企業秘密ギリギリの最新二輪レース技術を紹介 「MOTUL日本GP テクニカルパドックツアー」開催レポート

最新テクノロジーを分かりやすくレクチャー

日本GPの“人気恒例行事”となりつつあるテクニカルパドックツアー。「MotoGPの世界をより深く知ってもらいたい」と青木宣篤氏がナビゲーター役を務め、最新二輪レース技術を紹介する企画だ。

今年は「MOTUL日本GPテクニカルパドックツアー」と銘打ち、日本GP開催期間中の10月19日(金)および20日(土)に、オイル/プラグ講座とタイヤ講座が行われた。レースウィーク間際の募集だったにも関わらず、定員の20名を大きく上回る応募が寄せられ抽選に。幸運にも参加できた人たちが、MotoGPテクノロジーを堪能した。

まずは青木宣篤氏からカーボン製フレームパーツに関するレクチャー。かつては軽いが硬すぎて扱いにくい素材だったカーボンが、製法の進化により“しなり”を得て、MotoGPマシンの車体パーツに多く使われつつある現状が説明された。

続いてはMOTULの新井氏によるオイルについての解説。本来なら相当に難しい化学の話を分かりやすく噛み砕きながら、世界最高峰のレースで馬力と耐久性のシビアなバランスが求められていることが説明された。

さらにNGKスパークプラグの加藤氏は、最新の量産スーパースポーツモデルに対応した特殊形状のプラグなどを見せながら、ふだんあまり意識することがないスパークプラグがどんな働きをしているのかを具体的に解説された。

そしてミシュランタイヤでは、二輪部門モータースポーツマネージャーのピエロ・タラマッソ氏がマイクを握った。MotoGPで勝負を分ける非常に大きな要素となっているタイヤについて詳しく説明された。

スパークプラグ、バルブスプリング、フィンガーフォロワーといった実物を手にしながら聞く話は、興味深いものばかり。特にミシュランでは本物のMotoGP用タイヤに触れる機会もあり、参加者たちは興奮を隠せない様子だった。

難しい技術の話を分かりやすく伝える当ツアーは女性にも人気。一方で、ふだんは知り得ない企業秘密に近付くことができるため、レースマニアも大いに満足していた。

青木宣篤コメント

できるだけたくさんの方にMotoGPの凄さを知ってもらいたくて2016年に始めたテクニカルパドックツアーも、今回で3回目。企業秘密盛りだくさんのMotoGPテクノロジーは言えないことも多いのですが、例年どおりギリギリを攻め、マニアの方たちに喜んでいただけたと思います。

また、女性の参加者が多いのも特徴。分かりやすく工夫した内容が受け入れられているようです。MotoGPへの興味を少しでも深めてもらう機会として、今後も継続開催していきたいと考えています。

情報提供元 [ 【青木ノブアツ】オフィシャルサイト ]

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