[TSR]鈴鹿8耐 決勝 F.C.C. TSR Honda、ほぼ最後尾から怒濤の巻き返し!18位でゴール!

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選手権ポイントを獲得、最終戦ドイツ決戦に挑む!

2016年鈴鹿8耐の決勝レースは、4番手グリッドからスタートライダーを務めるドミニク・エガーターの好ダッシュで始まった。今朝のフリー走行前にセルモーターの不調から押し掛けを余儀なくされていたのだが、スタートだけはばっちりエンジンがかかったという。

1コーナーこそ予選と同じ4番手で進入したが、その後順位を上げて2番手でストレートに戻る。3周目には3番手にポジションを落とすが、4台が競り合うトップ集団の中でレースを展開していく。

ところが、7周目のMCシケインの進入でドミニクがフロントから転倒、マシンは右側から滑り、グリーンで止まった。ライダー自身も右半身から滑って行ったが、幸いにしてノーダメージ。マシンも素早く立て直しが可能で、そのまま半周してピットに戻った。

モニター映像から素早くダメージを想定していたピット内は、慌ただしく動き、破損したパーツを交換していく。ほぼ15分で修復、パトリック・ジェイコブセン(PJ)がコースに復帰した。

時刻は12時03分ほど。スタートして僅か30分しか経っていない。その時の順位は66位・9ラップ差。決勝への出走は68台なので、ほぼ最後尾からほぼ7時間30分ほどの追い上げとなった。

トップ争いから一転追い上げのレースへと変わった、F.C.C. TSR Hondaの2016年鈴鹿8耐。この時点で”優勝”の目標は困難になったが、残りは7時間30分。”まだ”なのか、”わずか”なのか。

いずれにせよ、もちろん諦めることなく、ライダーも各スタッフも”追い上げ”、あるいは”選手権ポイントの獲得”という目標に向けて一丸となっていることは、何も変わらない。

PJに続いて渡辺一馬が担当、その間にもトップに立った#21YAMAHAファクトリーレーシングは、2位以下を全車ラップする勢いで、しかし安定した走りとピットワークで順調に周回を重ねる。一馬もしっかりと自分のスティントを走り抜き、47位65周あたりでドミニクに次のバトンを渡した。

それぞれのライダーが最大限の力を発揮し、スティント毎に着実に順位を上げ、周回を増やしていく。

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強い西日が過ぎ、夕暮れが迫る最終スティント、ポルティマオでも夜間走行で強さを発揮したPJが最終走者としてコースイン。レギュラーチームなどの脱落もあり、一馬とドミニクがさらに順位を上げての交代となった。

PJはトップに比肩する2分9秒台をマークして最後の追い上げを見せ、まずはポイント圏内の20位に入ると、選手権で直接タイトルを争うライバルチーム#50TEAM APRIL MOTO MOTORS EVENTSを抜き去って、ライバルより前の18位でフィニッシュ!選手権ポイント3を獲得した。

ポイントの獲得も去ることながら、ランキングトップのチームより前でゴール出来たことは非常に重要だ。ランキングは5位に後退することになったが、トップとのポイント差は”13″から”12″に縮まったからだ。

2016年最大の課題と位置付け、4月のル・マン24時間耐久レース、そして6月のポルティマオ12時間耐久レースと転戦し、チームの総合力を磨きに磨いてきたF.C.C. TSR Honda。その最大の目標に向けて思いを一つにして鈴鹿8耐に臨んだ。しかし結果は18位というもので、優勝奪還を宣言していたことを考えれば、惨敗と言える。

それでも、優勝のみならず選手権ポイント、シリーズタイトルをも見据えていたF.C.C. TSR Hondaにとって非常に重要な3ポイントを獲得した。わずか3ポイント、されど3ポイント、である。

かくなる上は、最終決戦の地オッシャースレーベン8時間耐久ロードレース(ドイツ:オッシャースレーベンサーキット/8月27日(土)決勝レース14:00~22:00=現地時間)でシリーズタイトル獲得に向けてあらゆる可能性にトライするしかない。我々はいつでもチャレンジャーなのだから。

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情報提供元 [ TSR ]

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