【EVA RT Webike TRICKSTAR】世界耐久選手権第3戦 オーシャスレーベン8耐 残り2時間15分でリタイヤ

■大会名
世界耐久選手権第3戦 オーシャスレーベン8時間耐久ロードレース

■開催地
オーシャスレーベン/ドイツ

■開催期間
5月21日

■ライダー
エルワン・ニゴン
出口 修
ジュリアン・ミレット

■監督
鶴田竜二

■結果
予選 13位
決勝 リタイヤ

FIM 世界耐久ロードレース選手権 結果報告

 
予選
世界耐久選手権(EWC)第3戦(21日決勝)がドイツ、オーシャスレーベンで8時間耐久として開催されます。

「EVA RT Webike TRICKSTAR」は、ルマン24時間耐久と同じラインナップ、出口修/エルワン・ニゴン/ジュリアン・ミレットで挑みます。
初めてのサーキットとなりますが、緑が多い牧歌的でのどかな雰囲気のオーシャスレーベンは温かくチームを受け入れてくれました。ここで、上位進出を狙います。

マシンもZX-10Rから新型ZX-10RRに変え、現地でシャエイクダウンし調整、戦闘力アップを狙います。
フリー走行では、エルワン・ニゴンが高タイムを連発、それに刺激を受け出口、ジュリアンもタイムアップして行きました。
エルワンは、ここで、EWCやドイツ選手権などを含めると25回もポールポジションを獲得している実績があり、チームを引っ張る力強い走りを見せました。

ですが、予選1回目の2周目にエルワンは1コーナー先で転倒、エンジンがかからなかったことで、ライダーがピットに自力で戻る間に予選時間が経過、Tカーで残り時間に賭けますが思うようにタイムアップすることが出来ませんでした。

エルワンはルマンで痛めた肋骨を再び骨折してしまいますが、ルマン同様、大きくライディングに影響はなさそうです。
エルワンの転倒をカバーするように出口、ジュリアンがタイムアップしますが、3人のタイムを合わせた平均タイムで決まる予選は13番手となります。

ここもスタートはルマン式、グリッド順位は、思うほど影響しません。8時間耐久に関しての実績がある「EVA RT Webike TRICKSTAR」にとっては確実にシリーズポイント加算を目指します。
スタートは現地時間の午後2時、そこから8時間、チェッカーは午後10時振られます。

 
決勝 残り2時間15分で、トラブルのためリタイヤを決断
「EVA RT Webike TRICKSTAR」のスタートライダーはエルワン・ニゴン、エルワンは13番グリッドから絶妙なスタートを切りますが、3コーナー入り口でリアタイヤを大きく滑らせコースアウトしてしまいます。

オープニングラップは30番手でホームストレートを通過。そこから怒涛の追い上げを見せライダー交代までに6番手まで挽回し出口にバトンを渡します。

ですが、そのピットワークで新調したガソリン給油での作業中にトラブル発生していたことを確認出来ずに、出口をコースへと送り出してしまいます。

ガソリンタンクキャップに給油装置のOリングが挟まれ、隙間が出来、そこからガソリンが漏れてしまうとアクシデントが起こってしまいました。それに気が付いた出口は、すぐにピットイン。

噛み込んだOリングを除去し再びコースインしました。このイレギュラーなピットインで、ポジションは17番手と後退してしまいます。
しかも、セーフティカーが介入されるタイミングが重なり、出口の目の前に入ってしまい、前車との差が約半周と開いてしまいます。

ですが、レースは始まったばかり、ここから出口のパフォーマンスで挽回出出来ると考えていたのですが、エルワンのコースオフの時と同じ状況で、我々が選んだリアタイヤが急に寒くなった決勝日の路面状況に合わずにペースが思うにように上がりませんでした。

出口はリアタイヤを何度も滑らせ、コースアウトしそうになりながらの我慢の走行を強いられることになったのです。
それでも、14番手まで順位挽回し走行を終えてジュリアンに交代し、プッシュを試みますがジュリアンも同じタイヤをチョイスしていたので思う様にはペースが上げられません。

ジュリアンは、なるべくミスをしないように、正確にラップを刻む慎重な走りで周回を重ねました。ピットでは本来の彼らのパフォーマンスを取り戻すべく、ダンロップタイヤのエンジニアと相談し今日の路面コンディションに最適なタイヤを提案してもらいました。

それを装着する事で挽回出来ると確信した矢先にジュリアンがコース上にストップしたと連絡が入りました。
状況が把握できないピットではジュリアンの安否を気使いながら、彼が戻ってくるのを待つしかありませんでした。

約5分後、レッカーでマシンとジュリアンが戻ります。ジュリアンは「エンジンの回転が急に上がらなくなってしまいストップしてしまった」と説明します。
早速クルーがマシンを細部まで調べ、修復の可能性を探しましたが、走れる状況になったとしても、また、トラブルが起きないという確約はなく、その場合、オイル漏れやクラッシュなどで、他のライダーに迷惑をかける可能性を否定できないという結論に達しました。

