[TRICK STAR]ARRC Rd.4 AP250 山本剛大がレース1で優勝、レース2で2位。チャンピオンへの可能性を繋げる

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■エントリー名:TRICK STAR Racing
■監督:鶴田 竜二
■ライダー/ゼッケン:山本剛大(#1)、田中 歩 (#82)
■開催日:2016年8月4日(木)~8月7日(日)
■サーキット:Sentul International Circuit (Bogor Indonesia)
■マシン:カワサキNinja250
■結果
山本剛大 レース1:優勝 / レース2:2位
田中 歩 レース1:9位 / レース2:27位

以下プレスリリースより

2016アジアロードレースチャンピオンシップ(ARRC)第4戦はインドネシア・セントゥール インターナショナルサーキットで開催された。

此処、セントゥールサーキットは路面が荒れたサーキットとして捉えていたが、今年の第1戦マレーシア・ジョホールと比べると幾分まだマシな印象だった。

しかし、今年からのレギュレーションでラムエアーシステムが使えるようになったことで、路面の小石をタイヤが巻き上げエンジン内に進入し、車検後に16台ものマシンがエンジン交換やエンジンの封印を解きメンテナンスを行う申請を行っていた。

また、スリップストリームを良く使うライダーのマシンはアンダーカウルやアッパーカウルまでもが、小石が当たり傷ついていた。

【8月6日(土) 公式予選 】

■Qualify 8:30~9:00
■天候:晴れ
■コース:ドライ
■気温:29℃
■路面温度:34℃

公式予選は現地時間 朝の8:30から行われ、気温や路面温度が低い状況からスタートした。予選開始は、ライバル達のマークがある中、ユックリとピットを後にする2人。しかし計測1周目から山本剛大選手は積極的にタイムアタックを行い計測2周目に1分44秒728を記録し、タイムモニタートップに表示される。

その後も走行を続ける中、ライバルがタイムを更新し2番手に。焦ることなく周りの状況を把握しながら、計測8周目に1分44秒593とタイムを縮めトップに表示された。そこでピットに戻り、タイムとポジションを確認し予選を終えた。昨日の練習時よりエンジンの伸びは感じられたが後半セクションの旋回性が悪く改善が必要とのコメント。

一方の田中歩選手は、徐々にタイムアップを狙っているのか計測2周目の時点では16番手に表示されていた。計測4周目に1分45秒335を記録し4番手にポジションアップする。その後も走行し続けタイムアップを図るが、集団の中でのタイムアタックで思うようにラインを走れないでいた。

計測7周目にポジション5番手に下がりピットイン。状況を確認し、フロントサスペンションのイニシャルをアジャストし再スタート。しかし、残り時間が少なく1周のみ計測されチェッカーを受ける。

結果、山本剛大選手 ポールポジション、田中歩選手5番手で予選を終える。

【8月6日(土) 決勝レース1 】

■Final 1 12:15~ 12LAP
■天候:晴れ
■コース:ドライ
■気温:32℃
■路面温度:62℃

スタートは、無理にホールショットを狙うのではなく、ライバル達と接触を避けながら1コーナーに進入していく。山本選手は4番手・田中選手は10番手。1周目終了時点で、山本選手はポジション4。田中選手はポジション9。ここから追い上げが始まる。

山本選手は2周目の裏ストレートで早くもトップに躍り出てから何度もライバル達が仕掛けてくるが6周目終了時点までトップでコントロールラインを通過する。7周目1コーナー進入で3番手に。S字コーナーでマシンが暴れる映像が映し出された。

路面温度が60℃を超えタイヤグリップが落ちてきたのかモニターを見ながら心配になるが、8周目の1コーナー進入でトップに上がる。11周目の1コーナーで2番手に下がりラストラップに入る時点では3番手。しかし、ライバル達の動きを良く見て把握しながらラストラップを消化していき、ゴールラインではトップでチェッカーを受けた。

一方の田中選手は2周目終了時点で6番手に上がり、4周目終了時点で4番手まで上がってきた。さあこれからというときに、5周目3コーナーで7番手まで下がる。まだまだ田中選手の実力から上がって来れると見ていたが、6周目には9番手。8周目には7番手まで上がるが、何時もの様にポジション回復が出来ない。

