賀曽利隆 の「70代編日本一周」 V-ストローム250を相棒に、30代編から40年の変化を感じる旅へ

【賀曽利隆:冒険家・ツーリングジャーナリスト】

9月で御年70歳。「生涯旅人」カソリの新たなる野望

当サイトの「賀曽利隆のバイク旅」(第10回目)の「日本一周」でお伝えしたように、ぼくは「30代編日本一周」(1978年)を皮切りにして、「40代編日本一周」(1989年)、「50代編日本一周」(1999年)、「60代編日本一周」(2008年)と、ほぼ10年ごとの年代編日本一周を4度、おこなってきた。

そのほか「島めぐり日本一周」(2001年~2002年)、「温泉めぐり日本一周」(2006年~2007年)、「林道日本一周」(2010年)と3度のテーマ編日本一周もおこなってきた。

ということでカソリ、今年の9月1日で70歳になるのを機に、「70代編日本一周」(2017年)に出発しようと計画している。「東日本編」と「西日本編」の2分割での「日本一周」。「東日本編」は9月1日から10月10日までの40日、「西日本編」は11月1日から12月10日までの40日、合計80日を予定している。

ぼくは「生涯旅人!」をモットーにしているが、「70代編日本一周」を新たなスタートにして、70代もトコトン、バイク旅をつづけていきたいと気持ちを熱くしている。

より多くの峠、温泉、岬の旅へ

▲【60代編日本一周(第2部)】四国の三坂峠の旧道で

日本一周のメインコースは日本列島の海岸線で、自分の走ったルートで日本地図を描くようなものにしようと思っている。その間では何本ものループのコースをつくり、内陸部をまわる。

ぼくのバイク旅の二大テーマは峠と温泉。
2017年1月1日現在、1,689峠を越え、1,927湯(1湯1温泉地の数え方をしています)の温泉に入っているが、今回の日本一周でもより多くの峠を越え、より多くの温泉に入るつもりだ。さらにできるだけ多くの岬にも立つつもりにしている。

我が「日本一周」の原点は「30代編日本一周」。
今から40年も前のことになるが、今回の「70代編日本一周」では同じようなコースも走るので、この40年間の日本の変化をしっかりと見ていきたいと思っている。

▲【30代編日本一周】スズキの本社前で。このあと広報のM氏においしいウナギをご馳走になった

使用するバイクは7月6日から国内での販売が開始されたスズキのニューモデル、V-ストローム250だ。今年の「東京モーターサイクルショー」で衝撃の出会いをした瞬間、「日本一周はV-ストローム250で走ろう!」と決めた。自分の心の中にひそむチャレンジ精神をおおいに刺激してくれるようなアドベンチャーツアラーだ。

▲スズキV-ストローム250との衝撃の出会い。「東京モーターサイクルショー」のスズキブースで

ということでみなさま方の応援をよろしくお願いします。日本各地でぼくの姿を見かけたら、ぜひともお声をかけてください。

=賀曽利隆の「日本一周」一覧=

01. 30代編日本一周

▲日本最北端の宗谷岬(北海道)

▲日本本土最南端の佐多岬(鹿児島県)

▲日本本土最東端の納沙布岬(北海道)

▲日本本土最西端の神崎鼻(長崎県)。当時は探すのが大変だった

▲スズキの本社前で。このあと広報のM氏においしいウナギをご馳走になった

1978年8月28日~1978年11月16日(64日)
「東日本編」「西日本編」の2分割
スズキ・ハスラーTS50(空冷)
18,981キロ

02. 40代編日本一周

▲四国の最高峰、石鎚山の山麓で

▲「40代編日本一周」の後半戦は「世界一周」。トルコのイスタンブールで

1989年8月17日~1989年11月16日(92日)
スズキ・ハスラーTS50(水冷)
18,984キロ

03. 50代編日本一周

▲鹿児島の西鹿児島駅(現在の鹿児島中央駅)の駅前で

▲東京・日本橋にゴール。大勢の人たちが出迎えてくれた

1999年4月1日~1999年10月29日(122日)
「西日本編」「東日本編」の2分割
スズキDJEBEL250GPS
38,571キロ

04. 島めぐり日本一周

▲隠岐(島根)| 隠岐は島前と島後に分かれている。島前には中ノ島や西ノ島、知夫里島があるが、島後はひとつの島で島名はない。写真は西ノ島の鬼舞スカイラインで馬の放牧が見られる

