今年も想いを込めて作りあげた『ツーリングマップル東北 2017年版』

【賀曽利隆:冒険家・ツーリングジャーナリスト】

前回:賀曽利隆の「温泉めぐりの半島一周」房総半島編(2)

東北の全域を2万キロ以上走った、ツーリングマップルの実走取材

2017年版の『ツーリングマップル』(昭文社)が発売されました。
多くのみなさんにお使いいただいている『ツーリングマップル』ですが、全7巻のうち、ぼくは『ツーリングマップル東北』を担当しています。

昨年の1月から10月にかけて、10ヵ月間で計15回、実走取材で東北の全域を走りまわりました。Vストローム1000をメインにし、Vストローム650XT、250ccのビッグボーイと、3台のスズキ車で2万キロ以上を走りました。

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東北の絶景ルート

▲磐梯山ゴールドライン(撮影 巣山悟)

表紙の撮影では、カメラマンの巣山悟さんが3日間、同行してくれました。
絶景ルートの磐梯山ゴールドライン、レークライン、磐梯吾妻スカイライン、西吾妻スカイバレー、蔵王エコーラインを走りました。

▲レークライン(撮影 巣山悟)▲中ノ沢温泉「小西食堂」の「スタミナラーメン」を食べる(撮影 巣山悟)
▲中ノ沢温泉「花見屋」の湯につかる(撮影 巣山悟)▲磐梯吾妻スカイライン(撮影 巣山悟)
▲西吾妻スカイバレー(撮影 巣山悟)蔵王エコーライン(撮影 巣山悟)

日々復興していく姿を見つづける

カソリのライフワークにもなっている「鵜ノ子岬~尻屋崎」は、昨年は2回走り、すでに16回を数えています。

▲鵜ノ子岬の勿来漁港(福島)を出発

今年も3月11日に出発し、第17回目の「鵜ノ子岬~尻屋崎」を走ってきました。
鵜ノ子岬は東北太平洋岸最南の岬、尻屋崎は東北太平洋岸最北の岬で、「鵜ノ子岬~尻屋崎」を走ると、東北太平洋岸の全域を見てまわれるのです。

▲尻屋崎(青森)の灯台前に到着!

2011年3月11日の大津波で大きな被害を受けた東北太平洋岸ですが、日々復興していく姿を見つづけています。
その最新情報はとくに力を入れて2017年版に盛り込んでいます。

東北二大街道の宿場めぐり

昨年の実走取材では東北二大街道の奥州街道と羽州街道を走りました。
そのうち奥州街道編は当サイトの「賀曽利隆の街道を行く!」で4回の連載をさせてもらっています。近日中に羽州街道もお伝えしたいと思っています。

奥州街道の117宿、羽州街道の59宿と、2017年版には奥州街道と羽州街道の全宿場がのっています。さらにこれからも街道情報は充実させたいと思っています。

▲奥州街道・矢吹宿(福島)の造り酒屋の前で

▲奥州街道の終点、三厩(青森)に到着!

奥州街道と羽州街道の東北二大街道の宿場めぐりはじつにおもしろいもので、宿場をたどって走ってみると、奥州と羽州という東北の2つの世界がじつによくわかります。

▲羽州街道・楢下宿の脇本陣「滝沢屋」の前で
▲羽州街道の終点、油川宿(青森)に到着!

【関連ニュース】
◆賀曽利隆の「街道を行く!」奥州街道編(1)
◆賀曽利隆の「街道を行く!」奥州街道編(2)
◆賀曽利隆の「街道を行く!」奥州街道編(3)
◆賀曽利隆の「街道を行く!」奥州街道編(4)

日本一の林道天国

昨年の実走取材の「林道走破行」では、「東北中部編」を走りました。
これも当サイトで紹介させてもらいましたが、福島→山形→宮城の東北中部の林道を全部で21本を走りました。

2017年版には林道の最新情報も載せています。
「林道の狼カソリ」は目の色を変えて1本1本の林道を走りましたが、あらためて東北は「日本一の林道天国!」だと思いました。林道派ライダーのみなさんにはぜひとも「進路を北へ!」で、東北を目指して、東北の林道を走ってもらいたいものです。

今年の「林道走破行」では「東北北部編」を走ろうと計画しています。

【関連ニュース】
◆賀曽利隆「福島・山形・宮城」東北中部 林道走破行

東北のダムカードをコンプリート

昨年の実走取材で特筆すべきなのは、福島県の千五沢ダムを皮切りにして東北のダムをめぐり、ダムカードを発行している72ダムのダムカードをゲットしたことです。

▲「ダムめぐり」の第1番目は千五沢ダム(福島)

なぜ「ダムカード」を全部集めようと思ったかというと、そうすることによってより広い東北を見てまわることができると期待したからです。

▲完成した胆沢ダム(岩手)は堤頂723メートルの大ダム

最後の第72番目にゲットしたのが萩形ダム(秋田)のダムカードです。ここは飛びぬけて行きにくいダムということもありますが、それ以上に「おー、よくやった!」という感慨で胸がいっぱいになりました。

その日は7月8日でした。6月2日に第1番目の千五沢ダム(福島)のダムカードをゲットしましたが、それから1ヵ月ほどで東北の全ダムカードをゲットしたことになります。
ということで2017年版の『ツーリングマップル東北』には、全72ダムのダム情報をのせています。「ダムめぐり」をしてみると、自然の中に溶け込んだ感のあるダムは、ツーリングの絶好のポイントになることを知りました。

▲ダムめぐり」の最後は第72番目の萩形ダム(秋田)

一昨年の実走取材では東北の全「道の駅」146ヵ所をめぐり、スタンプラリー帳にスタンプを押しました(福島県の楢葉と岩手県の陸前高田は休業中)。そして昨年は東北の全ダムカード、72枚をゲットしましました。

最高におもしろい東北

ということで今年の『ツーリングマップル東北』の実走取材では、「さー、何をしようかな」と、今から胸をワクワクさせています。

2017年版の『ツーリングマップル東北』には、カソリ、渾身の力を込めてまわった東北2万キロ超で得た、様々な情報を盛り込んでいます。
どうぞみなさん、2017年版の『ツーリングマップル東北』を持って自由自在に東北を駆けめぐって下さい。

東北は最高におもしろいですよ。

【関連コラム】
◆Webikeバイクニュース 賀曽利隆コラム バックナンバー
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賀曽利隆

賀曽利隆冒険家・ツーリングジャーナリスト

投稿者プロフィール

1947年東京生まれ。
1968年から2年間をかけてアフリカを一周したのを皮切りに、バイクで世界の6大陸を駆け巡る。
1982年には「パリ→ダカールラリー」に日本人ライダー初の参戦。1987年には「サハラ砂漠往復縦断」。7度の「日本一周」を成しとげ、「70代編日本一周」を目指している。
ツーリングマップル東北の担当ライダーで、東北の道という道を精力的に走っている。
モットーは「生涯旅人!」

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