ヤマハが「R-15」をインドネシアで発表!今150ccスポーツが熱い理由とは!?

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

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ヤマハ・モーター・インドネシアで新型150ccスポーツモデル「R-15」が発表されました。同国で盛り上がるモータースポーツを担う次世代のマシンとして、意欲的な技術が投入されているのが特徴です。インドネシアでは「YZF」のペットネームは省略されていますが、位置づけとしては従来のYZF-R15の後継モデルということです。

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150ccクラス最強スペックで登場

エンジンは水冷4スト単気筒SOHC4バルブ155ccで、鍛造ピストンやオールアルミ製DiASilシリンダー、VVA(可変バルブ機構)やアシスト&スリッパークラッチなどの最新スペックを搭載。最高出力14.2kw(19.3ps)/10,000rpm、最大トルク14.7Nm(1.5kgf.m)/8,500rpmを発揮するなど、ライバルのCBR150RRを凌ぐクラストップのパフォーマンスが与えられています。

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最新設計の車体にR25以上の本格的な装備

車体面でもヤマハのスポーツモデル伝統のデルタボックスフレームや新設計アルミスイングアーム、倒立フォークやリンク式モノショック、フロントにφ282㎜の大径ディスクを装備した前後ディスクブレーキを採用するなど本格的なスポーツ仕様で、装備重量も137kgと125cc並みのライトウエイトな仕上り。

リヤに140ワイドサイズタイヤを履いているところもカッコいいですね。

さらにLEDタイプのヘッドライトとテールライト、緊急時に役立つハザードランプ、フルデジタルメーターにシフトタイミングインジケーターも装備されるなど、150ccクラスとは思えない豪華な装備となっています。フロントカウルやテールエンドのデザイン処理などもR25以上にR1ぽいかもしれません。

エンジンはトリシティ155がベースか!?

そして気になったのはエンジンの仕様。既にお気づきの方も多いと思いますが、155ccという排気量やVVA機構、ボア・ストローク比なども含めて、これは最近国内でも発売された3輪スクーター「トリシティ155」と同系エンジンですね。

トリシティには最近試乗する機会がありましたが、125ccとは別格のパワーとトルクで高速クルージングも余裕でこなせた記憶があります。スペックを見る限り、それをさらに高回転高出力型にチューニングしているようなので期待が膨らみます。

2016-Yamaha-Tricity-155-EU-Cyber-Blue-Studio-001▲TRICITY 155

アジア発150ccブームが世界に広がる

それにしても、最近150ccが熱いですね。私も現場の声を聴くために、よくバイクショップ巡りをしていますが、昨年あたりから店頭に並ぶ150ccスポーツをちらほら見かけるようになりました。コンパクトな車体にレーシーなスタイリング、色使いもカラフルでこれがけっこうイケてるんですね。

スズキもジクサーを国内投入したばかりですし、ホンダも昨年にCBR150Rをフルチェンジしています。最近は国産メーカーでもインドネシアなど最も需要が高い国のニーズを反映した製品を現地で作って、これを世界標準モデルとして輸出する方法が一般的になっています。

ちなみに本国ではR-15の発表が盛大に行われ、サプライズゲストとして今年からヤマハファクトリーチームでMotoGPを戦うマーベリック・ビニャーレス選手が登場。セントゥールインターナショナルサーキットで華麗なライディングを披露したそうです。日本で行われるニューモデル発表会に現役MotoGPライダーがやってきて、しかもデモ走行までしてくれるなど考えられないことです。

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日本で150ccは受け入れられるか!?

それだけアジア市場、特にインドネシアは2輪メーカーにとって重要視されたマーケットであり、小排気量モデルでもより本格的な装備と品質を持ったハイスペックモデルが求められているということ。ひと昔前の現地向け“働くバイク”とは明らかに異なるスタンスで作られていますし、今回のR-15もそうした流れを色濃く反映したモデルとなっています。

150ccクラスはアジアでは最もポピュラーな排気量カテゴリーであり、前述のとおりスポーティな走りの性能に重きを置いて開発されています。日本では免許制度の関係もあり、今まであまり一般的ではありませんでしたが、今後はグローバル化の中でますます存在感を増してくるでしょう。

二人乗りで高速道路にも乗れて、場所をとらずにコスパにも優れるなど2輪本来の機動力と手軽さのメリットが生かされたクラスとも言えます。

R-15の国内投入のアナウンスは未だですが、もしかしたらという機運は感じます。コミューターとしての125ccと高性能・高価格化する250ccスポーツの中間を埋めるルーキーとしても、今後の150ccモデルには期待したいところです。

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