[TSR]EWC世界耐久選手権 F.C.C. TSR Honda、マシントラブルで70周でリタイア

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■世界耐久選手権シリーズ第4戦(最終戦)オッシャースレーベン
■決勝レース/8月27日(土)

決勝前での最後の走行チャンスとなる27日(土)朝のフリー走行は、3人が交互に走行、PJが序盤にマークした1分27秒198でトップに立つと、最後までトップのままでセッションは終了した。決勝レースではタイヤのチョイスとコントロールが一つの鍵になるため、この結果はそのあたりを中心にライダー、チームとも意思統一を図り、必勝に向けて万全の態勢を整えることができたと言えるだろう。

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14時、決勝レースのスタートライダーはPJ。これは、8時間で7回ピットに入る予定で8回のスティント(1ライダーの担当する走行時間帯)、予選からマネジメントしてきたタイヤ本数、2時間程度の夜間走行などを想定したもの。しかし出遅れて16番手でスタート、追い上げる形のレースとなった。

しかし、10周目までに7位に順位を回復して上位集団の一角に追いつくと、さらに16周目にはトップグループの後方集団の先頭となる5位まで順位を上げた。トップ差は約12秒、YAMAHAの2台が序盤から激しい争いをしている。我々の前車SUZUKIとBMWの3位争いとの差は5~6秒だが、この周あたりから周回遅れも出始め、全長が短く抜きどころの少ないこのコースで、一進一退の周回が続いた。

29周目に転倒車両によりセーフティカー(SC)が介入し、トップ集団との差が一気に縮まることになった。32周目にSCがコースアウトしてレースがリスタート。その後41周目にPJがダミアンへと交代、無難に逆側からのピット作業をこなした。

6位でコースに復帰したダミアンは再び5位まで順位を上げて、見えて来たトップ争いを狙って走行を続けていたが、60周目あたりから2周ほどストレートを通過する時に左手で何かを伝えようとしている。白煙は出ていない、左側を示しているが、想定されるトラブルは? モニターのタイムは、1分29秒台で大きな変化はなさそうだ。その間にも周回は進んでダミアンのジェスチャーがさらに大きくなり、70周目にダミアンが自分の判断でピットに入ってきた。

当初、ピットではPJがスタンバイし、給油だけで確認したら送り出す想定の準備をしていたが、ダミアンのコメントを確認して、ピット内にマシンを格納した。ダミアンによれば、水温ランプが尋常ではないアラートを示し、マシンも走らなくなったということだ。

すぐさま、ラジエター、ホース、ウォーターポンプ類などを総取り替えし、30分ほどで修復を完了、PJがトップとは20周差の31位でコースへと復帰した。鈴鹿8耐同様、再びほぼ最後尾からの追い上げとなったが、その直後に2回目のSCが入ると同時にPJがピットに戻ってきてマシンを降りた。16時29分総監督がチーム全員にリタイアを告げた。

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モノ作りやチームの総合力を試すことを標榜して初参戦したル・マン24時間、その結果を受ける形で参戦したポルティマオ、今季の至上命題として優勝奪還を狙った鈴鹿8耐、そして最終戦決戦を掲げ逆転チャンピオンを懸けて乗り込んだオッシャースレーベン。今季はこの僅か4戦がシリーズで、諦めない強い気持ちを持っていずれのレースにも臨んできたが、最後の最後、逆転で世界王者を狙ったレースで、途中棄権せざるを得なくなった。

これで2016年FIMEWC世界耐久選手権シーズンは幕を閉じるが、我々がこの世界耐久選手権のチャンオピオンシップを狙う活動は、まさに今季始まったばかり。9月17日(土)~18日(日)フランス・ポールリカールサーキットで開催される「2016 – 2017FIM EWC世界耐久選手権シリーズ第1戦ボルドール24時間耐久レース」に参戦する予定だ。

その高くてタフな壁を乗り越えるために物語はこれからも続くのだ。

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【公式結果】
Retired
F.C.C. TSR Honda EWC
レース時間:02時間26分09秒073
レースベストタイム:1:28.377(PJ)

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情報提供元 [ TSR ]

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