[TSR]ルマン24時間耐久ロードレース F.C.C. TSR Honda レポート

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F.C.C. TSR Honda かく戦えり

昨年の10月には参戦を決意していたF.C.C. TSR Hondaのル・マン24時間耐久ロードレースへの初挑戦。準備に準備を重ねて、新型マシンの開発と2月末のプライベートテスト、3月末の現地ブガッティサーキットでの公式プレテストをこなした。プレテストは天候が安定せず、ほとんどがウェットコンディションでの走行となり、ドライでのセットは思うように進んでいなかった。そして臨んだ本大会。

4月7日(木)初日のフリー走行ではドライコンディションの中、ダミアン・カドリンが積極的に周回を重ねて行く。しかし、アラン・テシェが転倒するなどセットアップは必ずしも順調ではなかった。午後の公式予選では一転してコンディションはウェットへ。セッションがディレイしたり、路面が天候により変化していく中でダミアンが果敢にアタック、レッドグループ(ル・マンでは腕章の色で分けられている)で1分51秒969を叩き出しトップとなった。3人のライダー、渡辺一馬の57秒254、アランの57秒383のアベレージタイムで予選順位が決まるため、初日は1分55秒535の暫定2番手のポジションで終えた。雨と乾き始めて行くような状況の中では、充分にセットアップできていることが確認された。また、この日はナイトセッションも行なわれた。

8日(金)の最終予選は完全にドライでのセッション。3人のライダーが揃っての完全なドライでの走行は今回が初めてとなるため、セットアップを進めながらの走行となり一馬が41秒164、アラン40秒990、そしてダミアンは39秒129でグループ5番手となり、1分40秒427の平均タイムで総合では13番手のポジションから決勝をスタートすることになった。この日は、最終予選セッションは午前中に終わり、夕方に1時間30分のピットウォークが開催されるという、比較的余裕のあるスケジュールとなっている。

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決勝レースは4月9日(土)の15時にスタートした。スタートライダーのダミアン・カドリンが好発進、予選13番手から積極的な走りを披露し、序盤の3時間以上をトップで周回した。濡れた路面から乾いて行く状況の中、様々なタイヤを準備しながらスタンバイするなど、コース上はもちろん、ピット内は常に指示が飛び交い、緊張感のある時間帯が過ぎる。基本的な作戦は1スティントが35周=約1時間見当と鈴鹿8耐とほぼ同様。スタートのダミアン、次が一馬、最後のアランという基本オーダーでライダー交代は繰り返され、給油、タイヤ交換などをしながらレースは続いて行くのもほぼ同じ。ただし、ブレーキキャリパーの交換は24時間ゆえのものだ。

この繰り返しの中で、ドライ路面では1周約1分40秒〜42秒前後、4.185kmのコースで周回は重ねられていく。序盤こそ路面状態は安定せずに、足下をすくわれて転倒する世界耐久パーマネントの強豪チームも多かったが、24時間、約800周という周回の積み重ねの中で、優勝したり、シングル入賞するチームはやはりタフだと思わざるを得ない。いつの間にか復活していたり、じわじわと順位を上げてきたりする。そのようなタフなチームが相手だからこそ挑戦のし甲斐もあるのだろう。

レース序盤はダミアンの3時間にわたるトップ快走劇で常にモニターの中心を占めるパフォーマンスを見せた。続く一馬、アランも序盤の不安定な路面状況で転倒車両が続出しSCカーの介入もある中、チームの適確なタイヤチョイス・ピットワークもあり、着実に周回を重ねていった。中でもタイヤはブリヂストンの手厚いサポートにより、その時の気温、路面温度、コース状況などに、マッチしたベストなセレクトがなされ、24時間のレース中、もっとも適確で頼れるアイテムとなった。

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情報提供元 [ TSR ]

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