鶴田竜二監督判断で、残り2時間15分を残して、やむなくリタイヤを決断、苦渋の選択ではありますが、リタイヤ届けを提出しました。

次戦はEWC第4戦が6月24日、スロバキアで開催されます。

出口 修 コメント

先ずは、この度の世界耐久選手権シリーズ第3戦ドイツ:オーシャスレーベン8時間耐久レース参戦にあたり、ご協力頂きました関係各社様、スポンサー企業様、ファンの皆様、チームスタッフの皆様には心より感謝申し上げます。

今大会は事前テストがなく、私自身にとって、そしてチームにとっても初体験となるサーキットで、どんなパフォーマンスが出来るか未知数でしたが、ここドイツでEWCを含む国内選手権合わせて25回ものポールポジション獲得経験の有るエルワン選手にリードされる形でスムーズにコース攻略、マシンセッティングが進んで行きました。

順調に思われたタイムスケジュールでしたが、マシントラブル、そして予選での転倒等で歯車が狂い始めた悪い流れはその後も尾を引きずり、レースでは決勝前夜の豪雨による路面温度の低下とトラックの状況変化までもが追い打ちを掛ける形でチームを襲い、最後はエンジントラブルでコース上にストップ、最悪の状況を迎えてしまいました。

その後、ピットまで運ばれたマシンは誰の目にも最悪の状況でしたが、鶴田監督から『我々には応援してくれるたくさんの人達がいる!マシンは何としてでも直してゴールに運ぶ!』の声を受け、スタッフは懸命に修復作業を続け、ライダーはいつでもコースに出られる様スタンバイしましたが、致命傷を負ったマシンは、他のライダーやチームに危険を及ぼす可能性があり、それらを考慮した末、苦渋の決断でリタイヤ届けを提出しました。

エルワン・ニゴン コメント

ル・マンの怪我から回復し、ここオーシャスレーベンは過去25回ポールポジション取った事のある得意なコースなので自信はありました。

しかし予選であろうことか計測1周目で転倒してしまいチームに迷惑を掛けてしまった。だけど出口選手、ジュリアン選手とチームクルーも必死でカバーしてくれました。決勝は皆の期待に応えるよう集中し序盤は抑え気味で走行をしていました。

そして2スティント目から巻き返そうと身構えていたところでマシントラブルが起きてしまいました。驚きました。
しかし残念ですがこれもレースです。次回こそ良いパフォーマンスを発揮して皆で勝利を勝ち取りたいです。応援ありがとうございました。

ジュリアン・ミレット コメント

久しぶりのオーシャスレーベンサーキットをまた EVA RT Webike TRICKSTARレーシングから出場できてとても光栄です。素晴らしいライダー、エルワン選手と出口選手とチームを組めてハッピーです。

前回よりコンディションも良く高いパフォーマンスを見せられると思っていましたが、前日の雨のせいで路面コンデションがとても難しい状況でした。なんとかエルワン選手に繋げようと集中し走行してましたがマシントラブルに見舞われてしまいました。
チームクルーは必死に直そうと努力してくれてとても勇気付けられました。

今回はリタイヤとなってしまいましたが、私達ライダーのパフォーマンスとチームのレベルはトップクラスだと思いますので次回もチャンスを与えられるなら是非表彰台に上れるよう頑張ります。
レースウィークに続いたマシントラブルについては原因が究明されたようなので、次戦に向けて既に気持ちの切り替えは皆出来ています。
応援して下さる皆さんの期待に応えるべく続けて全力投球していきますので、引き続きあたたかい声援よろしくお願いします。

鶴田竜二監督 コメント

3人のライダーの調子も良く、順調に戦えていたとしたら、データ的にも充分に表彰台圏内を狙えていたと思います。
我々のパフォーマンスを充分に発揮出来ずにこんな結果になってしまい本当に残念です。
タイヤ選択、トラブルの発見など、小さなミスが重なりました。最後は、自分たちではどうすることも出来ないトラブルに見舞われました。

リタイヤという結果は、とても辛い結果であり、応援して頂いた皆さんに本当に申し訳なく思います。
それでも、これを受け止め、今回の原因を追究し、しっかりと対策し克服して再び高みを目指し続けたいと思います。

最後まで諦めずに頑張ってくれたライダー、チームクルー、関係者のみんなに感謝しています。いつも我々チームを支えて頂いているスポンサー様、イカヅチ作戦サポーターの皆様、ファンの皆様、応援頂きまして感謝しております。本当にありがとうございました。次回は必ず良い結果を出せるよう取り組みますので引き続き応援よろしくお願い致します。

 

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TRICK STAR「イカヅチ作戦」

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情報提供元 [ Webike Motosport ]

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