勝目をあげ逆転。中須賀が9ポイント差で開幕戦以来となるポイントリーダーとなると、レース2では、高橋が独走で優勝するも、中須賀選手はチームメイトの野左根航汰選手と激しい2位争いを演じ、最終ラップで野左根選手をパスして2位でチェッカー。この瞬間、中須賀選手が2年連続、通算9度目のチャンピオンを決定した。

またチームメイトの野左根選手は、優勝1回を含む11回の表彰台に立ち、自己最高となるランキング3位を獲得した。

中須賀克行選手談

「今年は本当にライバルが強く、第2戦鈴鹿2&4のレース1で転倒したときに、チャンピオン獲得は難しいと感じていました。しかし、チームがレース毎にしっかりとマシンのポテンシャルを上げていってくれて、僕自身もこのままでは終われないという気持ちが強くなってきました。強いライバルがいるからこそ我々はもっと強くなれると。それでもやはり11ポイント差を逆転するのは厳しいと思っていたので、実はこの最終戦は最多勝を狙うという気持ちでした。しかし、レース1で高橋選手が転倒。過去、何度もチャンピオンをとってきましたが、回数を重ねる毎に重みは増し、大きなプレッシャーの中でのレース2となりましたが、2位に入りチャンピオンを獲得することができました。1年間、応援していただいたスポンサーの皆さん、そしてファンの皆さんにチャンピオン獲得のご報告ができることを本当にうれしく思いますし、チームスタッフや関係者も含め、皆さんが喜ぶ姿を見られて本当に幸せです。ありがとうございました」

吉川和多留監督談

「中須賀選手も言うとおり、今年は本当にライバルが強く、常にそのライバルを倒すために試行錯誤を繰り返してきました。そうしたなかで、チームスタッフは毎レースですばらしい仕事をしてくれ、中須賀選手も決して諦めることなく最高のパフォーマンスを発揮し続けてくれました。鈴鹿8耐でもそうですが、中須賀選手がチームを育て、チームが中須賀選手をさらに成長させる強い絆とチームワークが逆転チャンピオンにつながった大きな理由です。今回、中須賀選手は9度目のチャンピオン獲得ですが、まだまだ成長しており、チーム監督として驚きと同時に心強く感じています。そして今年もチャンピオン獲得という最高の結果を得ることができ、スポンサーや関係者の皆さん、そしてファンの皆さんに心から感謝しております。ありがとうございました」

中須賀選手 2019シーズンの戦績

※第4戦はJSB1000のレース設定はありません。

情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]

関連記事

編集部おすすめ

  1. ペダル付きバイクのモペッド。日本では50年以上も前に流行った事があるそうだ。時を経て登場した…
  2. NEXCO中日本と中日本エクシス株式会社は、E1 東名高速道路 浜名湖サービスエリア(静岡県…
  3. 合流・分岐が連続するため、走行注意 NEXCO中日本 名古屋支社が建設を進めてきたE1A …
  4. 前回:#01エポックメイキングな機種編 直列4気筒ニーゴーの名機が続々と生み出された’…
ページ上部へ戻る