2001年3月22日~2002年4月22日(154日)
「伊豆諸島・小笠原諸島編」「本州東部編」「北海道編」「本州西部編」「四国編」「九州編」「沖縄編」の8分割
スズキSMX50、スズキ・バーディー90
23,692キロ

05. 温泉めぐり日本一周

▲鶴ノ湯温泉の大露天風呂。目のさめるような白湯が印象的

2006年11月1日~2007年10月31日(296日)
「関東編」「甲信編」「本州西部編」「四国編」「九州編」「本州東部編」「北海道編」「伊豆諸島編」の8分割
関東編 スズキGSR400
甲信編 スズキST250
本州西部編 スズキDJEBEL250XC
四国編 スズキスカイウェイブ400
九州編 スズキ・バンディット1250S
本州東部編 スズキDR-Z400S
北海道編 スズキDR-Z400SM
伊豆諸島編 スズキ・アドレスG125V
60,719キロ

06. 60代編日本一周(第1部)


▲スズキのみなさんに大歓迎される。スズキの本社で

▲地吹雪のオホーツク国道を行く

2008年10月1日~2008年12月27日(80日)
「西日本編」「東日本編」の2分割
スズキ・アドレスV125G
19,961キロ

07. 60代編日本一周(第2部)

▲まずは「巡礼日本一周」。「四国88ヶ所」「日本百観音霊場」の札所をめぐった。写真は四国の三坂峠の旧道で

▲「奥の細道紀行」の出発点は深川の芭蕉庵跡。今は芭蕉稲荷がある


▲「奥の細道紀行」のゴールは大垣の「むすびの地」

▲「北海道遺産めぐり」の出発点は函館駅。反時計回りで北海道を一周する

▲稚内の北防波堤ドーム。ここも北海道遺産

2009年4月1日~2009年10月28日(151日)
「四国八十八ヵ所めぐり」 スズキ・アドレスV125G
「日本百観音霊場めぐり」 スズキ・アドレスV125G
「奥の細道紀行」スズキST250
「東北四端紀行」スズキDR-Z400S
「奥州街道を行く!」スズキDR-Z400S
「北海道遺産めぐり」スズキDR-Z400S
41,609キロ

08. 林道日本一周

▲「西日本編」最後の林道、黒河内林道で万歳!(長野)

2010年5月12日~2010年9月10日(78日)
「西日本編」「東日本編」の2分割
スズキDR-Z400S、スズキ・ビッグボーイ
28,208キロ

=賀曽利隆の「日本一周」の著作等一覧=

01. 30代編日本一周

『50ccバイク日本一周・上下巻』(1984年5月15日・交通タイムス社)

02. 40代編日本一周

『50ccバイク日本一周2万キロ』(1990年11月15日・JTB)

03. 50代編日本一周

『日本一周 バイク旅4万キロ 上下巻』(2000年4月1日・昭文社)

04. 島めぐり日本一周

『50ccバイク 島めぐり日本一周』(2005年7月1日・小学館)

05. 温泉めぐり日本一周

『300日3000湯めぐり日本一周 上下巻』(2008年9月1日・昭文社)

06. 60代編日本一周(第1部)

『カソリング』(連載385回)

07. 60代編日本一周(第2部)

「四国八十八ヵ所めぐり」 『カソリング』(連載169回)
「日本百観音霊場めぐり」 『カソリング』(連載150回)
「奥の細道紀行」 『カソリング』(連載83回)
「東北四端紀行」 『カソリング』(連載40回)
「奥州街道を行く」 『カソリング』(連載23回)
「北海道遺産めぐり」 『カソリング』(連載56回)

08. 林道日本一周

『カソリング』(連載213回)

=賀曽利隆の旅の記録・2017年1月1日現在=

旅の日数

7,273日

バイクで走った距離

151万9,518キロ

(この通算の日数と距離は1968年4月12日に「アフリカ大陸一周」に旅立った以降のものです)

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賀曽利隆

賀曽利隆冒険家・ツーリングジャーナリスト

投稿者プロフィール

1947年東京生まれ。
1968年から2年間をかけてアフリカを一周したのを皮切りに、バイクで世界の6大陸を駆け巡る。
1982年には「パリ→ダカールラリー」に日本人ライダー初の参戦。1987年には「サハラ砂漠往復縦断」。7度の「日本一周」を成しとげ、「70代編日本一周」を目指している。
ツーリングマップル東北の担当ライダーで、東北の道という道を精力的に走っている。
モットーは「生涯旅人!」

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