セロー250のオフロードカスタム決定版!エンデューロライダー鈴木健二選手が操ったマシンを分析!

【Webikeニュース編集部】

オフロード用のカスタムを施したセロー250でエンデューロ参戦

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2016年5月22日(日)に長野県の爺ガ岳スキー場にて開催されたエンデューロレース「JNCC第3戦 ジョニエル-G」にて鈴木健二選手が、セロー250で「FAN-A」クラス参戦し注目を集めた。
JNCCはエンデューロトップライダーが集まる「COMP」クラスと初心者やトレール向けに設定された「FAN」クラス、そして子供やオフロード初心者向けの「KIDS&TRY」に分かれている。
今回の第3戦ではなんと総勢530台が、雪の解けた爺ガ岳のゲレンデに集まった。

元国際A級ライダーであり、エンデューロレーストップライダー

鈴木選手は元モトクロス国際A級ライダーであり、近年はヤマハのモトクロス・エンデューロモデルの開発も担当し、エンデューロレースにも積極的に参戦。過去「JNCC」においてチャンピオンを獲得している。
またMTB競技でも活躍し、静岡県にある「wide open」というMTBショップのオーナーでもある。

市販トレール「WR250R」で世界的レースに参戦!ファイナルクロスで4位獲得

鈴木選手は過去にもWR250RでISDEに参戦。
ISDEとはインターナショナル・シックスデイ・エンデューロの略で、1913年から開催されている世界最大のエンデューロイベント。1チーム6名で戦う国別対抗戦だ。
当然レース用の車両で参加が当たり前の中、市販トレールモデルのWR250Rで参戦。450ccマシンも出場する中でシルバーメダルという好成績を納めている。
最終日のファイナルクロスでは、途中転倒したものの驚異的な追い上げで、なんと4位フィニッシュ。国内外で大きな注目を集めた。

そんな鈴木選手が用意したエンデューロ用「セロー250」を、現場にいたWebike編集部がチェックしたのでカスタムポイントをお届けしたい。
とはいってもエンジンはノーマルであり、大きな改造はされていない車両だ。

まるでワークスマシン!? カラーリングは「ヤマハブルー」

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まず目につくのは、ヤマハブルーに彩られたグラフィックだ。これでセローのイメージが「グッ」とレーシーになる。
そして意外と傷がつきやすいのがスイングアームだ。ここもしっかりとデカールでラッピングされており、今回装着されているタイヤ「ダンロップGEOMAX AT-81」と合わせる形でダンロップロゴが入っている。
スポンサーロゴということもあるはずだが、こうやって実際に装着しているブランドのロゴを入れたりというのは、一般ライダーにとっても楽しいものだ。

ワイズギア「パワービーム」をフレーム補強に利用

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フレームサイドには、知る人ぞ知るヤマハワイズギアの「パワービーム」が装着されている。
もともとは4輪の高性能車両用に開発された「パフォーマンスダンパー」を基にしており、二輪用として、走行時のフレームの変形や振動を抑える役目を担っている。
Webikeショッピングのインプレッションにおいても高評価を獲得する商品。主にハンドリングや乗り心地を向上させるアイテムだ。

その他エンジンパーツには、ZETAのアルミパーツがチョイスされており、武骨なエンジン回りのアクセントになっている。
フレームガードにはZETA製をチョイス。リアのマスターシリンダーもガードする優れものだ。アンダーガードはワイズギア製のアルミをチョイス。
やはりエンデューロとなると下周りのヒットは避けられず、アンダーガードは必須装備だ。

爺が岳のゲレンデコース、ブレーキ強化は必須

w20160521_124050▲ブレーキの強化と共にガード類も抜かりなく装備。

ブレーキには、ZETAのジクラムローターを前後とも装備。ブレーキホースもノーマルのものから、レーサーに用いられるステンメッシュ・またはケブラーメッシュといった製品に交換されている。リアブレーキホースは純正品だ。オフロード走行を考える場合、リアブレーキは繊細にコントロールすることがあるため、純正の「膨らむ」ブレーキホースが用いられることが多い。

エキゾーストには、ヤマハモーターサイクルの純正マフラーを数多く製造しているサクラ工業のオリジナルブランド「PRUNS」製。スリップオンタイプで、スタンダードマフラーよりも1.7kg軽量な2.2kg。特に車体の中心から離れたところにあるマフラーの軽量化は重要だ。

リアホイールはチューブレスタイプだが、これはセロー250純正であり、今回チョイスされたGEOMAX AT-81はチューブタイプのため、中にチューブが組まれていると思われる。

サスペンションには「サスペンションテクニカルショップ・テクニクス」の手が入っており、リアサスペンションは純正から、「TGR TEC-1.1 パフォーマンスリアショック」に変更されている。フロントサスペンションは純正よりも固めのセッティング。

ハンドル回りはオフロード走行に適したセッティングへ変更

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ハンドガードもZETA製パーツが多数装着されており、ガードにはアルミフレームタイプの「ZETA アーマーハンドガードベンド」「ZETA ハンドガードマウントサイドタイプ」にてトップクランプに共締め。「ZETA X2プロテクター」をハンドガードに取り付けて飛び石対策と万全だ。

トップクランプは「ZETA ハンドルバークランプキット」を装着し、ハンドル取り付け位置を高めにセット。このクランプキットはパーツを交換することによっていくつかの高さに変更できるという優れものだ。ロードの時は・・・オフの時は、と高さを交換することができる。その際はクラッチケーブルなどの長さ調整に注意したい。
シートはワイズギア製ツーリングシートを装着しハイシート化。車体のポジションをオフロードに最適化させている。

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全体的に市販されている普通のパーツで構成され、エンジンはノーマル。サスペンションのみ最適化された「FAN」なセローに仕上がっている。
当然、オンロードでもタイヤさえ交換すれば、問題なく走行できる仕上がりなのだ。
「パワービーム」などの装着や、クランプキットでのポジション調整など、いろいろと取り入れられることができるカスタム。オンロード派もオフロード派もぜひ参考にしてみては!?

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肝心の成績は、マシンのパーツ脱落といったトラブルがあり、FAN-Aクラスでは16位、総合111位(328台中)となかなか厳しい戦いとなった模様。
ぜひ次戦もセローでリベンジを果たしてほしい!

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