[REDBULL]MotoGP:ファクトリーマシン徹底解剖

2017シーズンのMotoGPがいよいよ開幕!各ファクトリーチームのマシンが持つ強みと弱点を読み解いていこう。

MotoGPのマシン開発とは危険な追求行為だ。潤沢な資金を持つ強大な2輪メーカーだけ(これは事実に近い)に許されているMotoGPのマシン開発には、性能の限界という鋭い刃先の上で永遠にバランスを取り続けることが求められる。

バイクレーシングの最高峰において求められる莫大な予算、卓越したエンジニアリングの知識と能力は想像を絶するものだが、各レースで勝利を飾るバイクはただ1台しか存在しない。

チャンピオンになれない2位以下のファクトリーチームは全て敗者であり、それはすなわち親会社の名声を公然と損なう結果にもなりかねない。

MotoGPに参戦する各メーカーには、あえてこの苛烈な戦いに身を投じる覚悟が求められる。

しかし、2017シーズンのMotoGP世界選手権では、全6メーカーが栄光への期待と希望を胸に抱きながらフルワークス体制で激しくしのぎを削り合おうとしている。

今回は各メーカーが威信をかけて用意した2017シーズン用マシン6台をそれぞれの強みと弱点を踏まえつつ総覧していこう。

Honda RC213V

マルク・マルケスの卓越した才能によってある程度助けられた部分もあったが、2015シーズンのRC213Vは非常に苦しい戦いを強いられた。Hondaはライダーの繊細なフィードバックよりもテストダイナモ上でのデータを重視し、エンジニアリングの過信という罠にはまってしまった。

エンジンは極めてアグレッシブで出力特性が予測できず、またこのバイクはハンドリングも厄介だった。エンジンブレーキ時の挙動が不安定で、コーナーの出口ではライダーが懸命にスライドを抑える姿が多く見られた。

2016シーズンのRC213は、意識的にアップグレードが図られたモデルだった。マルケスの見事なタイトル奪還がその証左だが、カル・クラッチローやダニ・ペドロサ、ジャック・ミラーたちも勝利を飾ったという事実もこのマシンの優秀さを裏付けていると言えるだろう。

とはいえ、2016シーズンのRC213Vに全く弱点がなかったわけではない。

2016シーズンが進むにつれ、HondaはYamahaやDucatiとの性能面でのギャップを縮めていったが、マルケスのパフォーマンスがいかに素晴らしくても、RC213Vを2016シーズン最強のバイクとして推す意見は少なかった。

扱いにくい出力特性を改善し、ハンドリングの難点を解決するため、Hondaは2017シーズンに向けてあえてそのV4にビッグバン・エンジン技術を再投入することにした。

依然として手を加えるべき部分は残されているものの、プレシーズンテストでのタイムシートから判断するとHondaの開発状況は少なくとも全体的に見て正しいレールの上を進んでいるようだ。

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情報提供元 [ RedBull ]

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