G310GSに乗って確信、軽量級アドベンチャーは等身大で楽しめる万能バイク

【和歌山利宏:モーターサイクルジャーナリスト】

今年になって、ヴェルシス250、Vストローム250という軽量級アドベンチャーが登場し、早くも人気を博しています。

私は常々、アドベンチャーとは、40年以上前のバイクが持っていた汎用性を、今日的に高水準化したものと考えています。ワインディングもオフロードもこなせて、何より実用性にも富む存在なのです。

となれば、これが、軽量級にまで発展するのは当然の流れです。
アドベンチャーは、数年前まで我が国ではさほど注目を集めなかったカテゴリーですが、今、人気を博しているのは、それだけバイクというものに、“使える”という要素を求めるようになっていると言えましょうか。

まだまだ、現在はバイク市場が滞っている状況とは言え、文化として成熟しつつあると考えていいのかもしれません。

G310GSは、まさしくGS

さて、私は先日、スペインのバルセロナ市内やその郊外で、G310GSを堪能してきました。
動画はその様子です。

それは、GSの称号を名乗るだけに、まさしくGSでした。

ストリートバイクとしての扱いやすさを前面に押し出したVストローム、アドベンチャーツアラーらしいヴェルシスに対し、G310GSはスポーツ性に富み、ラフロードの走破性もピカ一です。

心配していた動力性能に関しても、ここヨーロッパでの交通環境に順応することができます。G310GSの最高出力は34psですが、あの一世を風靡したRZ250やVT250Fが35psだったことを考えても、十分にスポーツできるものと期待してもらって差し支えないでしょう。

等身大で楽しめる万能バイクとして、この軽量級アドベンチャーはさらに定着していくと思わせたのでした。

【G310GS:Webike車種別情報】
◆スペックや相場、車種別パーツ、ユーザーのカスタムなど車種別情報を見る
和歌山利宏

和歌山利宏モーターサイクルジャーナリスト

投稿者プロフィール

1975年にヤマハ発動機に入社。ロードスポーツの開発に携わる。
レーシングライダーとしても活躍し、鈴鹿8耐第4回大会では4位入賞。
85年からはヨコハマゴム契約となり、タイヤの開発テストを行うとともに、
ワイルドカード参戦した87年の日本GPでは、250ccクラスで11位に入る。
90年からはジャーナリストとしての活動を始め、現在に至る。

この著者の最新の記事

関連記事

編集部おすすめ

  1. 鈴鹿F1日本グランプリ地域活性化協議会は、鈴鹿市役所 1階の『モータースポーツ振興コーナー』…
  2. 生活の可能性が拡がる喜びを提供 Hondaのナイジェリアにおける二輪車生産販売子会社「ホン…
  3. オートバイパーツ・用品の販売を全国展開する2りんかんは、バイク乗りコスプレイヤーの「美環(み…
  4. ボッシュが形づくる二輪車の未来 ボッシュは、自社のモーターサイクル&パワースポーツ事業が、…
ページ上部へ戻る