ホンダ、鈴鹿8耐特集 THE STORY Satu HATI. Honda Team Asia編2「心を一つに。アジアの力を結集」を公開

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「なにがあっても周りに惑わされず、僕らは僕らのペースをしっかり維持して走るだけです。ワンミスで順位は大きく落ちるので、ペースを崩さずミスのないようにやっていきます」
Satu HATI. Honda Team Asiaの玉田誠監督は決勝レースが始まって2時間経ったときに落ち着いた表情で語った。

灼熱の決勝レース。オープニングラップで10番手につけ、それからは好調をキープしてトップ10圏内を走り続けていた。Honda Team Asiaはアジア人ライダーの育成を目的にスタートして、玉田監督は過去にライダーとしても出走している。そして今年は監督になって3年目の鈴鹿8耐だ。玉田監督の言葉通り大きなアクシデントもなく、ライダーは確実に走り、ピット作業でも慌てた様子は全くなかった。

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そんなレース展開とは裏腹にチームはレースウィーク初日に大きな波乱を迎えていた。28日(木)のフリープラクティス1でラタポン・ウィライローが転倒して、負傷による欠場が決まってしまった。そのため第1ライダーにディマス・エッキー・プラタマ、第2ライダーにはザクゥアン・ザイディの2人体制で、8時間のレースを乗りきることになった。

まだ世界のトップクラスのレースで実績を残したことはない2人の若いライダー。29日(金)の予選は11番手と惜しくもトップ10トライアルには進めなかった。しかし、2人はそれまでのタイムを上回る2分9秒台に入れてきた。プラタマが2分9秒290を出したとき、モニターを見ていた玉田監督が「よしっ!」と拳を握りしめ喜んだ。

予選が終わっても、トップ10トライアルに進めない残念な気持ちではなく、チーム最速タイムをここで出した満足感のようなものをスタッフのにこやかな顔が物語っていた。このときからもう「自分たちのペース」だったのである。

決勝レースは気温と路面温度がどんどん上昇する中で転倒者が増え、8耐らしいタフなレースになっていた。インドネシア出身のプラタマはメーカー合同テストのときに「私の国は暑いので日本にきてそれほど暑いとは感じません。8耐経験者ですから(参戦3年目)大丈夫です」と話していたが、ピットインしてマシンから降りてきた際の大量の汗と重い足取りから、純粋にレーシングスピードでのライディングによる体力消費だけではなく、鈴鹿の暑さが彼の体力を奪っていることは明らかだった。さらに、ライダーは予定より1人少ない。その走行分を2人で負担しなければならなかった。

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このチームはたくさんのアジア人スタッフがピットで作業をしている。日本を代表するものであり、FIM EWC(FIM世界耐久選手権)のカレンダーに組み込まれたこのレースでの育成はライダーだけに留まらない。日本人スタッフとコミュニケーションを取りながらテキパキと役割を果たしている姿が印象的だった。

「心を一つに。アジアの力を結集」Satu HATI. Honda Team Asia

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情報提供元 [ Honda ]

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