[YAMAHA]SBK Rd.1 ギュントーリが6位と5位。2016シーズン初戦で表彰台に近づく大活躍

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■大会名称:スーパーバイク世界選手権第1戦オーストラリア大会
■開催地:オーストラリア/フィリップアイランド(1周4.445km)
■周回数:22周(97,790km)×2

■開催日:レース1 2016年2月27日(土)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度
■PP:T・サイクス(カワサキ/1分30秒202)
■FL:D・ジウグリアーノ(ドゥカティ/1分31秒445)

■開催日:レース2 2016年2月28日(日)
■コースコンディション:ドライ
■気温:22度
■PP:T・サイクス(カワサキ/1分30秒202)
■FL:C・ダビエス(ドゥカティ/1分31秒321)

オーストラリアはフィリップアイランドで開催された世界選手権スーパーバイクの開幕戦、レース1は土曜日に、翌日曜日にレース2が行われた。

【レース1】
Pata Yamahaのギュントーリが2016シーズン初レースで6位獲得

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レース1は、開幕戦にふさわしい激しい接近戦が見どころとなるエキサイティングな展開。そのなかでPata Yamaha Official WorldSBKのS・ギュントーリが、写真判定の結果で5位を逃し、6位を獲得した。チームメイトのA・ローズも同様に力強い走りを見せて好位置につけていたが、第2コーナーで転倒して順位を下げた。

ギュントーリとローズは、午前中に行われた15分間のフリープラクティス・セッションでヤマハ「YZR-M1」をウォームアップ。そのあと、非常に重要な“スーパーポール”に挑戦した。金曜日のフリー走行で11位となったローズは“スーパーポール1”に出場。15分間のセッション序盤、決勝用タイヤで1分30秒9を記録し、難なく“スーパーポール2”に進出した。“スーパーポール2”ではギュントーリとともにトップ12獲得を目指し、スタートから5分後には、それぞれ自己ベストと同等のタイムを記録して2位と3位に浮上。セッション終盤になると、各車、予選タイヤに交換してタイムアタックを開始。これによって順位が変動し、ギュントーリとローズはそれぞれ、1分30秒281と1分30秒354のタイムで4位と5位を獲得した。

Pata Yamaha Official WorldSBK Teamの2016シーズン・デビュー戦は、ふたりのライダーがそろってグリッド2列目からスタート。ローズは序盤、トップグループにポジションを確保していたが、中盤になると思うようにペースを上げることができず徐々に後退。残り8ラップでは、まずギュントーリが、続いてローズが1台をパスして順位を上げたが、ローズは第2コーナーで転倒。ギュントーリは6位でチェッカーを受け、10ポイントを獲得した。

【レース2】
ギュントーリが表彰台に近づく大活躍!

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Pata Yamaha Official WorldSBKのS・ギュントーリが、表彰台まであと3秒差と迫る5位を獲得。チームメイトのA・ローズは難しい状況のなかで厳しい展開を強いられたものの、ポイント圏内でチェッカーを受けた。

好スタートを切ったギュントーリは安定したペースをキープしてタイヤを温存しながら、レース中盤までトップグループに近づく7位を走行。後半戦では徐々にペースを上げてゆき、残り8ラップでD・ジウグリアーノ(ドゥカティ)とT・サイクス(カワサキ)をパスして5位に浮上した。その後もN・ヘイデン(ホンダ)のテールにぴったりとついて周回を重ね、そのまま5位でチェッカー。11ポイントを加算し、ランキング5位につけた。

一方のローズは午前中のウォームアップ・セッションで転倒があり、スペアマシンで決勝に出場。好スタートを切って4位につけたが、テスト不足のマシンに技術的問題が発生し、実力を出し切れないままレースを終了することとなってしまった。オープニングラップの“ラッキー・ハイツ”の進入ではらみ、21位まで後退。その後すぐに挽回を図り7台を抜き返したものの、それ以上は差を縮めることができず、14位でフィニッシュ。シリーズポイントを2ポイント獲得して開幕戦を終了した。

Pata Yamaha Official WorldSBKは、デビュー戦での経験と、ここで得られたデータを分析し、2週間後にチャン・インターナショナル・サーキットで行われる第2戦タイ大会に備える。

コメント

S・ギュントーリ選手談(レース1:6位)

「YZF-R1での2016ワールドスーパーバイク・デビュー戦で6位を獲得。順調なスタートだとは思うけれど、正直に言えば、僕にとってはとても悔しいレースだったんだ。本来はもっと速いペースで走れたはずなのに、序盤で遅いライダーたちにブロックされてしまったからね…。でもそれ以外は良かったと思う。これからもっと頑張って、明日に備えて徹夜で作業を続けるよ。初レースですでに良いところがたくさんあったので、あとは少しの変更だけでまた大きく前進できるだろう。YZF-R1がタイヤをしっかりセーブしてくれたから日曜日のレース2が楽しみだ」

