真冬の笹川流れへ[きたきつねさん ツーリング日記]

ユーザー:きたきつねさん
車種名:HONDA NC700X
期間:2017年12月24日
都道府県:新潟県

今回は、クリスマスイブに新潟県の景勝地「笹川流れ」へツーリングへ行ったきたきつねさんの日記です!

冬の日本海や雪道、民家の軒先など趣ある写真が素敵です。
真冬も楽しむ様子が伝わってきます!ハンドウォーマーも活躍していますね!

季節(シーズン)を諦めきれない男のブルース

やっと天気が落ち着いた24日のクリスマスイブ。例年ならバイクを冬眠させる時期ですが、今年最後はKITAKITUNE700Xを走らせてやろうと思い、冷たい風が吹きつけるなか新潟県北部の景勝地「笹川流れ」まで行ってきました。
真冬の新潟県北部、向かった先には、他にも季節を諦めきれなかった男達が活動していました。

今年はあまりに早く雪が降り始めたために、700Xでのバイク通勤は11月中頃で終了してしまいました。なにしろ寒さ自体より悪天候や路面凍結が怖いです。
それから冬眠処置もせず一ヶ月くらい経ちますが、今日は日中の天気が持ちそうな予報なので、ひとっ走り行ってきます。

ここで初登場するアイテムは、ハンドルに取り付けた黒いハンドウォーマー。
ラフ&ロー製のやつで、これは20年以上前、発売したばかりのものを当時乗ってたDR250SHに装着して使ったことがあり、寒風から手を守ってくれる効果をよく知っていました。
当時のものはネオプレーン生地のままでかなりチープ感がありましたが、20年を経てポケットが着いたり生地がナイロン繊維でカバーされてたり、排水孔があったりと進化を遂げていました。
今日のツーリングでは、その効果が楽しみです。

自宅を10時に出発し、県道と広域農道を走り継いで北上。
胎内市の胎内川河口までやってきました。
ここへ入ってくるとき、狭い通路でハイエースとすれ違ったのですが、中にヤマハYZ125らしきマシンが乗っていました。
どうやら先ほどまでここの砂丘で走りまくっていたようす。たしかにモトクロッサーのパワーがあればふかふかの砂丘でも楽勝です。
ふふふ・・この兄ちゃんも、シーズンを諦めきれない一人なんだね。

柔らかい砂の通路を進み、やってきた冬枯れの荒涼とした風景の砂丘。
潮風がほおを切るように冷たい。
こんなときに、車で乗り込んでいる人がいるなあ。

離れた波打ち際で、数人がせわしなくルアーキャスティングしている様子が見えます。
・・ああ。スズキ狙いの釣り人かあ。
この寒いなか・・(俺もひとのことは言えないな)
ここでも、シーズンを諦めきれない男達、発見。

ここの浜ではいつも面白い漂着物が打ち上げられていますが、これはビックリ。
スニーカーに白い生物がビッシリ取り付いています。
この、一見貝のように見える生き物は「エボシガイ」と呼ばれるもので、名に「カイ」と付きますがフジツボに近い節足動物の一種です。
これを見ていて、映画「パイレーツオブカリビアン」の幽霊船乗組員の特殊メイクを思い出した俺。
イソギンチャクやらヒトデ、フジツボが頭、顔にビッシリ取り付いたモンスターメイクのアレです。

この時期にしてはわりかし穏やかななぎさ。
潮騒に耳を澄ませ、目前に広がる日本海をしばし眺めました。

さて、じっとしていても寒いばかりなので、再び出発だ。

村上の市街地を通過。
冬の村上の町屋風景を観に来た観光客が数人のグループで散策していますね。
「鮭の町」と呼ばれるだけあって、鮮魚店ではない普通の民家でも軒先に鮭を吊している様子が見えます。
他にも、干し柿とか、大根とか。長い冬を過ごすいにしえの知恵ですね。

昼食の時間となったので、国道7号線沿いにある「らんらん亭」で、豚骨ラーメンを一杯。
防寒対策としてものすごくウェアを着込んでいる俺は座敷席ではなくカウンター席を陣取り、ふうふう言いながらラーメンをかっ込みました。
このくそ寒い時期、熱々のラーメンがおそろしく旨い!

食後、三面川沿いのダートを移動。
さすがにこの辺りでは雪が残っています。
冬眠前のマシンを、あまりドロドロにしたくないのでスピード抑えめ。

河川敷のダートを進んでいくと、そこは白銀の世界でした。
トラックのわだちを辿っていった先では、河原で漁師のおっちゃんが鮭のワナを手繰っていました。
こんな真冬になっても鮭を捕るんかい。
鮭を、諦めきれないおっちゃん達め。

そのあとも周辺の積雪の藪を走ってみたりしましたが、まん丸のロードタイヤが新雪でトラクションするはずもなく、リアが暴れてターンは困難。
ヘヴィー級マシンでは埋まってしまいそう。早々に脱出します。

海岸に沿ってはしる国道345号線を移動。
道ばたに設置されている気温計では8度となっていますが、そのくらいがこの時期の平均的な温度だと思います。
ハンドウォーマーと大型シールド、そして厚着をしているので、このくらいなら寒さをものともせず走りは快適です。
久しぶりの700Xの調子もよく、季節的な交通量の少なさも相まって鼻歌歌いながらのライディング。
振り返れば700Xは今年、北海道ツーリングを始め何度もキャンプツーに出かけたよき相棒。パンクやらいくつかのトラブルに見舞われながらもよくぞ俺と走ってくれました。

岩をくり抜いた隧道が連続する、県北の景勝地「笹川流れ」。
奇岩が林立する海岸風景を楽しめます。

がらがらの駐車場にマシンを停めて、ここでちょっと休憩します。
お。正面はるか先には粟島が見えてますよ。

磯まで降りてゆきます。
岩場の潮だまりには、真冬でもいろんな生き物が活動している様子が見られるんです。

水が澄んでいるから、水中がくっきり見てとれます。
覗き込んだ潮だまりには、星のような形をしたイトマキヒトデと、手前の貝殻に住み込んだヤドカリがもぞもぞ・・

海面の反射で見づらいですが、最高級の寿司ネタとして賞される「バフンウニ」も。
一見食べられそうですが、ここの海岸のヤツは中身スッカスカの残念なものなので、誰も取ったりなんかしません。なので、数だけは沢山います。

波の合間に、水中に咲く花のようなものがちらっと見えました。
なんだろう・・覗き込んだら、まわりが緑色、中心がピンクというきれいな色合いの「ミドリイソギンチャク」でした。
なんだか水族館を見ているような豊かな自然に、心が癒やされました。

海の風景を楽しんでいる間、すぐ横の国道を数台のバイクが駆け抜けてゆきます。
ここは県境近くの場所なので、俺みたいに新潟方面から北上してくるライダーと、山形の鶴岡方面から南下してくるライダーとが出会う場所。
ご覧のように真冬でも雪が積もらないため、一年の走り納めとしてこの場所に来るライダーは多いです。
シーズンを諦めきれない男達が行き交うツーリングスポット、「笹川流れ」。
さて。冬の日本海を満喫できた。帰ろうか。

⇒笹川流れにツーリングへ行った「きたきつねさん」の日記を読む

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