Honda MotoGP 開発ライダー青山博一がオフィシャルテストでの各メーカーの状態を解説 共通ECU・新タイヤに言及

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ツインリンクもてぎのMotoGP日本グランプリ特設ページでは、先日まで行われていたプレシーズンオフィシャルテストでの各メーカーの状態を、Honda MotoGP 開発ライダーの青山博一が解説。今シーズンの肝となる共通ECU化やミシュランの新タイヤによる影響にも言及している。

以下公式サイトより

皆さん、こんにちは。Honda、MotoGP™開発ライダーの青山博一です。間もなく2016年シーズンが開幕しますが、今回は、2月アタマに行われたMotoGP™オフィシャルテストの様子から、各メーカーの状態をボクなりに解説してみたいと思います。

共通ECUは、2・3年退化した感覚

2015年から2016年への大きな変化は、ECUが完全に共通となったこととタイヤがブリヂストンからミシュランに変わったことです。これにより、昨年までのファクトリーオプション、オープンカテゴリーと分かれていたものがなくなり、MotoGP™クラスは、すべて一つのカテゴリーに統一されました。その中でHonda、ヤマハ、ドゥカティは、シーズンで使えるエンジンが7機でシーズン中の開発は禁止されます。対してスズキ、アプリリアはシーズン9機でシーズン中の開発が許されています。ガソリン使用量は、共に22リットルとなっています。

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ボクが開発ライダーを務めているHondaは、去年の反省を踏まえてライダーが乗りやすい方向のマシンにしようとしていますが、なかなか苦労しています。特に共通ECUのセットアップが難しいですね。昨年まで使っていたものと比べると明らかに劣っているので、なかなか乗りやすい状態にならないのが現状です。

ヤマハも共通ECUには苦労しているそうですが、ホルヘ・ロレンソ、バレンティーノ・ロッシというワークスライダーの2人は、ライディングスタイルなのか、すごくスムーズに走っています。エンジン特性もあるのかもしれませんが、ブラッドリー・スミスやポル・エスパルガロの走りは、スムーズではなかったので、やはりライダーの腕なんでしょうね。

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ドゥカティは、外から見ていると、すごく加速がスムーズでした。もともと共通ECUを作っているマニエッティ・マレリ製のものを使っているのもあるのか、電子制御などのセットアップが決まっているようでした。コーナリングもすごく曲がっていて車体もいい状態にありそうです。

スズキもコーナー立ち上がりがスムーズですね。シームレスミッションを採用した効果が出ているんでしょう。これはアプリリアにも言えることですが、シーズン中にエンジン開発ができるわけですから、どれだけ進化するかによってツインリンクもてぎラウンドのある後半戦でトップ争いに絡む姿が見られるかもしれません。

どのメーカーも同じだと思いますが、今シーズンはMotoGP™の転換期とも言えるときなので、いろんなことにチャレンジしています。しばらく大変な状況ですが、それを乗り越えればいいものができてくると思います。今は産みの苦しみを味わっているところです。中でもドゥカティとヤマハはよさそうですね。

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情報提供元 [ ツインリンクもてぎ ]

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