カワサキがZ650 ABSの国内発売を発表!並列2気筒の新型モデルの魅力とは!?

【ケニー佐川:Webikeニュース編集長】

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11月にミラノで開催された世界最大のモーターサイクル見本市、『EICMA』において、カワサキは新型Zシリーズを出展したが、中でも注目を集めたのが欧州向けニューモデルとしてワールドプレミア発表された「Z650」である。

2017年春にも日本国内販売に向けて調整を行っているというカワサキの正式発表を受けて、さらに期待感が高まっている。

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【関連ニュース】
カワサキ、ミラノショーで発表したZ650 ABS(欧州一般仕様)を2017年に国内販売へ

カワサキは2013年のZ800の登場から約3年で「Z」ブランドを拡大してきた。海外向けには「凄=”Sugomi”」をキーワードに、日本的な世界観でのワイルドでアグレッシブなデザインやパフォーマンスを強調。

現行モデルとしては125ccから1000ccまで幅広いラインナップを展開するなど、Ninjaシリーズと並んで「Z」シリーズはカワサキの屋台骨となっている。

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Z125PRO
▲Z125 PRO
Z250
▲Z250
Z250SL
▲Z250SL
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▲Z650 ABS(NEW)
Z800
▲Z800
Z1000
▲Z1000

》特設サイト:”Z” REFINED RAW

新型Z650が注目される理由

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Z650が注目されているのには訳がある。ひとつはブランニューモデルであること。つまり、初めて登場したモデルということだ。

かつて70年代に同じネーミングを持つ直4エンジン搭載のネイキッドモデルがあった(のちにゼファー750へと進化)が、その系譜とは別物である。その正体をストレートに表現するならば、2017年型Ninja 650のネイキッドバージョンである。つまり、同じプラットフォームを持った双子の兄弟関係にある。

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▲1976年に発売された「Z650(ザッパー / ZAPPER )」

そして、欧州では最もユーザー層が厚く、人気の高いミドルクラスでの新型モデルということだ。ちなみに従来型Ninja 650もワンメイクレースが開催されるなど、手軽さと実用性に加えパフォーマンスの高さにおいても評価されてきた機体である。

大排気量「Z」ファミリー唯一の並列2気筒

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エンジンは水冷4スト並列2気筒 DOHC 4バルブ649cc。低中速トルクに厚いフラットな出力特性で、扱いやすさと小気味よい鼓動感が魅力。

元々はER-6nやヴェルシス650などに採用されるなどカワサキのミドルレンジを長年支えてきた信頼性の高いユニットである。Zシリーズの中でもフラッグシップの「Z1000」、今回同じく新型デビューした「Z900」、ミドルクラスの「Z800」が共に直4エンジンであることを考えると、大排気量「Z」ファミリーの中にあって独自の存在といっていいだろう。

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完全新設計フレームと軽量化された車体

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フレームは完全新設計の鋼管トラスフレームタイプで、エンジンを上から抱え込む形状からもエンジン自体を強度メンバーとした軽量な設計であることが分かる。

車重も187kg(ABS仕様)ということで、先に発表され18kgもの減量を果たしたことで話題を呼んだ新型Ninja 650よりもさらに5kg軽量化されるなど、ミドルクラスらしい俊敏なフットワークに仕上げられているはずだ。

足回りだが、前後サスペンションはφ41㎜正立フォークとプリロード調整付きの「ホリゾンタルバックリンクサスペンション」との組み合わせ。同じモノサスではあるもののER-6nで採用されていた「オフセット・レイダウン・シングルショック」とは異なり、リンク機構が採用されているため路面追従性や乗り心地の面でも向上しているはずだ。

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冷却効果に優れるペータルタイプのトリプルディスクブレーキや、アシスト&スリッパークラッチ、新設計の多機能インストルメントパネルなどは新型Ninja 650と共通。ライディングポジションもシート高は790mmと低く設定され、並列2気筒ならではのスリムな車体と相まって足着き性も高められている。

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動画でも軽快なパフォーマンスを披露

カワサキが提供している新型「Z650」のプロモーションビデオでは、男女のキャラクターがZ650を自在に操りながら、街中をスタイリッシュに走り抜ける様子が映し出されている。

軽くリヤをスライドさせたりウィリーさせてみたり、とZ650の軽快な運動性能がよく表現された動画になっているので是非見てみてほしい。来春、日本での発売が楽しみだ。

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ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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