入場者数は過去最高の7万3000人 大盛況だった「大阪モーターサイクルショー」

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

ここ数年大きく伸ばし毎年記録を更新

先週末の3/15(金)~17(日)にかけてインテック大阪で開催された第35回「大阪モーターサイクルショー」は大盛況のうちに幕を閉じた。

公式発表によると、3日間の入場者数の合計は73,038名と前回2018年の70,664名(前年比103.36%)を上回る結果となった。曜日別に見ると、3/15(金)が14,482名、3/16(土)が30,792名、3/17(日)が27,764名と土曜に最も多くの入場者を集めているのが特徴。

年次で見ても、2015年(57,754名)、2016年(62,512名)、2017年(66,244名)とここ数年大きく伸ばし、毎年記録を更新するなど「大阪」の盛況ぶりがうかがえる。出展社数こそ153社と昨年の163社と比べると減ったものの、概ね大成功と言っていいだろう。

若者がグループで来場しやすい仕組み

成功の影には運営側の努力と工夫がある。今回も毎年好評の「若割U22」を実施。これは開催日当日に18歳~22歳を対象に当日券に限り割引価格で入場できるもので、通常大人1名1600円のところ1100円に。さらに2名2000円、3名2700円、4名3200円と人数が増えるほどお得感が増す仕組みになっている。

グループ来場のニーズ掘り起こしを狙ったもので、それが奏功した証拠に若い男女のグループで盛り上がっている様子が会場のそこかしこで見られた。また、高校生以下は無料とするなど敷居も大きく下げて、若年層が気楽に入れる環境が整えられている。

若者や女性目線で新規掘り起こし

さらに有名メーカーのパーツ&アクセサリー、バイク関連グッズが特価で購入できる「ライダーズ・マーケット」や創造力を刺激する様々なカスタムバイクの展示の他、屋外特設会場では各メーカー最新モデルに乗れる「2019ニューモデル体感試乗会」や国内トップライダーによる「トライアルデモンストレーション」、大阪府警交通機動隊による「白バイ隊員デモ走行」などを恒例の人気イベントを実施。

会場内特設ステージでは2輪モータースポーツ界の第一線で活躍する女性ライダーにバイクの魅力を女性目線で語ってもらうトークショーが多くのギャラリーを集めていた他、若者やカップルが気軽に入れる「CLUBモーターサイクル・カフェ」なども特設されるなど、若者や女性を惹きつける魅力的なコンテンツが盛り沢山用意されていたのが印象的だった。

2輪が健全な方向に向かっている手応えも

会場では国内外の車両メーカーの方々にも直接話をうかがったが、「ここ数年、明らかに若者層や家族連れが増えていると肌で感じる。業界としても健全だと思いますね」、「カメ子(キャンギャル狙いのカメラ小僧)が減って本当にバイクが好きな人が来てくれている印象」、「ネットで事前情報を仕入れてくるのか、高度な質問がくるのでタジタジ(笑)」など、時代の変化を感じさせる前向きな意見が多かった。

自分も会場を回りながら観察していたが、各メーカーともニューモデルを展示するだけでなく実際にほとんどのバイクに跨り体験ができるなど、ユーザーとの距離感が近いブース作りが印象に残った。

今週末はいよいよ「東京モーターサイクルショー」が開幕する。こちらでも大成功を期待したい。

【関連ニュース】
東京モーターサイクルショー2019が3/22-24に開催 新ライダー割0円・高校生早割キャンペーンも実施
東京モーターサイクルショー2019 各社出展概要
ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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