マシンの特性を生かして懸命に前を追いかけているが、10周目終了時点では8番手。ラストラップも必死にポジションアップを狙うが9番手でチェッカーを受けた。

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【8月7日(日) 決勝レース2 】

■Final 2 13:0~ 12LAP
■天候:晴れ
■コース:ドライ
■気温:31℃
■路面温度58℃

決勝レース2のスタートも焦らずに1コーナー進入で山本選手は5番手、田中選手は10番手で通過。山本選手は12周のレースを組み立てているのか徐々にポジションアップしていった。

2周目終了時点で6番手。3周目の1コーナー進入で3番手に上がる。4周目の3コーナーでトップに上がり、レースをリードしていく。5周目のシケインコーナー進入で、後続がインを刺してくるのを無理にブロックせず、前に行かせる。

6周目終了時点で4番手まで下がっていたが、7周目の3コーナーまでにトップに上がる。9周目から11周目のコントロールラインを通過する時点はトップで通過していた。ラストラップもトップでグループを引っ張っていたが、シケインコーナーの進入で少しのミスをしてしまう。

そこにライバルがインを刺し先行する。最終コーナーへのアプローチで、先行したライバルをかわそうとラインを大きく振り、コーナー立ち上がりからコントロールラインまでの加速勝負に持ち込む。しかし僅差の0.098秒差で2位チェッカーを受けた。

田中選手は1周目終了時点 11番手で通過。2周目の3コーナーで、集団での走行中にライバルと接触してしまいコースアウトしてしまう。なんとか転倒を逃れてコースに復帰しようとするが、フロントタイヤがグラベルの砂に呑まれ転倒してしまう。

直ぐにマシンを起こし再スタートする。しかし2周目終了時点で29番手。そこから諦めず、少しでもマシンのフィーリングやセッティングを確認し、ライディングに活かせるようチェッカーを受けるまで走行を続け27位でゴールする。

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【ライダー 山本剛大 選手 コメント】

予選 ポールポジション
フリー走行が順調にすすみマシンのセッティングがほぼ決定していたのでタイムアタックをしつつライバルの走り方を確認することに集中して走りました。

予選開始してすぐに最低目標である44秒台を記録したのでそこからはひたすらライバルのライディングを見る作業をしました。ある程度確認が出来たところで2番手タイムだったので再度アタックしてトップタイムを記録したのでタイヤ温存のため予選を早めに切り上げました。

その後トップタイムが更新されることがなく2戦連続のポールポジションを獲得しました。

レース1 優勝
ポールポジションからスタートしていつも通り1ラップ目は様子見をして2ラップ目からペースを上げていきました。3ラップ目にトップに立ってからは45秒後半から46秒前半で集団を引っ張っていきましたが、レース後半に差し掛かったあたりからリヤタイヤのスライドが大きくなり頻繁に危ない場面が出てきたことからペースを維持するのが厳しくなり一度集団の中へと戻り優勝争いをするであろうライダーの走りをチェックしました。

最終ラップ勝負すると決めていたシケインで仕掛けるために3コーナーであえて1台前に出し4コーナーでもう1台に刺され3位になってしまいましたがシケインのブレーキングから進入で2台かわしトップに立ちそのままトップでチェッカーを受けることができました!!

余り得意ではないセントゥールでの初優勝をあげることが出来てとても嬉しかったです!!

レース2 2位
スタートはいつもどうり様子見で後方に下がり周りの様子をみつつペースを上げて行きました。レース2はほとんどの車両が新品タイヤでのレースということもありレース1よりも元気のいいライダーが多く前半からバトルが多かったです。

そのためレース後半で勝負できるようにタイヤをヒートさせすぎないように温存したりエンジンの水温管理をしながら前に出てペースを上げるタイミングを見計らっていました。ラスト3ラップあたりでタイヤがしんどくなって元気がなくなってきたライダーが増えてきたのでそのタイミングで前に出てペースを45秒台まで戻しました。

そのまま最終ラップのシケインまでトップでペースを引っ張り続けましたがシケインで仕掛けてくる事を予想してシケインで突っ込み過ぎてラインを外してしまい2位に落ちてしまいました。最終コーナーで再度トップの選手に仕掛けにいきましたがギリギリで入りきれずそのまま2位でチェッカーを受けました。

今回のインドネシアでは前回の反省点を活かし勝負のできるマシン、減速を意識してマシン作りをしていきました。

その結果レース1では優勝することが出来ました。しかしまだ限界ギリギリのバトルではまだライバルに足りないところもありレース2では2位という結果になりました。

マシンは確実にいい方向に向かっていて対策するべきところも分かっているのでそこをしっかりと詰めていき次戦のインドでは再度優勝できるように頑張っていきます!!

