[YOSHIMURA]JRR Rd.5 JSB1000 津田拓也が3位表彰台獲得 良い流れに乗って鈴鹿8耐に臨む

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全日本ロードレース第5戦がスポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。第4戦オートポリス大会が熊本地震の影響で中止となったため、JSB1000クラスは3戦目。

今大会は「SUGOスーパーバイク120マイル耐久レース」としてピット作業が最低1回を義務づけられた52周(約194km)のレースとなる。ライダーは2名まで登録可能だが、ヨシムラ スズキ シェルアドバンスは津田拓也ひとりのエントリー。

鈴鹿8耐の1スティントは約25周:約145kmであるから、さらに長い時間と距離を走る厳しいレースである。このウィークは、梅雨時らしい天候で金曜日のA.R.T合同テストは朝方まで雨が残りセミウェット。路面温度がさほど上がらないコンディションで1分28秒819のタイムで総合5番手となった。

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6月25日(土)公式予選

天気予報は雨であったが曇り空。ウェット宣言は出たもののドライコンディションで行われた。60分間の公式予選、津田は中盤に出した1分27秒519のタイムで予選3番手につけた。

翌日は天候が回復して路面温度も気温も上がるとの予想が出ていたので、タイムを詰めることよりも、テスト項目を優先したマシンのセットアップを行った。

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6月26日(日)決勝レース

前日までのぐずついた天候が嘘のような爽やかな晴天。気温も路面温度も上昇していった。朝のフリー走行、津田は1分28秒624で5番手につけて決勝レースに臨む。

ル・マン式スタートで52周による長丁場の120マイル耐久レースが始まった。

津田は抜群のスタートダッシュを決めてホールショットを奪い、オープニングラップを制する。その後、中須賀選手(ヤマハ)、渡辺一樹選手(カワサキ)にかわされ、3番手に後退。

4周目には1分28秒083の自己ベストタイムを出すものの28秒後半や29秒台になるなど、安定したタイムで周回できず、柳川選手(カワサキ)、野左根選手(ヤマハ)に追い付かれてしまい5番手に後退してしまう。

昨年までの津田であれば、挽回するための焦りからミスをすることもあったが、今季は冷静に状況を分析してレース展開ができるようになってきている。この時、マシンに小さなトラブルが出ており安定したラップタイムで走行することが難しい状況になっていたのだが、そこで無理して差をつめることをせず、ピットインのタイミングまで前の二人についていくことにした。

津田はピットワークで挽回するチャンスが来ると信じていた。24周目に柳川選手(カワサキ)がピットイン、ひとつ順位を上げた際に1分28秒5のタイムで周回してタイム差を詰めていく。

津田は28周目にピットイン、ヨシムラは12秒8でタイヤ交換、給油を済ませてコースに送り出すと柳川選手の前でコース復帰を果たした。

30周目に野左根選手(ヤマハ)がピットイン、津田は野左根選手がコース復帰する前にコントロールラインを通過、津田が予想したとおりピットインを契機に2つポジションを上げることに成功した。

しかし、2番手を走行する渡辺選手(カワサキ)に追い付くまでの差を詰められず、津田は3位でチェッカーを受ける。

これで今シーズン全戦表彰台獲得を果たしており、良い流れに乗って鈴鹿8時間耐久ロードレースに臨む。

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津田拓也 選手コメント

事前テストを含めレースウィークまで天候が不安定な中でマシンのセットを見極めきれなかったのが反省点としてあります。決勝日は晴れの予報だったので予選中盤のアタック以降は、決勝を見据えたテストになりチームが踏ん張れるマシンを造り上げてくれました。

レースでは序盤のペースアップが自分の課題だと認識しているのでホールショットは決めるつもりでスタートダッシュをしました。3位走行中の中盤に柳川選手(カワサキ)、野左根選手(ヤマハ)に飲み込まれて順位を落としてしましましたが、 「ここで抜かなければならない」と思うのか「ピットイン後のスティントで勝負」と考えるのとでは精神的に全然違います。

実際、ピットワークで挽回することができたのでチームへの信頼感が増しました。しかし、結果としては今一歩届かなかったので次戦で頑張ります。

開幕戦の鈴鹿、今回のSUGO120マイルレースを通じて良いレベルに仕上がってきていると思いますが、 まだまだレベルアップしなければ鈴鹿8耐では勝てないので、さらに努力を重ねていきたいです。

今年の鈴鹿8耐は、自分の中で「レジェンドライダー」として憧れている芳賀紀行選手と一緒に走れることを嬉しく思います。芳賀選手とチームを組むことによって自分自身に磨きをかけていきたいと思います。

加藤陽平 監督コメント

昨年はテストを含めて27秒3で周回できていたのですが、今年他チームは27秒台で走れている中、決勝レースのベストタイムは28秒0。事前テストを含めレースウィークでの不安定な天候の中でマシンをまとめきれていませんでした。

予選はウェット宣言によりタイヤの本数制限がなかったので、テストを兼ねて決勝レースに合わせた対策と準備を行いましたが、 決勝レースで若干マシントラブルが出てしまったのでライダーがプッシュできない状況にしてしまったことは申し訳なく、 渡辺一樹選手との約5秒差を詰められるベストな状況で戦えていれば、もう少し良い結果に繋がったのではないかと思っています。

拓也は昨年までに比べてレースの組み立て方・闘い方が全然違いますのでメンタル面で強くなってきていると感じています。ホールショットを奪ったことは嬉しい驚きでした。せっかく飛び出したのにマシンにトラブルが出てしまいリズムに乗りきることができなかったので、それがなければ展開が変わったのかもしれません。ピット作業も若干ミスをしたのでロスがありました。これは8耐本番に向けての課題です。

来週には鈴鹿8耐合同テストが始まります。ヤマハの速さはもちろんですが、ホンダ、カワサキも侮れません。チームとして課題克服をしっかりとやって鈴鹿8耐本番に臨みたいと思います。

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情報提供元 [ YOSHIMURA ]

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