AMA-SBK開幕から3レース連続で、サンスター部品採用のヨシムラ・スズキが1位、2位独占!

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レースでも証明されるサンスターディスクの性能

市販車に近いマシンで争われるAMAスーパーバイクで開幕から好調なヨシムラ・スズキファクトリーレーシング。その足元には日本の「サンスター」製のブレーキディスクが採用されている。
レースでは特に重要なブレーキという部分において、2010年から開発された「650°C耐熱鋼」を採用したディスクを開発し、レースシーンにおいても多くのチームに採用されている。ヨシムラ・スズキファクトリーレーシングでは、前輪だけでなく、後輪ブレーキディスク、そしてスプロケットもサンスター製が採用されている。

「歯磨き粉」のサンスターと同じ起源をもつ「サンスター」

サンスターと聞くと、「歯磨き粉」のイメージを連想する人も多いが、ブレーキディスクのサンスターと、歯磨き粉のサンスターは、同じ起源を持っていることはあまり知られていない。

サンスターは自転車部品やパンク修理用ゴム糊の製造販売業として1932年に起業。その後、ゴム糊を入れていた金属チューブに歯磨き粉を入れて発売したところ好評となり、主力事業に発展、現在のオーラルケア事業、ヘルス&ビューティ事業に結びついている。
一方で、自転車部品やゴム糊の事業は、二輪車・四輪車用ブレーキディスク、スプロケット等の部品事業と、産業用の接着剤・シーリング材といった事業に発展している。

サンスターレース専用ブレーキディスク、スプロケットを採用したヨシムラ・スズキファクトリーレーシングが3レース連続で1位2位を独占!

2016年4月8日~10日、米国テキサス州オースティン近郊のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(通称COTA)で開催されたスーパーバイク全米選手権の開幕戦2レースと、4月15日~17日、ジョージア州ブラセルトンのロード・アトランタサーキットで行われた第2戦の第1レースで、サンスターグループSEカンパニー(以下サンスター)のレース専用ブレーキディスク、スプロケットを採用したヨシムラ・スズキファクトリーレーシングの1000ccバイクGSX-R1000に乗る2選手が3レース連続で1位2位を独占しました。

過酷なレースの現場でも歪みの少ない特性が、安定したブレーキングを支える

3戦とも1位はトニ・エリアス選手、2位はロジャー・ヘイデン選手で、ヘイデン選手は、第2戦の第2レースでも3位に入賞、4レース終了後のランキングでヘイデン選手が1位、エリアス選手が2位となりました。両選手が乗るバイクの前輪のブレーキディスクには、サンスターのレース専用ブレーキディスク650°C耐熱鋼採用のType-OMEGA(タイプオメガ)が採用されています。高温で繰り返し行われるブレーキング操作時にも歪が少ない強みを活かし、安定した制動力で両選手のライディングを支えました。

前輪のブレーキディスクのほか、後輪のブレーキディスク、スプロケット(チェーンを介して駆動力を伝える歯車部品、エンジン側・後輪側)もサンスター製が採用されています。

サンスターは、国内外のレーシングチームにレース専用ブレーキディスク、スプロケット、ブレーキパッドを供給しており、今シーズンは、国内外14チーム、22人のライダーにサンスター製品を採用されています。

650°C耐熱鋼採用のブレーキディスクは2010年に実戦デビューして以来実績を積み、2016年は世界選手権、アジア選手権、全日本選手権、全米選手権に出場の計8チームに採用されています。

 

サンスターが開発した二輪レース用ブレーキディスク「650°C耐熱Type-OMEGA(タイプオメガ)」

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・サンスターが二輪レース向けに開発し、二輪レーシングチームに限定して供給。
・摺動部の熱容量の偏りを極力無くし、熱変形、ヒートクラック、スポット溶着の発生を抑制。
・独自の溝加工によりブレーキパッド磨耗時のセルフクリーニング機能を発揮。
・上記の特徴により、コントロール性に優れ、安定した制動力を確保。
・厚み、外径寸法など、チーム毎の要望を取り入れたバリエーションに対応。
・材料メーカーと共同開発した超高耐熱ブレーキ専用ステンレス鋼採用により、ディスク最高温度が650°Cにも至る領域で繰り返し行われる激しいブレーキ操作での歪発生を抑制、終始安定したブレーキフィーリングが持続。

※「Type-OMEGA(タイプオメガ)」は一般耐熱モデルと650°C耐熱モデルをラインナップ

 

サンスターのレース専用部品トピックス:ブレーキパッドの製品化と採用拡大

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『ブレーキパフォーマンスに妥協を許さないレースチーム・ライダー』に対し、高温でも安定したブレーキ性能を提供するブレーキディスクの開発・改良を進めるとともに、650°C耐熱ブレーキディスクの性能を活かしきるブレーキパッド(写真)も開発し、2014年の鈴鹿8耐で完走デビューを経て製品化、今シーズンは、650°C耐熱ブレーキディスクと専用ブレーキパッドの組み合わせで6チームに採用されています。

 

サンスターのブレーキディスク、スプロケット:メーカー向け純正部品と市販カスタム部品

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1960年代にオートバイ向けディスク部品事業に参入、二輪メーカー各社の純正部品としてブレーキディスク、スプロケットをOEM供給しています。1993年からはバイクショップ向けのカスタム部品も販売開始、国内外オートバイメーカー12社の対応商品をラインナップしています。レース専用ブレーキディスク「Type-OMEGA(タイプオメガ)」の一般販売は行っていませんが、同様の設計思想を取り入れた「ワークスエキスパンド」シリーズ(写真)が好評です。

◆サンスター二輪車カスタムパーツ紹介ページ
http://jp.sunstar-engineering.com/personal/motorcycle/

情報提供元 [ SUNSTAR ]

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