「シグナスX」にMotoGP仕様が登場 ロッシがひょいと跨るアレだ!

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

▲「CYGNUS-X」 Monster Energy Yamaha MotoGP Edition

ヤマハからMotoGPマシンイメージを纏ったシグナスXの限定バージョンが登場。その概要とシグナスXそのものの魅力について少々語りたい。

以下、リリースより抜粋。


ヤマハは空冷4ストSOHC4バルブ124ccエンジン搭載の原付二種スクーター「CYGNUS(シグナス)-X」にMotoGPマシン「YZR-M1」イメージを再現した「CYGNUS-X」Monster Energy Yamaha MotoGP Editionを設定、1,300台限定で9月10日より発売することを発表した。

「CYGNUS-X」は精悍なフロントフェイスや導光タイプのLEDテールランプなどスポーティかつ先進的なスタイルに加え、市街地の実用域でのパワフルな出力特性や優れた走行性を兼ね備えたモデル。今回の“Monster Energy Yamaha MotoGP Edition”はスタンダードモデルをベースに、1)レースを象徴するヤマハレーシングブルーを加えた外装色、2)「YZR-M1」をイメージさせるモンスターエナジーヤマハのグラフィック、3)ゴールドカラーの音叉エンブレム、4)ゴールドカラーの前後ブレーキキャリパー、5)イエロースプリングの専用リアサスペンションなどを採用しているのが特徴。製造はグループ会社ヤマハモーター台湾で行う。


街乗りスポーツスクーターの定番モデル

現行のシグナスXは今春モデルチェンジした5代目。デザインが一新され、フロントマスクやメーターデザインを中心によりシャープに洗練された。思えば、現行型に直接つながるシグナスX初期型が発売された2003年から16年、初代「CYGNUS」登場からは実に35年も続くロングセラーモデルである。裏を返せば、それだけ安定した人気を誇っているという証でもある。

シグナスXは日本における原2スポーツスクーター像を確立したモデルと言っていい。通勤通学に便利な実用車だった原付スクーターを、走りも楽しめるファン領域へと高めた立役者だ。スクーターレースでは今なおトップクラスのポテンシャルを誇るなど、海外でも人気が高い。

シンプルで手軽なスクーター本来の魅力がある

エンジンは信頼性の高い空冷4スト単気筒に、乗り降りしやすいフラットフロア構造と小回りの利く前後12インチホイールの組み合わせ。このオーソドックスな車体構成を初期型から貫いてきている。そのシンプルな分かりやすさも魅力である。

PCXやNMAXなど最新の原2スクーターはパワフルな水冷エンジンに、剛性の高いセンターフレーム構造と安定性に優れる13~14インチの大径ホイールを装備するなど高性能化が進んでいる。ただ一方では、サイズも大型化し車重もやや重く、乗り降りで車体を跨ぐ必要があるし、ハイスペックと引き換えにプライスも高めなど、スクーター本来のメリットである“手軽さ”が若干スポイルされている部分もある。

もちろん、狙いどころが異なるので単純比較はできないが、「街乗りで十分なのでそこまではいらないよ」というユーザーにとっては、見た目がカッコ良くて軽快な車体で街中をキビキビと走る、シグナスXがベストマッチな一台となるだろう。

街乗りでスポーツマインドを楽しめる

自分も仕事柄、ほぼ全ての原付スクーターに試乗した経験があるが、シグナスXはいつ乗っても気持ちのいいモデルである。空冷らしい鼓動感のあるエンジンと骨太な低速トルクが街を流しているだけで楽しく、フラットフロアの割に車体剛性も高くハンドリングも軽快かつフロントに安定感があって交差点の右左折もシュア。前後ディスクブレーキもタッチにメリハリがあってよく効くなど、原2スクーターという限られたパッケージングの中で、とてもバランス良く仕立てられているのだ。メインステージはあくまでも街乗りなのだが、そのレンジの中でスポーティな走りを満喫できるのがシグナスXなのだ。

そして今回、ヤマハファン待望の“モンエナ仕様”が登場した。MotoGP界のスーパースター、かのバレンティーノ・ロッシがパドックを移動する際にレザースーツ姿でひょいと跨る小洒落れたアレ!

憧れのパドックスクーターを思わせるカラー&グラフィックが、通勤でも気分を盛り上げてくれるスパイスになるかもだ。

【関連ニュース】
【新車】ヤマハ「CYGNUS-X」台数限定モデルが9/10から発売 MotoGPマシン「YZR-M1」のイメージを再現

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ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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