【試乗レポート】ヤマハの電動技術が笑顔を運ぶ、「電動車いす」試乗レポート!

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【Webikeニュース編集部】

ヤマハ発動機が車いすを作っているということをご存じだろうか?

Webikeニュースでは過去にもヤマハ発動機の生み出す「オートバイ」以外の製品をご紹介してきた。電動アシスト自転車「PAS」は以前よりも生活に密着しており、坂道の多い郊外の住宅地では必ずと言っていいほど見かける存在になった。
また、そのアシスト自転車から発展したスポーツアシスト自転車「YPJ-R」もモーターサイクルショーなどで見かけたことがある人も多いはずだ。
そして、ヤマハの手掛けるスノーモビルも、北国に住む方にとってはスキー場などで一度は見たことがあるのではないだろうか。

【ヤマハ製品試乗レポート】
電動アシスト自転車 PAS 試乗レポート
電動アシスト自転車ロードスポーツモデル YPJ-R 試乗レポート
スノーモビル 試乗レポート

今回、ヤマハ発動機株式会社 広報の岩崎さんから案内を頂いたのは「ヤマハの手掛ける電動車いすを体験してみませんか? 」というものであった。
編集部の中ではお恥ずかしながら、あのヤマハが電動車いすを手掛けていることを知らず、驚きつつもお返事をさせていただいたのだった。

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今回お持ちいただいたのは、電動”アシスト”車いすの「JWスウィング」と電動車いすの「JWアクティブPLUS+」の2台で、どちらも折りたたんで車で運べるものになっている。
広報の岩崎さんから一通りの説明を受けると、早速試乗を始めた。

各所に安全装備が盛り込まれている現在の車いす

まず佐川編集長が電動アシスト車いすの「JWスウィング」に試乗。電源を入れ、慣れない手つきで車輪を回すと、その瞬間からアシストを体感する。勾配を上り下りする際もアシストの機能を実感できたが、オフィス1階から地下駐車場への勾配はややきつく、後ろからのサポートが必要だった。

その際にどうしても前方が浮き上がってしまう「ウィリー」状態になりそうになるが、車いすの後ろには浮き上がりを止める「ウイリーバー」の役目を果たす補助輪が備えられている。
佐川編集長がウイリーさせようとしても、しっかりとストッパーが働き、後ろに倒れるようなことはなかった。

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また、フットレスト部分にはその場所から後ろに足が行かないようにベルトが配してある。前進中に万が一足が後ろに入ってしまうと車輪に巻き込まれるなどして、けがの原因となってしまう。
足の不自由なユーザーにとって、思わぬ場所に足が入ってしまうと、非常に危険だ。

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電動アシストも、下り坂ではスピードが抑えられるようになっており、不安なく乗ることができる。このアシストシステムは基本的にはヤマハPASの「パワー・アシスト・システム」が利用されており、「人の漕ぐ力」をサポートするものとなっているのだ。

アシストの力で、自然と笑顔に

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他の編集部員も試乗するとその自然なアシストに驚く。次第に慣れてくるとその驚きから笑顔へと変わるのだ。
体の不自由な方が「もっと自分で行動したい」、「できるだけ自分で出かけたい」、きっとそんな思いをアシストしてくれるのがこの「JWスウィング」だろう。

特に力の弱い女性にとっては、このアシストはとても有効で、試乗した女性陣も勾配などを気にすることなく自由に移動することができた。

ヤマハ発動機では、この電動車いすを利用している女性ユーザーを集めたミーティング、「YAMAHA JW Girls Meeting2016」を開催しており、商品開発においてもグラフィックの入ったスポークカバーやアシストモーター部分を着せ替え出来るカラーキャップなど、今までの車いすから一歩進んだデザインを取り入れている。
こういった試みも、女性ユーザーにとってうれしい部分なはずだ。

「YAMAHA JW Girls Meeting2016」レポート動画

>>ヤマハ発動機が電動車いすをお使いの女性を対象に開催したユーザーミーティング”YAMAHA JW Girls Meeting 2016”の動画を公開!

