全身進化!ミドルクラスに渾身の1台。「グローバルモデル」のCBR400R

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外観を一新し各部の熟成を図った「CBR400R」

ホンダから2月26日に発売することが発表された、直列2気筒400ccエンジンを搭載したスポーツモデル「CBR400R」。主にヨーロッパとタイをはじめとするアジア圏で販売されるCB500シリーズと設計を共用とするグローバルモデルだ。
以前は日本独自の規格で作られていた400ccのモデルも多く存在していたが、現在では少なくなって久しい。
今回発売されるCB400シリーズはスポーツモデルの「CBR400R」とアドベンチャーモデルの「400X」で、ネイキッドタイプの「CB400F」はラインナップ落ちとなる。

カウル付きのスポーツモデルとして、ブラッシュアップされたCBR400Rについてその進化を見ていこう。

 

– 走行性能 –

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低速域のトルクフルな走りと、
高速域の伸びやかさを両立したエンジン

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最高出力を9,500rpmで発生する399cm3・水冷直列2気筒エンジン。
バルブサイズやボア×ストローク比、ポート形状の検討が重ねられ、吸・排気の流れを効率化することで、日常の移動で最も使用頻度が高い低・中回転域ではトルクフルで扱いやすく、また高回転域ではパワフルなエンジン特性が実現された。

動弁系は、バルブ挟み角、ポート形状、燃焼室形状の設計自由度が高いDOHCとし、摩擦の低減に効果的なローラーロッカーアームやサイレントカムチェーンを導入。さらに、180°位相クランクの採用とともに、バランサーの位置をシリンダーの背面とすることでエンジンの低振動化とコンパクト化を実現。優れた静粛性も叶えている。

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ピストンピンとコンロッドには入念な表面処理を施し、フリクションの低減が追求されている。それに合わせるピストンはボアサイズφ67mmが選択され、ピストン剛性/強度バランスの最適化とともにピストンの軽量化が図られており、エンジン回転部分のロスをなくす工夫が随所に取り入れられているのが特徴だ。
またスカート部には粗条痕をつけることで油膜保持性を向上させフリクションを低減。高回転でも信頼性を保てるエンジン設計の工夫が見て取れる。

エンジン自体は2気筒のDOHCであるが、その出力は46馬力/9,500rpm、トルクは3.8kgf・m/7,500rpmと、以前同じネーミングを冠した「CBR400RR」の最大トルク3.6kgf・m/10,000rpmを上回っている。この数字は当時の規制値ではあるが、新開発の2気筒エンジンがトルクフルで、よりユーザーの引き出しやすいパワーフィールになっていることは想像に難くない。

 

柔軟なフレームと乗り心地の良さと高い路面追従性を両立したサスペンション

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フレームに関してはさまざまなシーンで気持ちよく走りを楽しめるシャシー性能が追求された。フレームは軽さと強靭さを併せ持つ鋼管ダイヤモンドタイプ。安定感のある走りを実現する一方で、鋼管の適度にしなる特性は、路面変化をレスポンス良くライダーに伝え、ハンドル操作に軽快感をもたらす特性。

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そのフレームに組み合わせるサスペンションは、インナーチューブ径φ41mmの正立フロントフォーク。フレームとの剛性バランスを最適化している。そして新たにプリロード調整機構がフロントフォークに追加され、ブルーアルマイト処理を施したフォークキャップを装備している。リアにはプリロード調整機構を備えたHonda独創のプロリンクを採用され、脚まわりの軽量化とマス集中化に寄与している。
これで前後ともプリロード調整機能が備わったことで、ハードな走りにも対応できるものになっている。もちろん、体重によってアジャストすることができるために、より自分に合った調整も可能だ。

 

快適性を高めるエアマネジメント

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今回のマイナーチェンジで大きく手が加えられたのが空力特性だ。より軽快かつ快適なライディングのために、ウインドスクリーンとミドルカウルにはダクトを設定。フロントフェイス前側の風圧を下げつつ、車体のリフトを抑制することで軽快感のあるハンドリングに寄与するとともに、走行中の整流効果が追求されている。
以前は風をなるべく避ける用に覆われたカウリングが多かったが、昨今では風の巻き込みや、高速時のレーンチェンジなど、あらゆる場面に対応して空力の設計も大きく進化している。

 

– 主要装備 –

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LEDデュアルヘッドライト

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鋭く切れ上がったデザインで、睨みの効いたデュアルヘッドライト。400ccクラスのスーパースポーツモデルで初のLEDを採用。省スペース化や軽量化にも貢献しており、電力消費も少ない。

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リアビューにもシャープなLEDテールランプを配している。レンズをクリア仕様とし赤色のLEDが発行することでブレーキランプになっている。

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燃料計や時計に加え、瞬間/平均燃費、燃料消費量表示機能などさまざまな情報を集約。シンプルな多機能メーターは2015までのモデルから変更はない。

 

– デザイン –

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新しいCBR400Rは新しいCBRシリーズのデザインを取り入れ、よりスピード感のあるシャープなプロポーションとなっている。前方にスラントさせたフロントフェイスと鋭く跳ね上げたリアまわりはアグレッシブなイメージが強調されており、外装パーツにはエッジの効いた彫刻的なキャラクターラインが与えられ、「鋭利な塊感」が演出されている。

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一新された車体デザインと細部を煮詰められた新しい400ccのスポーツモデル、中型免許のセグメントで魅力的な1台となるはずだ。

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◆【新車】ホンダ、新型「CBR400R」のデザインを一新し、走行性能を向上して2月26日より発売

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情報提供元 [ Honda ]

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