まだまだチャンピオンの可能性は残っていますし諦めず戦っていきます。最後にトリックスターの新たな拠点があるインドネシアにて1勝をあげれたことをとても嬉しく思います!!

今回も多大なる応援、ご支援ありがとうございました。

山本 剛大

【ライダー 田中歩 選手 コメント】

今大会のレースでは金曜日の走行から決勝まで良い流れに乗れず決勝を迎えてしまいました。予選では5番手で終え、セカンドローからスタートとなりました。

レース1はスタートを失敗してしまいましたが数周に渡って、追い上げて行きました。山本選手、アピワット選手の後ろ3番手まで上がったくらいからコーナー立ち上がりでマシンが立ち上がらなくなりラップタイムを大きく落としてしまいました。先頭グループから離されてしまい、最終ラップでは集団の先頭でゴールしようとしましたがパスする事が出来ず結果9位となりました。

レース2のスタートもレース1同様うまく行かず失敗してしまいました。そこから追い上げていくつもりでしたが3コーナー進入で、前車に接触してしまいバランスを崩しなんとかコースに留まろうと思ったのですが、コースアウト、グラベルが思いのほか深く転倒していまいました。

傷ついたマシンを起こし再スタート出来ましたが転倒した事からプッシュ出来るマシンではなくなってしまいそのままゴールを目指し、27位となりました。

今回は走行後メカニックの皆さんが毎日遅くまで調整して頂いたにもかかわらず自分のミスでレースを不意にしてしまいすみませんでした。そしていつもサポートして頂いているスポンサーの皆様、有難うございました。アジア選手権で感じている、自分の甘さを今大会では更に感じました。

自分も負けないようにハングリー精神や戦略法も次戦インドラウンドに向け、鍛えていきます。有難うございました。

田中 歩

【監督 鶴田竜二 コメント】

ARRC R4インドネシア AP250クラス
決勝レース1
山本剛大選手 優勝
田中歩 選手 9位

山本剛大選手、ポールポジションからスタートし優勝しました。レース展開、ポジション取り、思い通りのレースだったと感じました。ここインドネシアの荒れた路面にマシンセッティングを合わせれたことも嬉しく思います。田中歩選手は、これからトップグループとの争いが始まるというところで、マシンが走ってくれず我慢のレースとなりましたがしぶとく9位。

決勝レース2
山本剛大 選手 2位
田中歩 選手 27位

山本剛大選手、終始レースをリードし、最終ラップをトップで走行中終盤セクションのシケインでやや突っ込み過ぎて失速したところを抜かれてしまい、再度最終コーナーの入り口で勝負をかけようとしましたが、ギリギリ差し切れず、そのままの順位でゴールとなりました。

田中歩選手は、序盤の混戦に飲み込まれ、その時に接触しコースアウト転倒してしまいました。最後尾から必死に最後まで諦めず走りきりましたが前に届かず27位でした。

ライダーはじめチームとしては、高い集中力を維持し臨みましたが、勝負は紙一重なレース展開となり勝つ事ができませんでした。しかし今回優勝も出来ましたし終始レースをリードしています。

次回のR5インドに向けてまた気持ちを切り替え勝利を目指してまいります。ご支援、ご協力を頂きました各スポンサー様、ご関係者様、熱い応援を頂きましたファンの皆様、本当にありがとうございました。

チームは鈴鹿8耐からの2連戦でライダーをはじめメカニック達も疲労が取れないままレースウィークに入り、その中で良くベストを尽くしてくれました。

田中歩選手は不運な状況が重なりなかなか思うようなレース展開ができませんでしたが、走りは良くなってきてるので、是非次に期待したいです。

山本剛大選手はレース1レース2ともにレースをリードし、いつもながら速さが光ってました。レース2は紙一重の感じで最後の最後2位にはなりましたが、シリーズランキングポイントはトップとの差を10ポイント詰めましたので、タイトル争いにも可能性を残す事が出来、良かったと思います。

引き続き高い意識とプライドをもって次回のインドRdでも優勝を目指して取り組んで参ります。応援ありがとうございました!

チーム代表 鶴田竜二

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情報提供元 [ トリックスター ]

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