新型YZF-R1のデビューウィンから1年、万全の準備をしてきたヤマハが8耐2連覇を目指す!

【Webikeニュース編集部】

20160727_ym8h_01

2016年7月26日に六本木「ニコファーレ」において、ヤマハの鈴鹿8耐に向けた参戦チーム監督・ライダーを交えたメディアカンファレンスが行われた。
なお当日の模様は「ニコニコ生放送」でも配信された。

昨年度優勝を飾った「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」

ヤマハは昨年、フルモデルチェンジした新型YZF-R1の鈴鹿8耐デビューにおいて、13年ぶりとなるファクトリー体制で臨み、見事19年ぶりの優勝を飾っている。また、総合優勝だけでなく、改造範囲が制限されたスーパーストッククラス(SSTクラス)でも新型YZF-R1がクラス優勝を果たし、見事2クラス制覇を達成した。

今年の鈴鹿8耐は1年かけて「改善」を進めたYZF-R1と共に、「最速の挑戦者」として挑む。
ヤマハ発動機として参戦するのは「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」と、「YART Yamaha Official EWC Team」の2チームで、今回のカンファレンスにおいてもチーム・ライダーの紹介がされた。使用するマシンはいずれも「YZF-R1」で、耐久仕様に様々な改修が加えられたファクトリーマシンだ。

全面がモニターの会場で、ど派手な演出!

20160727_ym8h_02

メディアカンファレンスが行われた「ニコファーレ」は株式会社ドワンゴが運営するイベントスペースで、「ニコニコ生放送」と連動した配信も可能となっているスペースだ。
スタジオ内は全面モニター(LED)となっており、当日はライダーの登場前にプロモーションビデオが放映され、会場全体に大迫力の映像が流された。

20160727_ym8h_03
▲会場中に動画が流され、迫るマシンに圧倒される
20160727_ym8h_04
▲参戦マシンのYZF-R1も映像に照らされる
20160727_ym8h_05
▲今年も挑み続ける、「最速の挑戦者」がスローガンだ

1年間の準備をして、「最速の挑戦者」としておごることなく優勝を狙う

20160727_ym8h_06

映像が終わると、会場には鈴鹿8耐参戦車両である「YZF-R1」が燦然と輝く。
そして、ヤマハ発動機株式会社の河野俊哉MS戦略部長が挨拶。
「昨年の優勝におごることなく、今年は1年間課題を見つけたものを中心に”最速の挑戦者たれ”をスローガンに2チーム体制で優勝を狙います」と、今年のヤマハとしての意気込みを語った。

20160727_ym8h_07▲河野俊哉MS戦略部長

続いてヤマハ発動機株式会社 技術本部MS開発部の辻幸一部長がこの一年の取り組みについて振り返った。
「昨年は優勝したレース終了後にすぐに反省会を開きました。結果として150以上の改善点が見つかり、それを1年間かけて改善してきました。また、実は昨年不安だったのが燃費です。レースではセーフティーカーによって助けられた部分や、ライダーの努力によって明るみには出なかった部分があります。今年はエンジンのロスをなくし、10%の燃費向上を達成しています。これは1年間エンジンベンチを回し続けて得られた成果です。」と、昨年の優勝に浸る間もなく2016年に向けて改善してきたその努力を語った。

20160727_ym8h_08▲辻幸一MS開発部部長

最速ラップを刻んだ2015年の8耐。今年も最強の布陣「ファクトリーチーム」

20160727_ym8h_09

昨年のチャンピオンチームとなる「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」からは全日本JSB1000に参戦する中須賀克行、昨年の予選で2分6秒フラットという驚速タイムをたたき出し、世界選手権MotoGPクラスに参戦中のポル・エスパロガロ、そして昨年のブラッドリー・スミスに代わって同じイギリス人で、スーパーバイク世界選手権に参戦するアレックス・ロウズの3名体制だ。

20160727_ym8h_11
▲中須賀克行
20160727_ym8h_12
▲ポル・エスパロガロ
20160727_ym8h_13
▲アレックス・ロウズ

すでに公式テストでは1番時計を連発しており、チームを引っ張る中須賀は「今年はチャレンジャーの気持ちで臨んで、また表彰台からの景色を見られるように頑張ります」と、コメント。

ポル・エスパロガロは「今年はMotoGPでヤマハで走る、最後の1年。ヤマハへの感謝を鈴鹿8耐の優勝で皆に伝えたい。」と、来期MotoGPでのKTMに移籍が決まっており、YAMAHAラストシーズンとなる中での鈴鹿8耐連覇を誓った。

今年チームに加入したアレックス・ロウズは「WSBKでのYZF-R1と8耐マシンはレギュレーションの問題で色々な違いはあるが、違和感はなく、楽しく走れる。YZF-R1はライダーに自信をもって走らせてくれるマシンなんだ。」と、スーパーバイク世界選手権でも同じマシンを操るライダーとしての自信を語った。

今年はどんな予選タイムが飛び出すのか、そして優勝だけでなく鈴鹿8耐の最多周回数を更新するのかなど、期待は尽きない。

世界耐久チームとして、ベストリザルトを目指す「YART」

20160727_ym8h_10

「YART Yamaha Official EWC Team」には、全日本の若手育成を担う「YAMALUBE RACING TEAM」から野左根航汰、藤田拓哉が加入。同チームのレギュラーライダーであるブロック・パークスは過去に鈴鹿8耐やMotoGPも走ったベテランだ。二人の若手がベテランからテクニックを吸収し優勝を目指す。

今週末の7月31日に決勝となる「2016 FIM世界耐久選手権シリーズ第3戦”コカ·コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第39回大会」。
今年はどんなドラマが生まれるのか、勝利の栄光を手にするのはどのチームか。
ぜひそのレースを自分の目で見てほしい。BS12では生放送も実施されるので、こちらも要チェックだ。

【関連ニュース】
◆Webikeバイクニュース「鈴鹿8耐」記事一覧

関連記事

編集部おすすめ

  1. コルハートが取り扱いを行う「Dzell」からブレーキのリザーバータンクキャップの上に共締めす…
  2. 1a6433aec6af783f6d008221be38055e_s
    自賠責保険(共済)の損害調査を行っている損害保険料率算出機構は、2017年1月17日に金融庁…
  3. 国土交通省は、二輪自動車等に備える緊急制動表示灯の基準を新設し、発表した。 平成2…
  4. 20170209_swm_SV11
    2015年、EICMAでの発表を機にブランドの復活を宣言 1971年に創業されたイタリアのモー…
ページ上部へ戻る