ボッシュのモーターサイクル&パワースポーツ事業が市場の2倍のペースで成長中

ボッシュが形づくる二輪車の未来

ボッシュは、自社のモーターサイクル&パワースポーツ事業が、市場の2倍のペースで成長中であることを発表した。2020年までに、二輪車関連テクノロジーで10億ユーロの売上高達成を目指すとしている。

二輪車とパワースポーツ車両向けにボッシュが提供するのは、アシスタンスシステム、ネットワーク化ソリューション、そして最新のパワートレインと電動化システム。これらのテクノロジーは、第一に安全性の向上、次にパワートレインの効率化により、将来のニーズに即した二輪車を創り出すと予見されている。

また、ボッシュの小型電気車両向けパワートレインシステムは、車両メーカーと大都市の電動二輪車ユーザーにとって、よりシンプルな構造とより高い費用対効果の実現を目指している。

ボッシュ取締役会メンバーのディルク・ホーアイゼル氏は、「都市化や環境への配慮などのメガトレンドが契機となって、未来のモビリティと二輪車のあり方は今日私たちが知っているものから根本的に変化するでしょう」と述べている。

以下プレスリリースより


新興成長市場では重要な交通手段のひとつとして、また先進国の大都市圏ではマルチモーダルモビリティの構成要素としてというように、様々なニーズに適した二輪車の需要は増加を続けています。

2021年までに、世界の二輪車の生産は約1億6,000万台と、現在よりも3分の1程度増加する見込みです。このことは、二輪車テクノロジーが私たちのビジネスにとって重要な成長要因になることを意味します。

横浜に拠点を置くボッシュのモーターサイクル&パワースポーツ事業部門は、世界の主要な二輪車市場、パワースポーツ市場で躍進を続けています。当事業部門の今年の売上高は前年比20%を超えるペースで成長し、これは市場の成長率の2倍に当たります。

2020年までに、ボッシュは二輪車テクノロジーで10億ユーロの売上高達成を目指します。二輪車とパワースポーツ車両向けにボッシュが提供するのは、アシスタンスシステム、ネットワーク化ソリューション、そして最新のパワートレインと電動化システムです。

ネットワーク化:ライディングにおける安全性の進化のための次なるステップ

ボッシュが掲げる目標のひとつは、ライディングにおけるAccident-free(交通事故のない)の実現です。

業界初のeBike用アンチロック ブレーキ システム(ABS)の量産開始により、ボッシュの二輪車向けアシスタンスシステムのサクセスストーリーに新しいページが書き加えられました。

ブレーキをかけてから停止するまでの距離が短縮されるだけでなく、ハンドルバー越しにライダーの体が前方に投げ出される危険を低減します。ボッシュの事故調査分析によると、すべてのeBikeにABSシステムが標準装備されていれば、eBikeの事故件数を4分の1程度減らせる見込みです。

二輪車テクノロジーの世界的なリーディングサプライヤーとして、ボッシュは二輪車向けのABS、MSC(モーターサイクル用スタビリティコントロール)、サイド ビュー アシストなどのテクノロジーを市場に投入し、市場の確立に尽力してきました。もちろん、より安全なライディングを実現するための革新的なテクノロジーの開発は続きます。

「私たちが目指すのは、ネットワーク化を活用し、事故の発生を未然に防ぐことです」。ホーアイゼルはこのように述べ、「四輪車の分野では、自動運転とネットワーク化が驚くほどのスピードで進展しています。二輪車が未来のモビリティに関連した課題を克服しようとするなら、四輪車と同様の技術を取り入れていく必要があります」と語りました。

そこでボッシュは、二輪車が他の車両やインフラ、その他の道路利用者全般と通信し、ライダーの安全性向上に貢献するネットワーク化システムの開発に取り組んでいます。それにより、路上を走行する二輪車と四輪車が相互に通信できるようになります。

この技術により、四輪車のドライバーは、自身や車載センサーが二輪車の姿を捉えるよりもずっと以前に二輪車が接近していることを知ることが可能になり、事故を未然に防ぐことができます。

ネットワーク化により、ライダーの安全性向上に寄与するもうひとつのソリューションがコネクテッドホライズンです。

ライダーは次のコーナーの先に隠れた危険に対する警告を早期に受け取ることができるようになります。2025年までに全世界で新規登録される二輪車の70%以上がネットワーク化される見通しです。

小さなサイズ、大きなインパクト

ボッシュで開発が加速しているのはネットワーク化ソリューションだけではありません。eモビリティも同様です。

今後数年間で、電動スクーターなどを含む小型電気車両市場は約40%成長すると予測されています。複数の調査報告書が、2020年までにこれらの車両が約1億台生産されると予測しています。

「小型車の電動化はさらに急速に進展する見通しです。小型電気車両には全世界で明るい未来が待ち構えています」(ホーアイゼル)。

そうした予測に基づき、ボッシュは、小型の四輪車、三輪車、そしてGovecsのeSchwalbeやAIMAの電動スクーターといった様々な二輪車に使用できる、拡張性の高いパワートレインシステムを開発しました。

システムはモーター、コントロールユニット、バッテリー、充電器、ヒューマン マシン インターフェース(HMI)を採用したディスプレイ、コネクティビティボックス、そしてライダーのスマートフォンと車両をつなぐインタラクティブなアプリで構成されます。

ボッシュの電動パワートレインソリューションは0.25~20 kW出力の幅広い車両タイプで拡張可能です。ボッシュの総合的なシステムソリューションはより容易に統合でき、車両メーカーは開発のための労力を節減できます。

システムの複雑性、バリエーション数、そして高い費用対効果が可能になり、車両メーカー、そして大都市の電動二輪車ユーザーにメリットをもたらします。利点がもうひとつあります。それは、小型車は排気ガスが少ないだけでなく、音も静かなことです。

ボッシュはeモビリティ関連の開発に注力する一方で、内燃機関の効率を改善するエンジン制御ソリューションの開発も続けています。

それにより、二輪車やパワースポーツ車両が、欧州におけるEuro 5やインドにおけるBS 6(バラ―トステージ)などの新たな排ガス基準を満たし、CO2排出量を減らしつつ、機能性と性能のさらなる向上に対する要求を満たします。

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情報提供元 [ ボッシュ・イン・ジャパン ]

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