[KTM]2016エルツベルグロディオ Red Bull ヘアスクランブルは KTMのウェッブとゴメスが2位&3位

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オーストリアの小さな街/アイゼンナーツで開催される「The Erzberg Rodeo/エルズベルグロディオ」。そのメインイベントである「Red Bull Hare Scramble/レッドブル・ヘアスクランブル」は世界でもっとも過酷なエンデューロレースとしても知られています。

その22回目となる2016年大会は、多くのKTMライダーが参戦。そしてKTM USAのCody Webb(コディ=ウェッブ)とRed Bull KTMファクトリーチームのAlfredo Gomez(アルフレッド=ゴメス)が表彰台を獲得。完走9人のうち6人がKTMライダーという結果で幕を閉じました。

世界一過酷なエンデューロレース

5月29日、世界一過酷なエンデューロレース/エルツベルグロディオ・Red Bullヘアスクランブル2016がオーストリアのエルツベルグ鉱山で開催されました。

そこで勝利したのはG・ジャービズ(ハスクバーナ)でした。1列50人のライダーが10列、約500人のライダーが、ローマ時代から採掘が続いている鉱山の底からスタートしたのでした。コースは全長約31km。様々なセクションが設けられたこのコースを攻略するためにはモトクロスとエクストリーム・エンデューロ、そしてラリーの技術を必要とします。レースは4時間の時間制限があり、今年の完走者はわずか9人でした。

レースはジャービスが支配していました。2位以下に30分以上もの差を付け3度目のエルツベルグ優勝を果たしたのです。ウェッブは巨大な岩が敷き詰められた“Karl’s Dinner”をいかに乗り切るかがレースの分かれ目になったと言います。

総合優勝ハスクバーナ ジャービス選手のDAY2

●ウェッブのコメント:
「Karl’s Dinnerは想像以上に荒れていた。ここでは生き残ることだけを考えた。そして前を行くアルフレッド(ゴメス)のラインを参考に走りきった。そして最後の強烈なヒルクライムセクションである“Lazy Noon”はクリアするのがとにかく難しく、しかし運良くそこでアルフレッドをパスすることができた。2位でフィニッシュできたなんで信じられない。このような機会を与えてくれたKTMに感謝したい」

ゴメスは2017年モデルのKTM300EXCを駆り参戦。昨年は困難なセクションをトップグループを形成していた数名が助け合いながらクリアし、その4人のライダーが勝利をシェアしました。そのなかの一人だったゴメス。

好スタートを切り前半戦はレースをリードしていました。しかしその後激しくクラッシュ。背負っていた給水用のキャメルバッグを破裂させてしまいます。そしてファイナルステージのヒルクライムに差し掛かったとき、ゴメスはすでに力尽きていました。

●ゴメスのコメント:
「最後の登りではラインを見極めるのが難しかった。2速や3速を使い何度かトライする必要があった。しかし最後はバイクが頑張ってくれた。表彰台に立つことができて良かった」

5位にはBilly Bolt(ビリー=ボルト)が入りました。この若き南アフリカのライダーは次世代のハードエンデューロライダーです。そしてボルトにとって2016年は初のエルツベルグ参戦。

かつてデビッド=ナイトやタディ=ブラズシアクのメカニックを務め、現在はメカニック兼マネージャーとしてジョニー=ウォーカーの才能をスーパーエンデューロシーンで開花させたJulian Stephens(ジュリアン=ステファン)によって才能を見いだされたボルト。

予選51番手のセカンドロー・スタートでしたが、トップと45分差の5位でフィニッシュしたのです。しかもレース中にチェーンを破損し、その修復作業を行った後に追い上げ、誰もが困惑した最終ステージの“Lazy Noon”では2人をパスし、5位に順位を上げてのフィニッシュだったのです。

●ボルトのコメント:
「マネージャーのジュリアンに “Dynamite”と“Lazy Noon”がポイントになるだろうと言われていた。だからこそプッシュしろと。そのアドバイスが効いた。そこでタディ(ブラズシアク)もパスすることができたんだ。トップ5で完走できて大いに満足している」エルツベルグで最多の5勝を誇るTaddy Blazusiakタディ=ブラズシアクはレース中盤、ブレーキレバーを破損しペースを上げることができず、またその後クラッチレバーも破損。その状態でも上位でレースを展開しました。とくにファイナルセクションの登りでは、クラッチを使うことなくクリア。ブラズシアクのポテンシャルの高さを見せつけたのでした。

●ブラズシアクのコメント:
「レバー類を失ったとき完走することに目標を切り替えた。それはすべて自分のミスが原因だ。これもレースだ。しかしレース前半にトップを走り、若いライダーたちと変わらないレーススピードがあることが分かったのは大いなる収穫だ」

●KTM ラリー&エンデューロ・チーム監督/アレックス=ドリンジャーのコメント:
「序盤レースを牽引したタディがトラブルで後退してしまったのは残念だ。それが無ければレース展開は、もっと複雑になっていただろう。またアメリカ人ライダーとして初めて表彰台に登ったコディのパフォーマンスも素晴らしかった。もちろんゴメスも良い走りを見せた。そしてセカンドローからスタートし5位でフィニッシュしたボルトのパフォーマンスには驚いた。しかも彼はまだ18歳だ。将来が楽しみだ」

■Red Bull Hare Scramble 2016 Erzbergrodeo/結果
1. Graham Jarvis (GBR), Husqvarna, 2:18:47 h
2. Cody Webb (USA), KTM, +33:07 min
3. Alfredo Gómez (ESP), KTM, +36:02
4. Mario Roman (ESP), Husqvarna, +58:19
5. Billy Bolt (GBR), KTM, +1:08:46 h
6. Wade Young (RSA), Sherco, +1:12:28
7. Paul Bolton (GBR), KTM, +1:19:35
8. Taddy Blazusiak (POL), KTM, +1:23:08
9. Philipp Scholz (GER), KTM, +1:37:24

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情報提供元 [ KTM JAPAN ]

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