ボッシュ、ラスベガス CES国際家電ショー イノベーションアワードを受賞 二輪車事故低減のためのシステムなど

▲車両ネットワーク化に向けたオールインワンの原理

ボッシュは、2019年1月8~11日にラスベガスで開催されるCES国際家電ショー 2019に先立ち、CESイノベーションアワードが発表され、二輪車事故を低減するレーダーベースのアシスタンスシステムや、電動スクーターとつながるアプリとヘルメットソリューション等、合計6つのCESイノベーションアワードを受賞した。

CESイノベーションアワードは、コンシューマー技術協会(CTA、Consumer Technology Association)が28の分野を対象として実施している年間プログラムで、将来のトレンドを示す。

CESイノベーションアワードでボッシュの6つのソリューションが受賞

1.車両ネットワーク化に向けたオールインワンの原理

モビリティのネットワーク化、自動化のためには車両間で、また車両と周辺環境がスムーズに通信できる必要があります。このために、ボッシュはV2X(vehicle-to-everything)通信で使用されるすべてのWi-Fiベース・無線ベースの伝送テクノロジーに対応する汎用ネットワーク化ユニットを開発しました。
これにより、国やメーカーに関わらず、車両間および車両と交通インフラ間での通信が可能になります。データ接続を管理する複雑な作業を処理するのは、ポルトガルのスタートアップ企業、ヴェニアム社が製造したソフトウェアです。
このソフトウェアは各要件を満たすベストな伝送テクノロジーを常に探し出し、利用可能な選択肢の間で通信プロトコルを自動で切り替えます。

2.ドアミラーのないトラック

新しいメルセデス・ベンツ アクトロスは、従来のメインおよび広角ミラーの代わりに量産トラックとしては初めてカメラシステムを装備しました。ミラーカムと呼ばれるこのシステムは、360°の視界をもたらします。
安全性の向上に加え、ミラーの代わりにコンパクトなデジタルカメラを装備することで、エアロダイナミクス面も改善し、燃費が向上します。2個のカメラはキャブのルーフの左右に取り付けられ、キャブ内部のAピラーに設置された2つの15インチ高解像度ディスプレイにリアルタイム画像を送ります。
このシステムは運転状況にあわせてモニターのディスプレイを調整します。ミラーカムは、トラックのエアロダイナミクス、安全性、ハンドリングを大幅に改善します。このミラーカムシステムに関してダイムラーの開発パートナーとなったのは、ボッシュとメクラ・ラング(Mekra Lang)社です。

3.車両キーとなるスマートフォン

ボッシュの車両アクセスシステム「パーフェクトリー キーレス」を採用することで、乗用車を所有するドライバーだけでなく、カーシェアリングのフリート運用者、および物流企業は、今後デジタルで車両キーを管理できるようになります。
スマートフォンアプリを使用し、誰がいつ車両にアクセスできるようにするかをいつでも決めることができます。このボッシュのシステムの特徴は、スマートフォンと車両との接続が従来以上に安全なものになっていることです。
このパーフェクトリー キーレスは、デジタルフィンガープリントのように認証済みスマートフォンを正確に認識することができます。CES 2019では、フォード マスタングをベースにしたデモ車両にこのシステムを搭載し展示します。

4.二輪車事故を低減するレーダーベースのアシスタンスシステム

感覚器官の役割を担うレーダーを装備することで、二輪車は周囲の状況を正確に把握できるようになり、死角検知、衝突予知警報、アダプティブ クルーズ コントロールといった新たな安全運転支援機能を備えることが可能になります。
この新たなアシスタンスシステムは安全性の向上だけでなく走行快適性も高めるため、ライダーはライディングの楽しさと利便性の向上を実感することができます。ボッシュの事故調査報告によると、レーダーベースのアシスタンスシステムを装備すれば、二輪車事故の7分の1を防ぐことができたとされています。
こうした電子制御式アシスタンスシステムは周囲を常にモニターし、緊急時には人間よりも迅速に対応することが可能です。このシステムは、レーダーセンサー、ブレーキシステム、エンジン制御、ヒューマン マシン インタフェース(HMI)を組み合わせた技術によって支えられています。

5.電動スクーターとつながるアプリとヘルメットソリューション

今回受賞した新しいアプリにより、電動スクーターで最新のネットワーク化ソリューションを利用することが可能になります。電動スクーターのバッテリー残量などの重要な情報がアプリを通じて表示されるだけでなく、ライダーと車両との間での通信、さらにソーシャルネットワークによって他のユーザーとつながることも可能になります。
具体的には、ライダーの近くにいる友人を見つけるといったことが容易にできるようになります。
またヘルメットソリューションとしては、電動スクーターのハンドルバーにアプリで操作可能なスマートヘルメットホルダーが備え付けられ、電動スクーターを駐車する際にヘルメットの収納としての役割を果たすと同時に、車両を盗難から、またディスプレイを器物損壊から守ります。

6.産業機械や家庭用機器の効率を高める後付けソリューション

ボッシュが開発したアルゴリズムPhantomは、中小企業が自社の機械のエネルギー効率を評価し、大幅に改善するお手伝いをします。
この後付けソリューションはわずか数分で取り付けることができ、センサーを用いて顧客のエネルギー消費ネットワークにおける各装置への負荷を測定することで、使用状況や潜在的な不具合に関する有益な知見をもたらします。
これにより、機械の運転や効率を改善することができます。家庭内でも、ボッシュのPhantomは各装置がどれだけのパワーを使用しているのかを知らせます。こうしてエネルギーフローが透明化することで、エネルギーの節約が可能になります。

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情報提供元 [ BOSCH ]

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