【ハーレー電動バイク「LiveWire」海外試乗速報】異次元の加速感!でも凄いのはそれだけではない

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

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ハーレーダビッドソン初の電動バイク、「LiveWire」の国際試乗会に参加してきた。2015年にプロトタイプが発表されて以来、いよいよ市販モデルとしてデビューすることになったのだ。

プロトタイプとは別物

試乗会が開催された場所は米国オレゴン州のポートランド。全米で最も住みたい街にランキングされたこともある緑多い静かな環境で、電動バイクを走らせるのに相応しい街だ。

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初めて見た市販モデルの印象は、想像していたよりひとまわり小さく感じた。巨大なバッテリーと電動モーターに前後輪をくっつけただけのようなシンプルな構造はそのままだが、特に車体のスリムさが際立っていて、ガソリン車のように燃料タンクやエンジンなどの厚みがないため、上から見ると一直線のボディ形状が独特だ。

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市販モデルでは新たにフラッシュイエローが加わり、シート前方がニーグリップしやすくなり、バッテリーを冷やすためのダクトなどが付けられている。ヘッドライトまわりのデザインも変更された。開発スタッフの話では、プロトタイプと共有しているパーツは一切ないそうだ。つまり、別モノのマシンということだ。

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超電導カタパルトの加速感

スイッチオンでTFTディスプレイに光が灯りモーターが起動する。フルエレクトリックなので当然ながら排気音やメカノイズはなく、モーターが発する僅かなパルスだけが車体を通じて伝わってくるだけだ。

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スロットを開けるとモーターが唸りをあげて弾けるように加速していく。従来のエンジン車では今までに体験したことがない加速感。先行するマシンに意識が追い付かない感じといったらいいだろうか。0→100km/h加速が3.0秒という数値は従来の大型スポーツモデル並みで、スペック的には最大出力105psと驚くほどではないが、その加速フィールが全く異なるのだ。まさに超電導カタパルトで射出される感覚!(体験したことはないが)。ゼロ発進から瞬間的に100%の最大トルクを発生できる電動モーターならでは特性だろう。これ以上言葉で表すのは難しい。

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エンジン車にはない不思議な安らぎも

ライポジはハーレーらしい低シートでスリムな車体と相まって足着きの良さは抜群。ワイドなハンドルバーを両腕で抱え込むファイタースタイルだ。小回りが利くサイズと、210kgと軽量な車体は市街地での移動にもストレスがなく、スロットルをラフに開けさえしなければ出力特性も穏やか。とにかく静かでスムーズな乗り味はエンジン車にはない不思議な安らぎを感じられた。

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ワインディングも自然に気持ちよく走る

ポートランド近郊のツイスティロードも試走したが、見た目よりはどっしり感はあるが、けっして鈍重ではなく、切り返しも軽快。車重の半分ほどを占めるバッテリーとモーターを2段重ねにしたような独特の構造のためか、低重心にマスが集中している感じだが、これはかつて知ったるハーレーの感覚にも似ているため思いのほか違和感はなかった。

クラッチやシフト操作も必要なく、やるべきはアクセルと前後ブレーキ操作だけ。ある意味、スクーター感覚ではあるが、アクセルを閉じると回生ブレーキがけっこう強く効くので、通常のバイクのように車体の姿勢変化を利用したスポーティな走りも可能だ。

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日本導入は2020年以降か

急速充電60分でフル充電となり、航続距離は最大235kmということだが、試乗会では街中でのストップ&ゴーから峠道を相当なペースで飛ばしたせいか、“遠慮しない走り”での現実的なレンジはその半分程度と思われた。

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ちなみに日本導入時期は未定だが、2020年以降が有望のようだ。その際には日本でも4輪EV用として広く普及しているCHADEMO規格の急速充電器を全国のハーレーディーラーに設置する見込みだとか。その意味では、EV普及で最も懸念されている充電インフラについても心配なさそうだ。

以上が速報。詳細なインプレッションは近日中にお伝えしたい。

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ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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