トライアンフから新型スピードツイン登場 初跨りで「馴染みやすさ」を実感!

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

▲新型SPEED TWIN

名車の再来

トライアンフから新型ボンネビルシリーズの最新「SPEED TWIN(スピードツイン)」が発表された。新型スピードツインは、1938年に登場しスムーズでダイナミックなハンドリングと優れたレスポンスなど、パフォーマンスと操作性において世界一のモーターサイクルブランドとしての地位を確立したトライアンフ史上の名車、元祖スピードツインの現代版である。

▲1937年のSPEED TWIN

その特徴を簡単に表すならば、Street Twinの現代的カスタムスタイルにプレミアムなディテールが加えられ、Thruxton Rのパフォーマンスとテクノロジーをより扱いやすくセットアップ。これにBonneville T120の威風堂々の走りと快適性を融合したモダンカスタムロードスターという位置付けだ。

エンジンと車体も現代的にアップグレード

▲新型SPEED TWIN

クラス最高峰のハンドリングを実現するために、Thruxton R由来の専用新フレームには高性能のカートリッジ式フロントフォークとプリロード調整可能なツインショックが組み合わされ、Brembo製4ピストンキャリパー付きダブルディスクとリヤシングルディスクを装備。前後17インチ軽量アルミホイールにピレリ製Rosso Corsa 3タイヤ、ABSと切り替え式トラクションコントロール、807mmのローシート、Thruxton比で10kgの大幅な軽量化などが特徴となっている。

エンジンも新型SPEED TWIN専用にアップデートされた1,200ccの高出力8バルブBonnevilleパラレルツインエンジンを採用。Thruxton R由来の低慣性クランクと高圧縮ヘッド、軽量パーツの採用などにより、エンジン単体で2.5kgの軽量化を実現。同時に97ps/6,750rpmの最高出力を実現した。

この数値は従来型Street Twinより76%、2018年新型モデルのStreet Twinよりも49%の大幅な出力強化を達成。また112Nm/4,950rpmの最大トルクは2018年モデルのStreet Twinより40%強化されるなど大幅にパフォーマンスが高められている。

さらに最新テクノロジーも盛り込まれ、ライドバイワイヤによる3種類のライディングモード (スポーツ、ロード、レイン)や最新の安全基準に準拠したABS、切り替え式トラクションコントロール、トルクアシストクラッチを装備。LED DRLヘッドライトやLEDリヤライト&インジケーター、USB電源ソケット、エンジンイモビライザーなど充実したユーティリティも魅力となっている。

▲新型SPEED TWIN

自然体のリラックスしたライポジ

実は新型スクランブラー1200のプレス発表会で限定的なプレビューがあり、幸運にも跨ってみることができたのだ。第一印象はクラシカルで現代的。伝統的なブリティッシュデザインの中に高品質なディテールの作りが際立っているのはT120などと同じだが、より今風というか若々しさを感じるデザインに思えた。

跨ってみた印象だが、シート高はネイキッドとして標準的なレベルで並列2気筒らしいスリムな車体もあって足着きも良好。ステップ位置も適度にスポーティな感じで、ハンドルは程よい高さと幅で上体をアップライトに構えた自然でリラックスしたライポジだった。

▲新型SPEED TWIN

大型バイクらしい堂々とした車格ではあるがライポジは割とコンパクトで、跨った瞬間から「乗りこなせそう」と体で感じた記憶がある。見た目の雰囲気やスペックからしても、国産ではカワサキのZ900RSやホンダのCB1100シリーズなどと良いライバルになると思えた。

時代を超越したトライアンフのDNAがモダンでスタイリッシュなカスタムルックの中に凝縮された現代のスピードツイン。日本導入は2019年初春とのことで楽しみにしたい。なおメーカー希望小売価格については未定となっている。

【関連ニュース】
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ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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