国土交通省、高速道路での今後の逆走対策に関するロードマップを発表

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国土交通省は、高速道路での今後の逆走対策に関する全体行動計画(ロードマップ)を発表した。
国土交通省では、平成27年11月に「2020年までに高速道路での逆走事故ゼロをめざす」目標を公表しており、その目標を達成するため、「高速道路での逆走対策に関する有識者委員会」、「高速道路での逆走対策に関する官民連携会議」を設置し、対策の方針、進め方等についての検討を進めている。

高速道路での今後の逆走対策に関するロードマップ
~2020年までに高速道路での逆走事故をゼロに~

高速道路での逆走は、概ね2日に1回発生しており、逆走者だけでなく、正しく走行している方も巻き込まれて、正面衝突するなど、悲惨な事故があとを絶たない。国土交通省ではこれまでも、警察や高速道路会社と連携し、逆走が頻発している箇所などでの、物理的・視覚的な対策を進めてきた。今後は、こうした道路側での対策の引き続きの拡充はもとより、カーナビゲーションシステムやETC、自動運転技術など、さらに多様な分野の技術を活用するなどして、産学官が知恵を結集し、高速道路での逆走事故の撲滅に取り組んでいくことが必要である。

こうした背景を踏まえ、国土交通省では、平成27年11月27日に、「2020年までに高速道路での逆走事故ゼロをめざす」目標を公表した。この目標に向け、逆走対策の検討のため、「高速道路での逆走対策に関する有識者委員会」(委員長:朝倉康夫 東京工業大学大学院教授)、「高速道路での逆走対策に関する官民連携会議」を設置し、さまざまな意見をいただいたところである。

このロードマップは、これらの意見をもとに、今後の高速道路での逆走対策の進め方に関して、国土交通省として取りまとめたものである。

ポイント
・道路側、運転者側、自動車側それぞれから、ハード・ソフト面での重層的な逆走対策を講じていく
・逆走原因の分析、講じた対策のフォローアップを継続的に実施し、新たな対策の検討を進めていく

 

高速道路での逆走発生状況と社会が取り巻く状況

高速道路での逆走発生状況
7割が65歳以上の高齢者
5割が軽自動車、約4割が普通車
15%が認知症の疑いや飲酒などの危険な運転者

■社会が取り巻く状況
自動車国道の延長は、約5,000kmから約8,600kmに伸び、利便性が増大する一方、これまでもっぱら一般道を利用してきた利用者や高齢者が、高速道路を利用する機会が増加した。

運転免許保有者に占める65歳以上の高齢者数は増加傾向にあり、平成26年には20%に達している。認知症高齢者数の65歳以上人口に対する比率は、平成22年の実績で9.5%であり、厚生労働省の推計によれば、今後もこの比率は増加するものとされている。

■現在の逆走対策と効果
・これまで逆走が複数回発生した箇所
・逆走が1回発生した箇所のうち、死傷事故となった箇所

計33箇所を抽出し、全国で道路側での物理的、視覚的な逆走対策を開始。年間約20件(うち事故6件)発生していた逆走が、年間約4件(うち事故0件)へと減少し、対策による一定の効果が確認できた。

■今後の逆走対策の進め方
・逆走事案の把握
・逆走事案の調査
・逆走事案の分析
・逆走対策の検討、実施と拡充
・逆走対策の評価

上記のPDCAサイクルを、継続的に実施していく必要がある。

■逆走対策の検討、実施と拡充
・高速道路休憩施設やドライビングシミュレーターを活用した啓発
・広報物の作成
・目的ICを行き過ぎた際の料金所への申し出などの行動方法の周知
・逆走したり、遭遇した際の行動に関する、共通認識の醸成

 

今後の逆走対策のイメージ

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添付資料
>>高速道路での今後の逆走対策に関するロードマップ

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情報提供元 [ 国土交通省 ]

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