今年の夏も暑い!猛暑を乗り切るためのオススメ熱中症対策とは

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

長い梅雨がようやく明けたと思ったのもつかの間、いきなりの猛暑がやってきました。そこで注意したいのが熱中症です。夏場のアウトドアスポーツなど、その危険性について注意喚起されていますが、もしかするとそれ以上に危ないのがこの時期のバイクライディングかもしれません。

ライダーは熱源に囲まれている

ただでさえ暑い夏、バイクはさらに暑くなる要素でいっぱいです。バイクに乗っているとき、ライダーは周り中を熱源で囲まれています。頭上からの直射日光とアスファルトからの輻射熱、そして股下からはエンジンの熱が襲います。加えて、ヘルメットに長袖ジャケット、グローブにブーツと全身をライディング装備で覆っているわけですから、これはもう移動サウナ状態、究極の我慢大会と言ってもいいぐらいです(笑)。

8月上旬が暑いらしい

よろしくないのは、年々暑くなっていることです。ちなみに昨年は熊谷で全国の歴代最高気温を塗り替える41度1分を観測するなど記録的な猛暑となりましたが、今年も同様に暑くなりそうです。ちなみに気象庁の最新予報によると、8月~10月にかけて全国的に平年より気温が高くなる見込みで、特に8月上旬にかけて厳しい暑さになりそうだとか。7月が比較的気温が低かったため、暑さにまだ体が慣れていないこの時期、特に注意が必要でしょう。

気象庁データ:https://www.jma.go.jp/jp/longfcst/000_1_01.html

渇いたと思ったら熱中症の始まり

皆さんすでにご存じと思いますが、熱中症は重症になると生命に危険を及ぼすものなので、けっしてムリや我慢をしないでください。日が照っていなくても湿度が高く無風状態の日などは要注意。特に渋滞などは避けるべきです。

喉が渇いたと感じたら、すでに熱中症の始まりと言われています。顔が紅潮して頭がボーッとしたり、手足の先に痺れるような感覚が出てきたら危険信号。すぐに走行を中断して、直射を避けられる風通しの良い場所を選んで積極的に休憩すべきです。できればエアコンの効いた場所で、保冷剤や濡れタオルなどを首に巻くなど、脳に血液を送る頸動脈を直接冷やすと効果的です。熱中症にはタイムラグがあり、特に初期段階は自分でも気づきにくいものです。数時間経ってから重症化することもあるので、ツーリングでは仲間同士で体調をチェックするよう心がけましょう。

積極的に体温を下げる工夫を!

熱中症の防止策としては、まず水分をまめに摂ること。水だけではなく塩アメや電解質が含まれているスポーツ飲料などを同時に摂るのがおすすめです。

また、装備面では積極的に体温を下げる工夫がキモ。ヘルメットはベンチレーションを全開に。クール素材のインナーに風通しの良いメッシュタイプのジャケットやパンツは基本ですが、最近は気化熱を利用した水冷式のクールベストや、ジャケット袖口やヘルメット内に走行風を導くための後付けタイプのベンチレーターなどアイデアグッズも出ていますので、試してみてもいいでしょう。

最近、自分で意識しているのが足元のクーリング。グローブとともにブーツも安全と涼しさを兼ね備えたメッシュタイプのレザー製を愛用していますが、中に履くソックスもクール素材の足首が出るゴーストソックスタイプとするなど、徹底して足ムレ防止に励んでいます(笑)。

そして、一番大事なのは体調管理でしょう。寝不足や二日酔いで疲れた状態では暑さへの順応力も低下してしまいます。普段から体調に気を配るのはもちろんですが、これからの季節、特にツーリングの前などは暑さに慣れるための身体と装備の準備をしておきたいものです。 

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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