[DUCATI]SBK Rd.12 チャズ・デイビスがフランスに続きダブルウィンを達成

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2016スーパーバイク世界選手権(SBK)第12戦のスペイン・ラウンドがヘレス・サーキットで開催され、Aruba.it Racing – Ducatiチームのチャズ・デイビスは、レース1、2ともに制し、前戦からの連勝記録を4に伸ばした。

また、勝利数もポイントリーダーのジョナサン・レイ(カワサキ)と同じ9とした。デイビスは、夏休み明けの6戦中5戦で勝利したことになる。チームメイトのダビデ・ジュリアーノは、右肩の負傷の影響により本来のライディングができず、レース1はリタイア、レース2は13位でフィニッシュした。

レース1

スーパーポール6番手、2列目からスタートを切ったデイビスは、ライバルを圧倒する走りを見せ、4周目に首位を奪った。その後は1分42秒台を上回るペースでラップを重ねてライバル勢との差を広げ、2位のトム・サイクス(カワサキ)に3秒以上の差を付けてフィニッシュラインを通過した。

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ジュリアーノにとって、レース1は厳しい展開となった。スーパーポールでは力強いパフォーマンスを見せて3番グリッドを確保したが、スタートからブレーキトラブルを抱え、7番手走行中の2周目にクラッシュした。幸いにも右肩の負傷を悪化させるアクシデントではなく、レース2でのリベンジを誓った。

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レース1のコメント

■チャズ・デイビス(Aruba.it Racing – Ducatiスーパーバイク・チーム#7)- 優勝
今朝のウォームアップでは、カワサキ勢の進歩が目覚ましかったので、果たして逃げ切れるだけのマージンがあるか確証が持てなかった。だが、序盤からリードを奪えた。その段階で、とにかく全力でギャップを開けようと思った。

これまでヘレスとは相性が良いとは言えなかったが、その流れが変わったような気がする。夏休みを返上してマシンバランスの改良に取り組んでくれたチームの面々に感謝したい。マシンの限界が今までよりもハッキリとわかる。もしかするとキャリア絶頂期にいるのかもしれない。今シーズンを考えるとちょっと遅すぎたが、有終の美を飾って来季に繋げたい。

■ダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it Racing – Ducatiスーパーバイク・チーム#34)- リタイア
今朝のウォームアップでは、相応の収穫があった。右肩がフィニッシュまでちゃんと持つかわからなかったし、ライバルと比べるとややペースが遅いところもあったが、良いレースをする準備はできていた。

残念ながらスタートからブレーキトラブルに見舞われた。2周目の第1コーナーで、フォレス(ドゥカティ)と同じタイミングでフロントのコントロールを失った。レース2に向けてフロントエンドを改良したい。肩も問題ない。次のレースでは頑張りたい。

■アーネスト・マリネッリ(Ducati SBKプロジェクト・マネージャー)
今日も素晴らしい勝利を得ることができた。シーズン終盤の攻勢を改めて確認する勝利でもある。チャズには、彼が自信を持って乗れるマシンを提供したいと思っていたが、どうにか成功したようだ。

レースチームだけでなく、ファクトリーで働くスタッフにも感謝の意を表する。ダビデは、まだ肩に痛みが残るものの、良いレースをしてくれると期待していただけに残念な結果になった。高温になると路面コンディションがトリッキーになるものだ。明日に向けてディテールに改良の余地がある。今日と同じ結果が出せるよう最善を尽くす。

レース2

6番グリッドから猛烈なスタートダッシュを決めたデイビスは、第1コーナーを2位で通過。すぐに首位に立ち、レース1と同じパターンに持ち込んで余裕の勝利を掴んだ。また、1分41.492秒のファステスト・ラップも記録した。

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ジュリアーノは、右肩の影響もあって受け身のレースを強いられた。序盤にポジションを落としながらも、痛みと戦って最後までライディングし、13位でチェッカーを受けた。

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第12戦終了時点で、デイビスがライダーズ・ランキング3位(395ポイント)、ジュリアーノが6位(197ポイント)となっている。最終戦のカタール・ラウンドは、10月29日~30日にロサイル・サーキットでナイター開催される。

レース2のコメント

■チャズ・デイビス(Aruba.it Racing – Ducatiスーパーバイク・チーム#7)- 優勝
4連勝なんて、まるで夢のようだ。漸く100パーセントの力でプッシュできるようになった。それはまるでマシンとダンスをしているようなフィーリングだ。今季最高のスタートだった。サイクス(カワサキ)の後について第1コーナーに入った。彼がタイヤを温存してくると踏んでいたので、それに乗じて首位に立った。僕のマシンは、レース・ディスタンスを通じて同じペースで走行できることがわかっていた。今日のポイントは、グリップ・マネージメントだった。昨日より気温が高かったので、そういう状況では滑りやすくなる。そのせいで序盤はちょっと慎重になった。そのうちに後続との間に差が開いたので、最後は無事にフィニッシュするだけだった。好調に浮かれることなく、最終戦で連勝を6に伸ばしてランキング2位を確定させたい。

■ダビデ・ジュリアーノ(Aruba.it Racing – Ducatiスーパーバイク・チーム#34 – 13位
今回も厳しいレースになってしまい残念だ。今朝は良いセットアップが見つかったが、レース中の路面温度はウォームアップの約倍近くまで上昇しグリップを失った。右肩の痛みもマイナスに作用した。とにかくフィニッシュして、ポイントとデータを集めることが重要だった。明日のテストに向けていくつかアイデアがある。カタールにはもっと良いコンディションで入れるよう、治療も続ける。自分自身とマシンのポテンシャルをもっと引き出したい。

■ステファノ・チェッコーニ(Aruba S.p.A CEO兼チーム代表)
シーズン後半の戦いから判断すると、ようやく目指していた目標に到達した、と言っても良いだろう。シーズン終了までいっそうの改良を目指し、二人のライダーとともに有終の美を飾りたい。その後も集中力を切らさず、今の勢いを2017年シーズンに繋げたい。

【フォトギャラリー】
【WSBK】Rd.12 DUCATIのチャズ・デイビスが2大会連続の完全制覇を達成

情報提供元 [ Ducati Japan ]

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