「VFR1200F / VFR1200X」二輪車として初となる、DCTを搭載した大型ツアラーモデルが生産終了へ

【Webikeニュース編集部】

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2016年5月1日の注文をもって生産終了となったモデル

ホンダのホームページでは、「VFR1200F」と「VFR1200X」の受注終了が正式に明示された。他にも合計19車種に、生産終了や、受注終了の文字が浮かんでいる。これは新しい排ガス規制や騒音規制への対応やラインナップの整理などいくつかの要因がある。

VFR1200Fと排気量的に同等で同じくツアラーの性格をもつ他社メーカー機種は、ヤマハの「FJR1300AS」や、スズキの「隼」が存在しているのみだ。

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▲FJR1300
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▲隼

V4というホンダテクノロジーの象徴とも言えるエンジンを身にまとうVFRシリーズは、「VFR800F」と「VFR800X」が挙げられるが、こちらも生産終了ではないにしろ受注終了となっている。

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ホンダテクノロジーの象徴 二輪車世界初となったV4エンジンとDCT

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ホンダテクノロジーの象徴であるV4(V型4気筒エンジン)は、市販2輪車としては世界初のスロットルバイワイヤを採用した排気量1,236cc・シリンダーバンク角76°のSC63E型 水冷4ストローク4バルブSOHC V型4気筒で、そのパワーはシャフトドライブを介して後輪を駆動している。

また、二輪車として世界で初めて開発・実用化したトランスミッションである、「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」を搭載したモデルでもある。
DCTモデル用に左足でシフトチェンジできるチェンジペダルキットがオプション設定されていたことも印象的だった。

VFR1200F
簡単な操作で上質なスポーツライディングを楽しめるツアラーモデル

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欧州などで先行販売されていたVFR1200Fがようやく日本仕様として発売されたのは2010年03月。

VFR(800)の後継となる大排気量車種として開発され、シリーズ伝統のアルミダイキャストフレームと片持ちスイングアームを採用したボディは、上質感を兼ね備えた大人のスポーツツアラーとして数々の新機軸が投入。また、国内モデル専用のローシートとすることで、足着き性に優れたポジションを実現した。

VFRシリーズは、VF750のエンジンを原点とした大型二輪車で、スポーティー走行はもとより高速道路を使用したロングツーリングにも適したエンジン特性と車体特性から、40~50代のベテランライダーを中心に好評を得た。

その6代目となるVFR1200Fは、最先端技術を盛り込むとともに、シリーズ最大排気量の新開発V型4気筒エンジンを搭載するなど、次世代のスポーツツアラーを提唱するモデルとして開発。

ホンダの最高技術を投入したモデルとだけあって、洗練されたスポーツ性能と長距離巡航性能、快適なタンデム性能を兼ね備えた、歴代VFRシリーズの名に恥じない最高のツアラーバイクだった。

▼VFR1200F
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VFR1200X
オンロードとオフロードの長所を高次元で融合した「クロスオーバーコンセプト」

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二輪車開発の新しい方向性としてホンダの掲げたクロスオーバーコンセプトのもと開発されたVFR1200Xは、近年急速に発展を遂げたアドベンチャージャンルに触発されてものもだった。

日本国内販売モデルとして2014年3月に発売されたVFR1200Xは、日本向けに販売される前から、Crossrunnner(クロスランナー)という名称で海外で販売されていた。

また、VFR800X MUGENと同様にVFR1200X MUGENまたは、DCTを搭載するVFR1200XD MUGENとしてDREAM店ならびに無限テクニカルショップ限定で、スポーティなライディングフィールを実現したスペシャルモデルとして、2012年6月に販売されており、話題となった。

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▲VFR1200X MUGEN / VFR1200XD MUGEN

 

日本国内モデルと海外モデルとの違いは、メインスタンド、グリップヒーター、ETC車載器が標準装備されたことに加え、シート高が40mm低い810mmに設定されていること。

また、最高出力値は海外仕様の129psに対して国内仕様は106psに抑えられているところだ。

▼VFR1200X
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逆輸入車は入手可能か? 日本よりも海外での評価が高い、「VFR1200F / VFR1200X」

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モデルチェンジされて以来、ツアラーとしての性格を強めた大型バイクとして、日本よりも海外での評価が高い。ホンダの海外サイトにおいては現行モデルとして現在でもラインナップがされている。

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▲VFR1200F 海外モデル
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▲VFR1200X 海外モデル

国内生産終了となりこのV4エンジンの行く末に注目が集まる。スペシャルなマシンとして市販されたRC213V‐Sが、V4エンジンを搭載しているが、スピリットは受け継がれつつも、VF750から熟成されてきたエンジンとは異なる。

何にせよ、日本国内において、V4のバイクがなくなってしまったのは寂しい。

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