【丸山浩「CRF450L」試乗インプレ】ホンダの本気!レーサー直系だけど24馬力ってアリなの?

【丸山浩:モーターサイクルジャーナリスト】

Webikeをごらんの皆様、こんにちは丸山浩です。

さて先月はヤマハNIKENの各種テストで盛り上がりましたね。MOTOR STATION TVでのNIKEN各放送回の視聴数だけでも、すでに100万視聴を超えてしまいました。そのくらい皆さんが注目をしていると言うことですね。

【関連コラム】
”立ゴケ”にも挑戦!? ヤマハ「NIKEN」ワインディングコース全開アタック

先日、さらに同じエンジンを積むMT-09とのサーキットタイムアタック比較映像を追加で載せたところなので、こちらも是非ご覧下さい。

NIKENサーキットタイムアタック!MT-09と比べてみた

ヤマハNIKENの試乗会は9月25日に行われたのですが、実はその翌日26日にはHONDA CRF450Lの発表試乗会が行われていました。もちろん私もすぐに移動して試乗させていただきました。

ただ、そのスペックは最高出力24馬力、価格は129万円…これには皆さん驚いたでしょう。ファーストインプレ放送回のコメントでは賛否両論。このコメント欄をみているだけでも面白い。

ホンダの本気!CRF450L発売開始速報♪

当日試乗コースには、ちゃんとオフロードシチュエーションも用意されていたのですが、前日は雨。所々ぬかるんでいて、OEMタイヤでは全開走行どころか、ちょっと谷に降りると登ってこられないような状態。多くのジャーナリストが、ここの走行をあきらめ、公道のみとなってしまったようです。

それでも絶対に転ばせないように、少しでもダートを体感。低速トルクのありがたみと車重の軽さを実感したところでした。(足着きだけは厳しい)

公道レーサー誕生 CRF450L

価格はともかくとして、24馬力とは、いったいどのような人に…そんな思いで、街乗り公道試乗にもでて、いろいろ試してみました。

うん、たしかに高回転にパッキーンっては回らない。本格レーサーのスタイリングで、実際には回らないエンジン…、イメージとは合わないのは認めましょう。

しかしホンダとしては、あくまでトレール車輌としての販売。モトクロッサー張りにカッコいいスタイリングのトレール車輌とは、なんと贅沢な。街乗り、林道であれば、レーサー譲りの車重の軽さだけで十分に楽しめましたよ。

CRF450Lってさぁ、レーサー直系だけど24馬力ってアリなの?

さてCRF450Lが発表になる3ヶ月ほど前に、こいつの元車両となるモトクロッサーCRF450Rを当社のFACTORYが注文してくれたマシン(受注発注なので、11月にやっと納車)が届いたので、あらためて市販レーサーと市販公道バイクの違いをスペックから読み解いてみました。

多くの人は、市販レーサーに、そのままウインカーとヘッドライトをつけて、ナンバー付けてくれればいいのに…って言いたいところなのでしょうが、そうはいかないのが速さのみを追求したレーシングマシン。

音量の規制だけではなく、消耗部品の耐久性、交換時期等を考えると、一般公道走行可能にするには、高回転を切り取るしかなかったというのが本当のところ。

それでも市販レーサーにナンバーを付けて走りたいと思う人がいるのも事実。実は私も1990年初頭に出場していたメキシコBAJA1000レースで使用したXR600を日本に持ち込みナンバー取得を目論んでいたので、その気持ちがよく解るのです。

今回は、そんなところも伝えておりますので、実際に購入する人の立場に立って、CRF450LとCRF450Rについて語ってみました。

HONDA CRF450R/RX 市販レーサーと公道市販車CRF450Lについて語る!

あらためてCRF450Lとは「どんな人にもお薦め…」というマシンではないのですが、どうしてもほしいと言う人がいるのも事実。そんなマニアックな人達にむけて、市販化するホンダの技術陣に脱帽です。

私としては近頃流行の150万円以上もするBIGアドベンチャーマシンで無理して林道に行くよりも、富士山麓の自然の大地を自由に踏みしめ、心ゆくまで堪能出来ました。楽しいマシンです。

丸山 浩

丸山 浩 モーターサイクルジャーナリスト

投稿者プロフィール

1964年1月10日生まれ、東京出身・身長168㎝体重62㎏・国際A級ライダーとして全日本ロード、鈴鹿8時間耐久レースなど豊かなレース参戦経験をもち、4輪シーンにおいてもスーパー耐久シリーズを自らのチームを率いて出場するなど、現在に至るまで2輪4輪の現役プロレーサーを努める。
さらにモータージャーナリストとしての一面も持ち、各種誌面企画記事、またDVD製作、イベント・TV番組プロデューサーとしても活動。
現在、株式会社WITH MEの代表としてモータースポーツ文化を広めるべく多忙な日々を過ごす。

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