A・ローズ選手談(レース1:DNF)

「YZF-R1はテストでも快調に走ってくれたし、予選もとてもうまくいった。それだけにシーズン初戦で転倒してしまったことはとても悔しいよ。でもここまで順調に前進してきたことは確かなので、今晩もまたコツコツ作業を続け、一歩一歩、着実に進んで行きたい。明日は好成績とポイント獲得を目指し、2度目のチャンスに挑みたい」

P・デニング、チーム代表談

「Pata Yamaha Official WorldSBK のプロジェクトがついにスタートした!ふたりは予選で見事な走りを見せてくれたので、我々はどうやら、決勝でももっと上の成績を期待してしまったようだ。チームとしては、開発プロセスやライバルたちのレベルについて、もっと現実的にならなければならないだろう。シルバンの6位は、本人にとってはかなり悔しいものだったようだが、トップに3.5秒差まで近づいたことでYZF-R1の強さを、よりはっきりと見せることができた。そう思えば、決して悪いスタートではなかったのだ。

アレックスのほうは残念な結果になったが、成果もあったと思っている。彼はこの一日で大きく一歩、前進し、マシンに合ったライディングスタイルを確立してペースも非常に良かった。明日に向けて、またいくつか変更を加えてさらに上を目指したい」

S・ギュントーリ選手談(レース2:5位)

「とても素晴らしい結果。ここフィリップアイランドで、2016シーズンを順調にスタートすることができた。ヤマハと新型YZF-R1のワールド・スーパーバイク復帰に対して大きな期待があったことは明らかだ。でも実際のところ、僕らのこのプロジェクトはまだ始まったばかり。1か月前のチーム始動のときに話したとおり、優勝できるようになるまでにはまだ時間がかかるだろう。でも今日のこの結果を見れば、あのときに感じていたよりはずっと強くなっているんだ!

僕らの強みをアピールすることができたし、何より進化し続けていることが素晴らしい。僕らライダーにとっても、チームにとっても、ヤマハにとっても非常に貴重なデータであり、良い経験になっているんだ。第1レースでは3秒、第2レースでは2秒と優勝にかなり近づくことができたので、この経験を生かしてさらに前進したい。マシンのDNAを引き継ぎながらマシン全体を改良していきたいんだ。僕らの初戦に、チャンピオンシップのスタートに最高のマシンだった。ここからさらに作業を続け、2週間後のタイにつなげたい」

A・ローズ選手談(レース2:14位)

「成績の面では、非常に厳しく悔しい結果になってしまった。でも総合的に見れば、良いところもたくさんあったんだ。YZF-R1に関する知識と理解、そしてその乗り方についても、金曜日のプラクティスから土曜日にかけて証明したように、このレースウイークを通して大幅に改善することができた。昨日の第1レースはペース良く走れたし、今日は好スタートを決めることができた。でも午前中に転倒してしまったせいで、決勝ではスペアマシンを引っ張り出してこなければならなくなったんだ。あれはたった2、3ラップ走らせただけだったから、小さな技術的問題が出てしまって思うようにプッシュできなかった。でもこれがレース。僕らはどんなときにも、与えられた状況のなかで良いところを見つけ出さなければならないんだ。プロジェクトが始まったばかりのこの時期は力も十分にある。そしてシーズンが進んでいくにつれ、常にベストリザルトを追求していけるようになっていたい」

P・デニング、チーム代表談

「レース1とレース2を2日間に分けて行う初めての経験。しかもヤマハの久しぶりの復帰。ふたつの大きな出来事を終え、そのなかでシルバンが残した成績に満足していいだろう。プロフェッショナルのレースにおいては、我々は常に‘もっと上’を目指してしまう。でもプロジェクトはまだ始まったばかりで、YZF-R1のポテンシャルを十分に引き出していない段階だというのに、早くも5位を獲得することができたのだ。しかも勝者との差は、100kmも走ってなお、わずか2.4秒。このことを喜んでいいと思っている。

アレックスとフィリップアイランドはどうやら、愛と憎しみの関係!彼はここを楽しんで走りはとても速いが、決勝になるといつもうまくいかない。今日はウォームアップでの転倒に始まり、おかげで決勝でスペアマシンを使用することになってしまった。スタートは素晴らしかったが、1周目で技術的トラブルが発生。彼はそれでも走り続け、非常に厳しい状況のなかで2ポイントを獲得した。チームの誰もが彼の頑張りとプロフェッショナリズムを高く評価した。

ヤマハの仲間のサポートに感謝。このデビュー戦は非常に多くのことを教えてくれた。ワールド・スーパーバイクのレベルにおける、我々のマシンの強みと弱みを、より一層はっきりと理解することができた。ここからさらに改良していけば、YZF-R1はライバルたちから大いに恐れられる存在になるだろう」

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情報提供元 [ YAMAHA ]

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