【試乗レポート】銀世界という絶景を楽しむスノーモビル!ヤマハ発動機スノーモビル試乗会レポート 

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寒さでバイクから足が遠のいてしまう冬の期間でも、バイク乗りとしては「エンジン付きでハンドルを握って跨がる乗り物=スノーモビル」はなんだか気になる存在。
さらにバイクユーザーとの関わりとして、国内では唯一ヤマハ発動機がスノーモビルを生産・販売していたり、スポーツとしてMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)が「全日本スノーモビル選手権」を主催していたりと、やはりバイクとスノーモビルの近い関係を感じます。

とはいえ興味があっても雪国ではない当編集部のスタッフにとって「乗る機会もなかなか無いし操作も難しそうだよね?」というのが本音で、これまで乗った経験は皆無。
そんな折にヤマハ発動機さんから「スノーモビル体験試乗会にきませんか?」とお誘いしていただいたので、オフロード経験の豊富なスタッフと共に、少々ビビった気持ちで?試乗会に参加してきました!

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会場は長野県信濃町の「タングラム斑尾」。スキーリゾート施設としてもよく知られた同所で、専用コースを設けた「タングラム スノーモビルランド」が営業している場所だ。

スノーモビル乗車前には、日本スノーモビル安全普及協会(JSSA)認定インストラクターから「ヤマハスノーモビルライセンス」取得のための講習を受けた。
運転には免許は必要ない(基本的に公道走行は不可)が、安全に楽しく走行するためのマシン構造や操作に関する正しい知識、ルールやマナーなどをこの講習で学んだ。

講習では下記の動画も見せていただいたが、「えー、いきなりこういう走りをしようとは思わないでください」と付け加えられたが、とてもそのような走りができるわけもなく、北米を中心に「スポーツ」として楽しまれているのだな、と映像を通して感じる事ができた。

操作についての講習から

まずは停車した状態で車両の操作と乗車姿勢を練習する。

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■装備
 ヘルメット、ジャケットはバイクのものでもOK。グローブとブーツは当然だが防寒防水のものがいいだろう。グローブも防寒防水であれば、バイク用のもので構わない。全国にあるスノーモビルランドでは装備もレンタルしているところが多い。

■エンジンの始動・停止
 セルスタート、リコイルスタート、キルスイッチの使い方を練習

■アクセルの開け方
 バイクと違ってアクセルを回すのではなく親指で押すレバー式となっている。これはマリンスポーツでも使われる水上バイクと同じ方式。
 また、シフトチェンジは無く、スクーター同様のオートマで操作は簡単。

■乗車姿勢
 基本はシートに座って操作をする。ステップに足をしっかりのせて踏ん張り、ギャップが大きい路面ではスタンディングも有効。

■コーナリング姿勢練習
 バイクと違ってバンクしないので、お尻を車体の内側に大きくずらして体重移動によって曲げる用に心がける。

特殊な乗り物と思っていたが、ひと通りの説明を受ければ、普段バイクや車を運転している人ならば、難しく感じることはなく理解できるはずだ。

そしてさっそく周回コースで初歩練習

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まずバイクと大きく違って慣れが必要だったのが、コーナリング。バイクのようにバンクしないので、ハンドル操作に加えて自らの体重をイン側に荷重することが必要。
低速ではハンドルが重いのと大きく身体を動かすのでちょっと走っただけで汗ばんでくる。この辺りはオフロードバイクでダートを走らせた時のような「全身を使ってスポーツしてるなあ」という感覚に近いかもしれない。

そしてトラック(キャタピラ)は思った以上に雪に食い込んでくれるため、ブレーキングは想像以上によく止まることにビックリ。雪上を滑るスキーやスノーボードでの停まる難しさを知っているので、これだけで安心感がグッとアップ。

ひと通り運転して感じたのは、斜面を斜めに走行する時にはちょっとしたコツが必要。山側にしっかりと荷重しつつハンドルも山側に軽くあてることで、谷側へずり落ちたり転倒することを防ぐのだ。

銀世界の中を走る爽快さ

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インストラクターから一通りの初歩講習を受けた後は、いよいよ林間コースへ。今シーズンの斑尾エリアは例年よりも降雪が少ないというが、それでも歩いたら腰ほどまである雪原をスノーモビルで走るのは爽快の一語に尽きる!

慣れてくると一般公道でのバイクと同じような速度域で乗ることもできる。コーナリング中もアクセルをあおることでスライドコントロールしながらクイックに曲がる方法も自然とできるようになる。また万が一転倒してしまっても雪上なので安心感がある。

様々なタイプが存在するヤマハのスノーモビル

ここで用意していただいた何台かを、参加者の中で乗り較べ。
実用に振られたものやスポーツ志向などの車体カテゴリの他、エンジンも4ストローク/2ストローク双方のモデルがあり、どちらも特長を生かした面白さがある。私が楽しいと感じたのは2ストロークの中排気量モデルで、加速が穏やかで車体も軽量で初心者にも扱いやすかった。
普段ビッグオフロードバイクに乗っているという別の参加者は、日頃慣れた4ストローク大排気量モデルが気に入ったとのことで、迫力ある排気音と加速感が楽しかったようだ。

スノーモビルでしか見れない景色

そして様々な起伏がある丘を越えて、遠くに妙高山が見える場所までやってこれた時には「これはスノーモビルでしか味わえない爽快感だなあ」と思ったものだ。バイクツーリングで人里離れた峠の頂上や、半島の先っぽの岬に辿り着いた時のような感動にも似ている。
雪国の冬は「閉ざされた」というような表現をされることもあるが、スノーモビルがあったら全然そんなことはなくて、むしろその時だけの美しさや感動が待ち構えていて羨ましいとさえ思ってしまった。

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これまではスノーモビルに対して、特殊な環境下での特殊な操作と技能が必要な乗り物だと勝手に思っていたので、今回の試乗会はいい意味で予想を裏切られた。
バイクの持つ楽しみを理解できる人なら、きっと同じ楽しさ、スポーツ性を感じてもらうことができるだろう。操作だってひょっとしたらバイクよりもとっつきやすいのではないか。
当日もタングラムスノーモビルランドでは、小学生くらいの子供達も小排気量モデルに乗って歓声をあげて楽しんでいる姿を目にした。

大人のちょっとした冒険感も満たしてくれるスノーモビルに、これからハマってしまいそうだ。

【関連リンク】
>>ヤマハ発動機 スノーモビル製品ページ
>>タングラムスノーモビルランド
全日本スノーモビル選手権 公式Face Book

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