手元の操作で移動ができる電動車いす

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次に、電動車いすとなる「JWアクティブPLUS+」に試乗した。

こちらは手元のジョイスティックを操作することで、前後の移動から旋回、転回と自由に移動ができるタイプ。

リチウムイオン電池であれば、約30kmほど、ニッケル水素電池であれば15kmほどを走行することができる。これはスピードによって走行可能距離は変わるが、人が一日歩く距離を考えると、十分に実用に耐える走行距離だ。

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今回試乗したタイプは介助者が操作できるパネル(オプション)もついており、後ろからレバーを握りボタンを操作することで、車いすが動くようになっている。
坂道など、介助者にとっても負担になるシーンにおいても電動車いすの力を活かすことができるのだ。

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この機能には編集部員一同、有効性を納得! 重い車いすが楽に動かせることで、搭乗者と介助者お互いに笑顔になる機能だった。

人それぞれの要望に対応できる出力制御を備える

そして電動車いすならではの部分として、ジョイスティックの感度や、加減速の細かな調整、トルク制御なども専用ソフト「JW Smart Tune」によって行うことができる。
バイクでいえば、インジェクションコントローラーのように、自分の好みに合わせることができるのだ。
毎日使うものだけに、自分の意図通りの動きにカスタマイズできることは重要なポイントだ。

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折り畳みも楽にできることに驚き!

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耐荷重は100kgのこの車いす、折りたたむのは非常に簡単だった。
中央部の座面が分割式となっており、その部分から折りたたまれる形で左右の幅が小さくなり、「JWスウィング」で33cm、「JWアクティブPLUS+」では35cmほどの幅となる。コンパクトカーのトランクにも問題なく入る大きさだった。

「毎日を軽やかにしてくれる」プロダクトを生み出すヤマハ

折しも世の中ではリオデジャネイロオリンピックの興奮冷めやらぬ中、続いてパラリンピックが開幕した。様々な障害を抱えながらも精一杯のパフォーマンスを発揮する選手たちに感動と驚きを覚えずにはいられない。

車いすというものに触れたことがない我々も、今回の電動車いすを通して、その不自由さと共に「電動・電動アシスト」の快適さを体験することができた。

電動アシスト自転車も、電動車いすも、人に寄り添いながら「毎日を軽やかにしてくれる」プロダクト。ヤマハ発動機の「エンジン」だけではない分野での広がりは、今後とも大きく拡大していくはずだ。

製品情報

電動アシスト車いす JWスイング

【全長×全幅×全高】
 1,000mm × 605mm × 765mm
【シート幅×シート奥行×バックサポート高】
 385mm × 400mm × 365mm
【重量】
 23.9kg(バッテリー含まず)
【マイコン内臓型バッテリー】
 ニッケル水素/24V 6.7Ah 重量 2.9kg|リチウムイオン/25.2V 11.2Ah 重量 3.6kg
【耐荷重】
 100kg
【価格】
 363,000円~(非課税)
  →JWスイング概要ページ

軽量型電動車いす JWアクティブ PLUS+

フレームタイプの違う、SタイプとPタイプの2種類がございます。
[Sタイプ]
【全長×全幅×全高】
 1,035×640×880mm
【シート幅×シート奥行×バックサポート高】
 400×440×410mm
【重量】
 27.4kg(バッテリー含まず)
[Pタイプ]
【全長×全幅×全高】
 1,035×630×870mm
【シート幅×シート奥行×バックサポート高】
 390×440×410mm
【重量】
 28.7kg(バッテリー含まず)
[共通]
【バッテリー】
 ニッケル水素/24V 6.7Ah 重量 2.9kg|リチウムイオン/25V 11.2Ah 重量 3.6kg
【耐荷重】
 100kg
【価格】
 423,200円~(非課税)
  →JWアクティブ PLUS+概要ページ

情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]

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