[Webike TRICK STAR Racing] ARRC AP250 Rd.3 限られた環境下で山本剛大がチームと健闘 

アジアロードレース第3戦 鈴鹿ラウンド

■チーム名
Webike TRICKSTAR Racing

■参戦クラス
AP250ccクラス

■ライダー
山本剛大選手
ゼッケン11番

■マシン
KAWASAKI Ninja250

■予選結果
タイム:2分30秒147
順位:8位

■決勝結果
レース1:12位
レース2:11位


Webike TRICKSTAR Racingは、アジアロードレース第3戦 鈴鹿ラウンド AP250クラスに、新型になったKAWASAKI Ninja250で参戦した。

マシンがチームに届いてからの日が浅く、開発に充分な時間が費やすことができず困難が予想されたが、メカニックが奮闘。レースウイーク直前に、目標エンジン馬力が、エンジン計測機上で以前のモデルよりピークパワーを上回る事が出来たため、参戦を決行した。

一方の山本剛大選手も、新型Ninja250のAP仕様マシンに乗るのは今回のレースウイークが初めて。足回りのセッティングにも不安があった中での参戦となった。

予選

公式練習にて、車体のセッティングも良い方向に導けたが、エンジンのパフォーマンスがまだ発揮出来ない様子だった。作戦として、まだストレートの速さが確立出来てない以上、速い他車のスリップストリームを利用し、タイムを上げて行く方法を狙った。コースインのタイミングを遅らせ、ランキングトップのアストラホンダ勢の後ろを追いかける形で、山本はコースに入った。

アストラホンダチームは昨年から常勝を続けており、常にライダー達にマークされ、彼らの後ろ(スリップストリーム)に付いてタイムを出されていた。よってアストラホンダ勢は、その作戦をかわす為に、コースインのタイミングを大きく遅らせ、3台だけでタイムアタックするという戦法をとっていた。この戦法はかつて、2015年にTRICKSTAR Racingが取った戦法と同じものだ。

山本はその3台の真後ろに着け、各コーナーで攻め立てた。計測3周目で自己ベストの2分30秒147を出し、この時点で5番手。このまま更にタイムを更新するかと思いきや、次の周にタイムアタックを止めてピットイン。ピットに戻った山本は、エンジンの高回転が、3周目に入った辺りから思うように回らなくなった、とコメント。

メカニック達は直にデーターロガーを解析し対処に当たったが、原因は特定出来なかった。予想されるECUコンピュータを交換し、再びコースインさせた。

残り時間が少なくなり、山本はタイムアタックするタイミングを計っていた。好タイムを出しているホンダ勢の真後ろについてタイムアタックを試みるも、なかなか上手くタイムを更新する事が出来ない。結果は3周目に出した2分30秒147というタイムで8番手となった。

決勝レース1

レースはドライコンディションの8周で行われた。クラッチミートを上手く決め、まずまずの発進と思われたが、加速途中にギヤ抜けをしてしまい失速。中盤グループに飲み込まれる形で、一周目のコントロールタワーを16位で通過した。

一周の内に、山本は得意のコーナーで何台も前車を抜き、順位を上げる。しかし、表のストレートとバックストレッチで抜き返され、順位を落とす。何とかトップグループへ追いつこうとプッシュするも、今回のストレートスピードでは、中団グループの中でラップタイムが上げられず、徐々に遅れを取る形となっていった。

その後も中団グループの中で追い上げを図るが、コーナーで追い抜いてもストレートで抜き返されてしまい、膠着状態が続いた。

終盤になり、周りのライダーが疲れたところで、ようやく中盤グループの先頭に立つ。しかし時既に遅く、トップグループとの間に差がついてしまい、結果は12位でゴールとなった。

決勝レース2

前日の反省を活かし、メカニック達はマシンのポテンシャルを上げるべく、一度ファクトリーに戻り、夜遅くまでセッティングを中心に改善を試みた。

レースがスタートし、1コーナーへ9番手当たりで進入。続いてS字コーナーで1台パスし8番手へ。西コースへ移り、前車のイン側から前へ出ようとするも、スピードが足りず抜き切れない。バックストレートからシケインまでで一気に4台抜かれ13位に。表のストレートで14番手まで順位を下げてしまった。

トップは大きく離れたが、2位から15位までは1つの大きな集団となっていたので、山本にもまだまだチャンスはあった。レース1と同じような展開になりつつあったが、メカニックの尽力も功を奏し、ペースは明らかに速い。2位集団の後続でしっかりマークしていた。

トップはレース1同様、独走状態になり、2位争いに焦点は絞られる展開だった。山本は時折、グループの中団あたりまで追い上げるも、ストレートでことごとく抜かれ、尽くす手がなかなか見当たらなくなっていた。予選タイムに迫るハイアベレージをずっとキープしていたが、抜け出すまでは行かなかった。

レース終盤で、2位争いをするライダー達にアクシデントがあり2台が脱落。レースはそのまま続けられ、山本は11位でチェッカーを受けた。

ライダー 山本剛大選手コメント

今回のレースは新型Ninja250の初レースでわくわくする反面、マシンのリリースのタイミングがレース間近だった為、準備不足でしたので厳しい戦いになるのを覚悟して挑みました。

実際に戦ってみるとレギュラー陣との車両の差は明確で、かなり厳しいレースとなってしまいました。しかし毎晩遅くまで頑張ってマシンを用意し、少しでも速くしようとしてくれていたメカニックやチームに感謝しています。

レースに出ている以上はどんな状況でもやれることはしっかり行い、出し切ろうと決めて走りました。そして出し切った上での今回の結果ですので悔いはありませんし、リザルト自体には納得しています。

スポット参戦にも関わらず、サーキットへ駆けつけて頂いた皆さん、そして応援頂いた全ての皆さん、ありがとうございました。

監督 鶴田竜二コメント

今回のレースは正直出場するか迷いました。シャーシダイナモ上(エンジンの計測機械上)では馬力は出ていても、実際に走らせるとやはり違っていました。特に加速の性能が他車に比べ著しく劣っていた感は否めません。

もう少し時間があればというところですが、こればかりは仕方がありません。ある程度は想定していましたが、今回はそれを上回る程の差があり、レースウイーク中にもメカニックは手を尽くしながら進め、ある一定の方向性は見えました。ただレースの結果に繋げる事が出来ず、とても残念でした。

しかし、我々が過去の優秀な成績を収められたのはそれぞれ限られた時間の中でのチャレンジでした。今回はそれを形に出来ませんでしたが、レースとしては山本選手も、クルーも出来る限りの事をやってくました。この経験をまた今後に繋げ成長して行かなければならないと思っています。

今回は不甲斐ない成績で申し訳ありませんでした。こうしてチャレンジ出来る場を与えて頂いたARRC関係者に感謝しています。私達チームがチャレンジ出来るのもWebike様をはじめ各スポンサー様、そしていつも熱い応援を頂いているファンの皆様のご支援とご声援があるからです。心より感謝しております。

情報提供元 [ Webike motosport ]

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